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新日本6.9大阪城でオカダ対ケニー、内藤対ジェリコ、ミステリオJr.も特別参戦!

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大阪城ホール

 新日本プロレスは『DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL』6月9日(土)大阪城ホール大会の一部カードを発表した。

 メインは昨年の大阪城大会で60分フルタイムドローの死闘を演じたオカダ・カズチカだ。オカダは5.4福岡国際センター大会で棚橋弘至を破り、IWGPヘビー級王者史上最多となる12度目の防衛に成功。オカダは試合後にマイクを握り、防衛した相手を読み上げた。ケニー・オメガ戦だけが、引き分けによる防衛だったことと振り返ったオカダは「引き分けのままじゃ終われないんだよ」とケニーを呼び出し、「60分引き分けとかなしで無制限でやろうぜ」と要求。するとケニーは「もっといい試合ができるだろう、時間無制限3本勝負だ」と逆要求。これにオカダも笑顔を浮かべて「時間無制限3本勝負!面白いねぇ」とケニーの条件を受け入れた。

 昔はよく行われていた3本勝負によるシングルのタイトルマッチだが、IWGPヘビー級王座戦では採用されていない。しかも60分や61分の3本勝負ではなく、時間無制限3本勝負というのは異例。この2人ならマラソンマッチになることは避けられない。昨年の続きというよりも、昨年を超える闘いが見られるのは必至である。またオカダは3本勝負が主流のメキシコマットがレスラー生活の原点であるだけに、この要求もすんなりと受け入れられたのかもしれない。

 そしてセミファイナルはクリス・ジェリコと内藤哲也だ。5.4福岡大会の試合後、BUSHIのオーバーマスクを被った人物が、退場しようとした内藤を急襲。内藤を引きずってリングに上がり、自らマスクを取ると正体はなんと、BUSHIのような黒い口紅とアイペイントを施したクリス・ジェリコだった。ジェリコはその後も昨年末のケニー同様、内藤を血祭りに上げ、罵声浴びせながら会場を後にした。

 ジェリコは1.5後楽園ホール大会でも内藤を急襲しており、その後、バンド活動の合間にWWEに復帰も果たしていたことから、新日本とのその後の関係が注目されていた。内藤は「相手は有名な選手なんでしょ?」と上から目線でジェリコの挑発を受け入れて、鈴木みのるから奪取したばかりの「俺にとってはいらないベルト」と言うIWGPインターコンチネンタル王座を懸けて闘うこととなった。

 他にはEVIL&SANADAが、ヘビー級に転向したヤングバックスを相手にIWGPタッグ王座戦に臨むことが決定。この3試合だけでも東京ドーム級の世界のプロレスファンを騒然とさせるカードが組まれたと言ってもいいだろう。さらに、先日のロサンゼルス大会を怪我のため欠場したレイ・ミステリオJr.の参戦も決定したのだから、たまらない。

 ジェリコもミステリオも今月2日にWWEがサウジアラビアで開催したビッグマッチ『グレイテスト・ロイヤルランブル』に50人の中の1人として参戦したばかり。ミステリオは長くリング内に残り、ジェリコは50人目に“VIP感”を漂わせながら登場し、サウジアラビアでも大きな声援が送られていた。ミステリオのカードは後日発表されるが、1.4東京ドーム大会でジェリコと対戦し勝利を収めたケニーが世界的に名を上げたことを考えても、内藤にとっては“世界の”内藤哲也にのし上がる大チャンスがめぐってきたのではないだろうか。

 大“坂”初夏の陣を見ずして、明日のプロレス界は語れない。

取材・文 / どら増田
写真 / 広瀬ゼンイチ

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