社会
-
社会 2019年05月05日 11時00分
石川みゆき〜寿産院乳幼児大量虐殺事件
1948年1月、東京都新宿区にある寿産院で、出入りしていた葬儀業者の証言から乳幼児の大量死亡事件が発覚する。 当時、不倫等の事情により親元で育てることのできない子供を、養育費を支払って施設に預けるケースは少なくなかった。寿産院もそのひとつで、経営者の石川みゆき(当時51歳)と夫(55歳)は新聞広告で子供を募集し、子供一人当たり年間4000〜6000円の養育費を受け取っていた。これだけでも、石川夫婦は年収で90万円以上(現在の価値で約3000万円)を得ていたことになるが、、預かった子供の世話をするどころか、満足な食事や衣服も与えずに放置。その結果、多くの乳幼児が衰弱死した。ときには、みゆき本人が子供の口などをおさえつけて窒息死させたこともあったという。こうした虐待によって、判明しているだけでも85人の乳幼児が死亡した。 この事件で、みゆきと夫、さらに助手の女性(25歳)の3人が逮捕された。だが、1948年10月に東京地裁が下した判決は、みゆきに懲役8年、夫が同4年、助手は無罪。幼い命を奪った3人には、あまりに軽すぎる量刑だった。
-
社会 2019年05月05日 06時30分
ノルマ未達成の社員に「四つん這いで見世物」「尿を飲ませる」、ブラック企業の過激すぎるパワハラの実態
長時間労働を課せられたり、残業代が未払いであったり、労働者を酷使し使い捨てにするブラック企業については日本でもたびたび話題になる。しかし中国には日本以上に従業員にひどい仕打ちをするブラック企業が存在するようだ。 海外ニュースサイト『Shanghaiist』は中国・山東(さんとう)省にある会社が、目標を達成できなかった従業員に対し、罰として街中を四つん這いで歩かせたと1月17日に報じた。美容関連の商品を販売しているこの会社は、売上目標を達成できなかった従業員6人に対し、やる気を出させるため、この「罰」を与えたという。動画を見ると、黒い上下の服装に身を包んだ6人は、会社の名前が書かれた旗を持った男の後に続き、ゆっくりと這って行進。その様子を多くの通りがかりの人たちが見物している。騒動を聞きつけた警察が駆け付け、この行為は中止された。 このニュースは世界中に拡散され、ネット上では「なんて奇妙なの。従業員は犬ではない。むしろ会社は働いてくれる従業員に感謝すべき」「動画を見たけど四つん這いで歩かせているから膝が地面にこすれて痛そう。こんな姿を見て経営者が何も思わないのが不思議」「経営者はこの行為を恥じるべき」「嫌悪感しかない。中国のイメージが変わる」といった批判的な声が相次いだ。 しかし中国では他にも従業員に残酷な「罰」を与えるブラック企業があったようだ。 2018年10月には中国・広東省で、トレーニングジム会社が顧客獲得のノルマを達成できなかった従業員に対し、罰としてパンツ一丁で街中を行進させた。罰を受けた従業員は30人ほどで、女性従業員はパンツ一丁になる代わりに腕立て伏せやスクワットの罰を受けたという。会社の責任者は「一種の訓練だ」と話し、反省の色を見せなかったそうだ。動画は拡散され話題になったものの、この件に警察が介入することはなかったという。 また2018年11月には中国・貴州(きしゅう)省にある住宅開発会社が、営業ノルマを達成できなかった社員に対し、自分が出した尿を飲ませ、「完全なセクハラ」「これはいじめだ」「責任者は罪に問われるべき」といった批判が相次ぎ騒動となった。一連の行為は、別の社員が撮影した動画をSNSに投稿して発覚。