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アスカがタイトル戦を前に好調をキープ!かつての盟友イオの移籍に何を思う?

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©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.

 世界最大のプロレス団体WWEは30日、ノースカロライナ州ローリーで主力ブランド、スマックダウンを開催した。

 次回PPV『マネー・イン・ザ・バンク』(MITB、日本時間6月18日)でカーメラとのスマックダウン女子王座戦が決まっているアスカは、マンディ・ローズとのシングルマッチに臨んだ。実況席では王者のカーメラがゲスト解説を務め、闘いを見守った。入場したアスカだったが、マンディのパートナー、ソーニャ・デビルから背後から襲撃を受ける。そのまま試合開始のゴングは鳴ってしまった。

 襲撃されたダメージを抱えたままのアスカに対して、チャンスとばかりにマンディは打撃で追いつめた。しかしアスカは日本語で「テメー、この野郎」と叫び、スライディングキック、串刺しヒップアタック、ミサイルキックを連続で決めて形勢逆転。最後は必殺のアスカロックでマンディを捕獲し、マンディから見事な逆転勝利を収めた。

 試合後、カーメラは実況席から立ち上がり、リングに上がってアスカに近づくと、無言のまま持っていたベルトを掲げてアスカを挑発。アスカは余裕の笑顔でこれに応えた。

 4月のレッスルマニアでNXT、WWEでの連勝無敗記録が止まったアスカだが、WWEの各番組を見ていると、レッスルマニア以降、露出は増え続けている。中邑もそうだが、レッスルマニアというプロレス界世界最大の祭典でメインストーリーの試合に出場したことで、世界的に知名度が上がったのだろう。

 レッスルマニアではブル中野以来、日本人女子選手2人目となるWWE管轄の女子王座の奪取には失敗してしまった。しかしベルトの座はそう遠くないと思える。

 現在、NXTではカイリ・セインが日々奮闘中。そしてスターダムの退団を電撃発表した紫雷イオも海を渡ってくるだろう。アスカとイオはかつてユニットを結成し、自主興行を開催するなど日本国内の団体で一緒に暴れた間柄だった。ただ、ユニット解散後は疎遠になっており、アスカの胸中が気になるところ。ただ、アスカがチャンピオンになれば日本人の後輩にもチャンスは広がっていく。アスカにかかる期待は大きいだろう。アスカには常にパイオニアであってもらいたい。

文 / どら増田
写真提供 / ©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.

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