“フェノメナール・ワン”AJスタイルズと、PPV『ストンピング・グラウンズ』(日本時間24日)でUS王座を戴冠したリコシェが、メインイベントで対決した。ともに新日本で活躍していたが、新日本マットでは見られなかったカードだ。
試合は途中、元バレットクラブの盟友で、東京公演でもトリプルHを交えたドリームチームの結成が発表されているルーク・ギャローズ&カール・アンダーソンが、AJのセコンドについたが、AJが戻るように説得。試合が再開されると、両者はクリーンな白熱した攻防を展開。リコシェはスワンダイブ式ムーンサルトプレスなど、得意の立体技でAJのパワーに対抗していく。
しかし、最後はAJスタイルズがリコシェの630°スプラッシュをかわし、すぐさま必殺のフェノメナール・フォアアームを炸裂させてカウント3。AJスタイルズがノンタイトルマッチながら、US王者のリコシェを倒した。試合後、両者は健闘を称え合いユニバース(ファン)から万雷の拍手を浴びた。
PPV『ストンピング・グラウンズ』で王座防衛を果たし、東京公演への出場が控える王者カップル、セス・ロリンズとベッキー・リンチがロウのオープニングに登場すると、突如バロン・コービンの入場曲がヒット。すると背後からレイシー・エバンスがベッキーを襲撃。さらにコービンも現れてロリンズを襲撃したが、ロリンズがスリングブレイド、ベッキーがエクスプロイダーで2人をそれぞれ返り討ちにした。
コービンは「また彼女に助けられたな。ベッキーがいなければ、俺はユニバーサル王者だったのに。いつでもミックスタッグ戦で勝負してやるぞ」とロリンズを挑発。レイシーは「エクストリーム・ルールズで勝負しよう」と提案した。ロリンズとベッキーがこれを受諾すると、コービンはさらに「ユニバーサル王座とロウ女子王座を懸けた勝者総取り戦だ!」と次回PPV『エクストリーム・ルールズ』でのミックスタッグ戦を要求した。
試合後、ロリンズ&ベッキー対コービン&レイシーのミックスタッグ戦が正式に決定。東京公演にはコービンも来日するだけに、試合に介入してくることも考えられる。
PPV『エクストリーム・ルールズ』は日本時間7月15日に開催される。
文 / どら増田
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