動画には社員が鼻をつまみ、辛そうに尿を飲んでいる姿が映されている。騒動を受けて警察が捜査を開始し、同社の管理職3人を逮捕。警察の捜査によって、過去にはノルマ未達成の社員に対しゴキブリを食べさせたり、坊主にさせたりしていたことも発覚した。 中国では社員に嫌がらせをする会社がたびたび問題になる。公になり警察が介入することもあるが、ほとんどの場合は知られずに社員は屈辱を受け続けるようだ。日本には中国ほどの嫌がらせをする会社はないにせよ、長時間労働や過度なプレッシャーをかけるブラック企業に対する対策は、もっと深く考えていくべきかもしれない。
-
社会 2019年05月05日 06時00分
吉田純子〜看護師連続保険金殺人事件
2001年8月、福岡県に住む元看護師の女性(当時43歳)が警察に出頭し、自らが関わった保険金殺人について告白した。その内容から、事件の全容が明らかとなった。犯行に関わったのは、元看護師のほか、治験コーディネーター(42歳)、看護師(41歳)。さらに主犯格で指導的な立場の看護師・吉田純子(42歳)だった。 純子と3人はまず1998年1月、看護師の夫(39歳)を睡眠薬で眠らせ、静脈に空気を注射して殺害。保険金3500万円をだまし取った。ついで翌99年3月、今度は元看護師の夫(44歳)を泥酔させた後、口や鼻から医療用チューブで大量のウイスキーを流し込み、肺炎を併発させて殺害した。この時も、3200万円の保険金を手に入れた。 また、2000年に母親を殺害して現金を奪おうとした未遂事件も発覚。取り調べが進むにつれ、ほかにも純子が同僚から現金をだまし取るなどの余罪が次々に明らかになった。 犯行はすべて純子の指示によって強制的に進められた。共犯者たちは純子に奴隷のように指図され、「お前の夫は不倫している」「アンタの夫に金を貸した」などと虚偽の話で犯行を実行させていた。だまし取った保険金も純子が独り占めし、遊興費などで浪費していた。 2004年9月24日、福岡地裁で「医学知識を駆使し、完全犯罪をもくろんだ凶悪な犯行」として、主犯格の純子に死刑判決。10年3月に死刑が確定した。
-
-
社会 2019年05月04日 23時00分
三橋歌織〜セレブ妻エリート夫殺人事件
2006年12月、東京都新宿区と渋谷区で、道端の植え込みなどから切断された男性の遺体が発見された。 遺体は当時30歳の会社員と判明。捜査したところ、妻の三橋歌織(34歳)が「夫を殺してバラバラにして捨てた」と犯行を自供した。 会社員は大学卒業後、アメリカの投資銀行の系列会社に就職。不動産投信アナリストとして、年収数千万円という収入を得ていたエリートだった。 一方、歌織は企業経営者を父に持ち、名門女子大に進学。周囲から誰もがうらやむ“セレブ夫婦”として知られていた。 ところが実際は、夫婦生活は破綻していた。結婚直後から夫は歌織に暴力を振るうようになり、そのあまりの酷さに、歌織は警察に相談することもしばしばだった。それでも夫の暴力はおさまらず、結婚から半年もたつうちに、夫婦仲はすっかり冷え切ってしまっていたのである。 そしてある日、離婚届を夫に突き出したが、その場で破り捨てられたことに激怒。ソファーで寝ていた夫の頭を、ワインボトルで何度も殴りつけて殺害。遺体を切断して都内各所に捨てたのだった。 2008年4月28日、東京地裁は歌織に懲役15年を言い渡した。歌織は上告しなかったため、そのまま刑が確定した。
-
社会 2019年05月04日 18時00分
維新vs公明党「関西最終戦争」〜もう騙されへんで!
