「敗戦が決まった瞬間、一番最初にベンチから消えた。相変わらず、番記者には何も話さないし、ファン離れはますます加速。来年、リーグ優勝を逃す自体にでもなれば“解任騒動”が巻き起こるのでは」(プロ野球担当記者)
その落合監督だが、番記者には“貝”になっているにもかかわらず、日本シリーズ第1戦の敗戦後、ライブ動画サイト「Ustream」で中継された、長男の福嗣さんが観戦した様子を放送した番組に電話で生出演。「新聞記者にしゃべるわけないじゃん」、「ちゃんと洗濯しておけよ」などなんとものんきな会話を繰り広げたが、“本音”が分かる1冊が好評だ。
「『週刊プレイボーイ』(集英社)での福嗣さんの連載をまとめた『フクシ伝説 うちのとーちゃんは三冠王だぞ!』(同社刊)では『ここまで話すか?』と思えるほどの“爆弾トーク”を炸裂させている。ドラゴンズの番記者は必携の1冊」(同)
その一部を紹介すると、落合監督が東洋大1年の7月に野球部の寮から脱走。2週間以上、ホームレス生活を送り、「夜は知らないおじさんの家に泊まったこともあるし、ある組織の人の世話になったこともあった」(落合監督談)というが、福嗣さんの「『ホームレス三冠王』って本、出せるよ」というツッコミがなんとも見事だった。
さらに、「自分は極度の早漏」という学生からの人生相談に対し落合監督は、「気になるんだったら回数すればいい! 1回でダメだったら、3回でも4回でもやれ!」と“オレ流”の解決法を伝授した。
この本を読めば、落合監督の見方が変わることは間違いない。