今回は前回の続きです。今回初めて読まれる方は、前回分がお読み頂ければ幸いです。
人間のほとんどの行動、動作に大きく関わっている脳ですので、物事を理解し取り組むことで今の2倍、3倍の効果があるでしょう。大学教授が提唱している理論によると7つポイントがあるようです。
5、正しい姿勢を意識する。
人間がスポーツしたり、話をしたり、ものを考えたりするときに必ず使うのが空間認知能です。空間認知能とは、空間の中での位置や形を認識したり、先のことについて考えたりする時空をイメージするときにも働くそうです。
この空間認知能に狂いが生じていると、人間の脳は常にその状態を補正しなくてはならないため、とても大きなエネルギーを使い、脳が疲れた状態に陥りやすくなったり、正しいフォームで走れない原因にもなります。優れた空間認知脳を持っている人に共通しているのが姿勢の良さです。常に、バランスを意識し、目線を水平に保ちながら歩くなどすることです。
また、運動すること自体も空間認知脳を高めることにつながりますが、特にボールを正確な場所に投げたり、蹴ったりする球技は、空間認知脳を高める効果が高いようです。ランナーも気分転換に取り組むといいでしょう。
6、試合前、練習量は落としてもテンションは落とさない。
レース前は、疲労を抜くため練習量を落とします。しかし、脳にとっては、全力を出すことを拒む指令を出すことになります。脳は楽な状態を好むので、そこから再びピークに持っていくのはリスクをともないます。以前、書きましたが2週間前からは筋疲労が少ないメニューで、筋肉や脳に刺激を入れるのです。そうすることで、テンションも落とさず、疲労が抜け大会当日を迎えられます。短い時間のトレーニングでも、試合と同様な集中力を高めて取り組むことが必要です。
7、自分自身でやってやるという気持ちになる。
脳は楽な方を求めるため、人から指示されたからやる、というモチベーションでは全力まで力を発揮しにくくなります。
「コーチから指示されたから」という気持ちでスパートするよりも、「自分でいけると思った」という場所でスパートをしかけた方が全力を出しやすくなります。
コーチのアドバイスは大切ですが、最後は自分自身でやってやると思えるかどうかがレースで力を発揮するには重要な要素なのです。
このようなことを考えていけば、必ず良い結果が出るはずです。
皆さんも心がけてみて下さい。
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写真:脳を刺激するためダッシュも入れます。