『日本維新の会』影の司令塔、橋下徹前大阪市長が公明党に猛烈な揺さぶりをかけ始めている。 大阪ダブル選挙圧勝後、橋下氏はテレビメディアなどで「次期衆院選で公明党現職がいる大阪、兵庫の6選挙区で対抗馬を擁立する準備は整っている」と公明党殲滅を開始する発言をしているのだ。対する公明党は、反対していた維新の大阪都構想で共同歩調を取るのか、それとも維新と全面戦争に突入するのか、最終決断を迫られている。 それにしても、維新と橋下氏の最終的な狙いは一体どこにあるのか。まずは橋下氏の公明党への強硬策について在阪全国紙記者が背景を解説する。 「1つには関西での維新の強さがある。大阪ではもはや敵なしで、常勝関西を誇った公明党支援組織である創価学会をしのぐ勢いです。衆院大阪12区補選で自民党は公明党の推薦を受け、安倍首相や小泉進次郎氏を投入し盤石を期したほど」 維新関係者が続ける。「大阪市以外でも維新への支持基盤は強くなっている。象徴的なのは堺市です。大阪都構想実現には、政令都市で人口約83万の堺市民の動向は無視できない。ところが、堺市は竹山修身市長が旗振り役で都構想に大反対。その堺市の市議選で維新は18人を擁立し全員が当選した」 さらに、都構想反対の旗を振ってきた竹山市長に政治資金で2億円を超える重大な疑惑が急浮上。大阪地検特捜部が強制捜査に乗り出すのは「時間の問題」とも囁かれだした。この竹山疑惑を先陣で指弾してきたのが維新だった。 次に大阪隣接の兵庫県。「県議選では選挙前から1議席増の9議席を獲得した。神戸市議選も4議席増の10人が当選。市議会では第三勢力に躍進した」(同) 橋下氏がテレビメディアで発言した「関西の公明党6選挙区に維新候補擁立」はまんざら虚勢を張っているわけではないのだ。 当然、与党である自民・公明党内からの反論はある。自民党関係者が語る。「維新の強さは一部の関西圏だけ。全国的に見ればボロ負けしている。しかも、この勢いは大阪万博などで一時的なもの。継続は無理。所詮は地域政党だ」 しかし、選挙アナリストはこう分析する。「維新パワーは静かに広がっていますよ。4月7日開票の名古屋市議選がいい例です。維新の支援を受けた河村たかし市長率いる『減税日本』が改選前の8から14議席と第2党に大躍進した。維新との選挙協力があったからです。候補の重複を避け『減税日本』候補者に絞ったんです」 河村市長は今回の結果で、維新とタッグを組み国政進出の足がかりにしたい腹だ。 橋下氏側近が明かす。「維新は大阪ダブル選効果で府議会を抑え、市議会もほぼ過半数に達した。最早、大阪都構想で公明党の協力はさほど重要ではない。次の衆院選でも公明党現職6選挙区に維新が擁立したら、勝つ公算が強い」 公明党は衆院議席が29のうち選挙区は8。このうち関西の選挙区6議席が崩れると、公明党は全国的に崩壊の危機に瀕する。「そこに橋下氏が出馬すると注目度は抜群。全国的に維新全体の底上げにもなる」(前出・選挙アナリスト) 橋下氏側近が補足する。「6選挙区擁立発言は、大阪都構想と安倍首相の改憲を意識した両睨みですよ」 橋下氏側近によると、安倍政権は今年中に憲法改正の国会発議を模索しているという。天皇退位、即位やG20などを考慮すれば、発議は夏の参院選後の可能性が高い。衆院は発議に必要な国会議員数3分の2を確保している。問題は参院。夏の参院選では改憲派勢力中、89人が改選だ。「発議に必要な参院3分の2超えには、ほぼ全員が当選しないといけない。ハードルは高い。公明党は改憲へのアクセルを踏み込めずモタモタ。維新は公明党がグズグズするなら自公政権解消を迫る一方、『後釜は俺たち』の自維政権でけん制する。都構想も公明党が賛成に回れば、スムーズに実現へ漕ぎつける。それが両睨み発言の深層です」(同) もっとも、維新が衆院6選挙区で対抗馬を立てても“勝てる”と読む公明党、創価学会関係者も多い。「公明党内は維新対決派と慎重派で割れています。大阪補選で山口那津男代表が自民党候補者応援に二の足を踏んだのも、内部での激しい論争が巻き起こっていたから。大阪ダブル選挙の失敗が響いています。創価学会の原田稔会長、佐藤浩副会長、谷川佳樹主任副会長の学会ビッグスリーが今年大阪入りしているが、都構想の対応を公明党、学会幹部らと協議した結果がこれです。