堀口の日本凱旋マッチの対戦相手は朝倉兄弟の弟、朝倉海だった。このカード発表に、SNS上で大きな反響が寄せられたことから考えても、今回のカードに集まる期待は高い。朝倉兄弟は愛知県豊橋市の出身。地元凱旋マッチを兼ねる堀口戦は、朝倉海にとって今後につながる大きなチャンスとなることだろう。
会見で朝倉海は「お前じゃまだ早いと言われたけど、世界トップの選手とやるチャンスがあるならやりたい。試合、結果で証明する」と抱負。日米2団体王者である堀口との対戦がチャンスであることをしっかりと理解している。会見後は自身のSNSを更新し、「試合決定 強いのはわかってるけど俺は勝てると思ってるし勝ちにいきます 全て試合で証明するので会場へ観に来てください」とファンに大金星を約束した。
朝倉兄弟の兄、朝倉未来(みくる)は、『RIZIN.17』7.28埼玉・さいたまスーパーアリーナ大会で、矢地祐介とのビッグマッチが組まれている。この日の会見で「対戦相手は『空気を読む』とか言っていますが、俺とやるだけで盛り上がる。覚悟を見てほしい」と猛アピール。朝倉兄弟にとってこの夏はRIZIN2連戦となるが、格闘技ファンの心に「この夏は朝倉兄弟の夏だった」と思わせたいところ。そうなれば格闘家として、“朝倉兄弟”ブランドがさらに上のステージに行くのは確実で、その道は今年の年末にもつながっていく。
この夏は、朝倉兄弟の闘いから目を離せない。
文 / どら増田
写真 / 山内猛