堀口は日本時間6月15日に、マディソン・スクエア・ガーデン(ニューヨーク、MSG)で開催されたアメリカの総合格闘技団体ベラトールのイベント『ベラトール222』に登場。ダリオン・コールドウェルのベラトールバンタム級王座に挑戦、見事王座奪取に成功していた。
4月に横浜アリーナで開催された『RIZIN.15』の大会終了後、榊原信行CEO兼実行委員長は「地方大会でもRIZINの顔という選手は上げていきたい」と語っていたが、那須川天心、浜崎朱加、浅倉カンナ、山本美憂、山本アーセンらレギュラー陣を惜しみなく投入した『RIZIN.16』6.2神戸ワールド記念ホール大会は大盛況。「もっと関西でもやってほしい」という声が続出した。10月12日には、エディオンアリーナ大阪大会が予定されている。
MSG大会参戦のため、神戸大会への出場は見送られた堀口だが、『RIZIN.17』さいたまスーパーアリーナ大会ではなく、地方大会である愛知県体育館で凱旋試合を行うというのは、普段テレビでしか見られない名古屋のRIZIN、いや、格闘技ファンへのプレゼントと言ってもいいだろう。気になる対戦相手だが、榊原CEOは「誰とやらせようかな」と言葉を濁しているが、堀口はビデオメッセージで「やりたい選手は名乗り上げてほしい」と対戦相手を募っている。『RIZIN.18』の第1弾ポスターは堀口1人だけのバージョンが作られた。
堀口の凱旋試合がメインに組まれるのが濃厚だ。これは神戸でも感じたことだが、強い選手が地方で見られるというのは、地方の子供たちにも夢を与えられる素晴らしいこと。RIZINには今後もこの路線を続けてもらいたい。
取材・文 / どら増田
写真 / ©︎RIZIN FF