それだけに橋下6選挙区擁立対策のミスは許されない。公明党の存続がかかった激しい議論が展開中です」(学会関係者) 維新VS公明党の関西最終戦争を前にして、安倍首相側近の萩生田光一幹事長代行が消費税先送りと衆参ダブル選挙の可能性を示唆する発言を炸裂させた。「安倍、萩生田、橋下3氏の間では阿吽の呼吸がある。橋下氏にすれば、改憲は進めたい。だが、まず衆参ダブル選なら6選挙区擁立も含め、一気呵成に現公明党勢力を超えるものにしたい。反面、自民党がダメなら小沢一郎氏と組む戦略も捨てていない。どう転んでも、橋下氏は政権を担える党に維新を育てようとしている。今が絶好のチャンス到来です」(前出・維新関係者) 衆参ダブル選挙なら維新と公明党は“デスマッチ”となる。
-
-
社会 2019年05月04日 11時00分
林眞須美〜和歌山毒物カレー事件
1998年7月25日、和歌山市園部地区で開催された自治会主催の夏祭りで、用意されたカレーライスを食べた参加者たちが激しい吐き気や腹痛に襲われ、67人が病院に搬送。翌日までに自治会長(当時64歳)と副会長(54歳)、小学4年男児(10歳)、高校1年女子(15歳)の4人が死亡。そしてこの健康被害が食中毒などではなく、猛毒のヒ素がカレーに混入されていたことが原因と判明し、無差別殺人事件として全国を震撼させた。事件直後、住民の目撃証言などから、元保険外交員の林眞須美(37歳)が浮上。マスコミの取材で注目を集めるようになる。 やがて、眞須美が近所トラブルを抱えていたことや、知人男性に保険金をかけてヒ素を混入した飲み物を飲ませようとしていたこと、ほかにも知人等に不自然な保険金をかけ、眞須美が受取人になって多額の保険金を手にしていたことなどが明らかとなった。 裁判で、眞須美は保険金詐欺については容疑を認めたが、殺人と殺人未遂はすべて否認。だが、2002年12月11日、和歌山地裁で求刑通り死刑判決。09年5月18日に眞須美の死刑が確定した。
-
社会 2019年05月04日 07時00分
上田美由紀〜鳥取連続不審死事件
2007年から2009年にかけて、鳥取県内で男性が相次いで死亡する事件が起きていた。いずれも事故死や自殺として処理されていたが、やがていずれの男性も、共通の女と関係があったことが浮かび上がり、さらに04年に新聞記者が列車にひかれて死亡した事件も関係が疑われるようになった。そして09年11月2日、元ホステスの上田美由紀(当時35歳)が詐欺容疑で逮捕され、連続不審死についても捜査が本格的に開始された。 最終的に、美由紀は16件の詐欺罪等と2件の強盗殺人罪で起訴された。捜査によって、美由紀がホステス時代から常連客に接近しては懇意になり、現金を要求していたことなどが明らかになった。その際、「入院することになった」「実家が貧しかった」などと身の上話で男性たちの同情を引いていたが、すべてが嘘だったことも判明。2件の強盗殺人では、借金の返済や支払いを免れるため、睡眠導入剤を飲ませてから水死させるという手口で2人を殺害していた。 裁判では、美由紀は起訴内容について否認または黙秘した。しかし2012年、鳥取地裁は18件の起訴内容について検察の主張をほぼ認定。そして「動機は冷酷、身勝手で強固な殺意に基づく計画的な犯行。極刑をもって臨むほかない」として、美由紀に死刑を言い渡した。
-
社会 2019年05月04日 06時30分
サンドイッチにありえないものを挟んでホームレスに渡した警察官 最低な行動に批判の嵐
ホームレスが嫌がらせを受けたというニュースを耳にすることは珍しくない。アメリカでは、警察官がホームレスにとんでもない嫌がらせをして話題となった。 海外ニュースサイト『KSAT』が3月23日に報じたところによると、アメリカ・テキサス州でサンドイッチに犬のふんを挟んでホームレスに渡し、2016年10月28日に解雇された警察官、マシュー・ルックハーストが、解雇は不当だとして訴えを起こした。同記事によると、マシューは同年5月6日、同僚の警察官とともに、不法侵入地域で暮らすホームレスの荷物の撤去に出向いたそうだ。そこにはたくさんの犬のふんやごみが散乱していたが、マシューはいたずら心で、手元にあったパンに犬のふんを挟んでサンドイッチを作り、ホームレスに渡したという。 