“ネクストアスカ”の座を狙う元スターダムの宝城カイリことカイリ・セインは、因縁あるレイシー・エバンスの試合に現れた。レイシーは対戦相手のブランディ・ローレンを圧倒し、右パンチ一発で沈めて快勝。ローレンは誇らしげにリングを降りたが、突然カイリが現れレイシーを襲撃した。カイリは前回の試合後、レイシーにノックアウトされていた。カイリはレイシーをリングに放り込むと、コーナートップから必殺のインセインエルボーを狙った。しかし、レイシーは何とかこれを回避。カイリは望遠鏡を覗き込むポーズで会場を沸かせた。カイリはより高みを目指すためにも、レイシーとはしっかりとした形でケリをつけておく必要があるだろう。
日本でも強い人気を誇っているリコシェも登場。リコシェは昨年、新日本プロレスとの契約が満了し、古巣ドラゴンゲートでも数試合“サヨナラマッチ”を行った。この日はNXT王座の次期挑戦権を懸けて、ベルベティーン・ドリームと対戦した。“ハイフライヤー”リコシェはその高い身体能力で攻め込むも、ドリームはリコシェの動きを研究してきたのか巧みに決定打を回避。好勝負を展開した。しかし、そこに突然ラーズ・サリバンが会場に現れ、試合に乱入して2人を襲撃。「ベルトは俺のものだ」と叫びながら2人をKOし、大ブーイングを浴びながら試合をノーコンテストに終わらせた。
ただ、リコシェが次期NXT王者に最も近いことには変わりはない。日本中を沸かせたリコシェの能力を世界中にアピールし、ベルトを奪取してもらいたい。
文 / どら増田
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