ホームレスはそのサンドイッチを食べようとしたが、異臭に気づきごみ箱に捨てた。この行為はマシューと行動を共にしていた同僚の警察官によって2016年7月3日に上司に報告され、マシューは解雇処分を受けたという。 しかしマシューはこのたび、この解雇は不当であると訴えを起こした。同記事によると、テキサス州の法律では警察官が不祥事を起こした場合、180日間以内なら不祥事を理由に解雇を言い渡すことができるそうだ。だが、マシュー側は犬のふん入りのサンドイッチを作ったことは認めるも、解雇可能な期間の犯行ではなかった可能性があるとして不当解雇を主張。マシューは、同僚が証言した日付が間違っている可能性が高いと言っているようだ。マシューの行為が5月6日以前であれば、解雇ができる180日を超えているため警察はマシューを解雇できない。マシューも同僚も事件の際にカメラなどを携帯しておらず、物的証拠がないため、2019年4月現在、マシューの処分については決まっていない。 このニュースが世界中に広がると「そもそもふん入りのサンドイッチを作った人間が警察官などやるべきではない」「人として最低」「自分のことは棚に置いて、訴える図々しさがすごい」といった声が相次いでいた。マシューの行為は許されるべきものではないが、海外では他にもホームレスに対し卑劣な嫌がらせをした例がいくつかある。 2015年11月には、アメリカ・ミシガン州でドライブスルーの会計を担当していたマクドナルドの男性店員が、ホームレスに水を浴びせた。店員は「食事をあげる」と言って近くにいたホームレスの男性をおびき寄せ、男性が近づいたところで冷たい水を浴びせたそうだ。この様子はその場にいた人がたまたま撮影しており、SNS上で拡散。大騒動となり、店員は解雇されたという。 また、2019年4月には、イギリス・マージーサイド州で、ホームレスの男性が、通りがかりの人物に渡されたヒ素入りのお菓子を食べて重体となった。ホームレスの男性の異変に気づいた別の通行人の通報によって病院に運ばれ、大事には至らなかったそうだ。ヒ素の影響でホームレスの男性の記憶があいまいになっているため、犯人の特定は難しい状況だという。 ホームレスへの嫌がらせは、ちょっとした悪ふざけが、時として殺人へと発展することもある。他者を差別し、さげすむ行為を社会は看過してはならない。
-
社会 2019年05月03日 22時30分
江田文子〜福岡美容師バラバラ殺人事件
1994年3月3日から4日にかけて、熊本県の九州自動車道PAのゴミ集積場やJR熊本駅のコインロッカーから、人の腕や胴体などが発見された。警察の捜査の結果、遺体は30歳の美容師と判明。乳房や性器がそぎ落とされていたことから、当初は性的倒錯者による猟奇的犯行と思われていた。しかし、捜査を進めるうちに同僚だった江田文子(当時39歳/現在は城戸文子)が浮上。事件当日の足取りから警察は文子を逮捕した。当初は犯行を否認し、「私も狙われている」などと自分あての脅迫状を捜査員に見せた。だが、警察がさらに追及すると、4月になって殺害と死体損壊を認めたのだった。 夫がいる身ながら美容室の客と不倫関係にあった文子だったが、94年に入って相手から別れ話を切り出された。その原因が同僚美容師であると思い込んだ文子は、彼女の身辺を調べたが、不倫相手との接点は何ひとつなかった。それでも妄想にとりつかれた文子は、彼女を美容院の事務所に呼び出し、用意した包丁でメッタ刺しにして殺害。遺体をバラバラに切断し、異常者の犯行に見せかけるために性器などをえぐり取ってからPAなどに捨てた。脅迫状などは、捜査をかく乱するための自作自演だった。 1995年8月、福岡地裁は「残忍極まる手口」「虚偽の供述を繰り返すなど反省も見られない」として、懲役16年を言い渡し、99年に刑が確定した。
-
-
社会 2019年05月03日 07時00分
宮崎知子〜富山・長野連続誘拐殺人事件
1980年2月、富山県で18歳の女子高校生が行方不明となり、家族に不審な電話がかかってきた後に絞殺体となって発見された。 続いて3月、今度は長野県で20歳の信金職員の女性が誘拐され、身代金が要求された後にやはり他殺体で発見された。手口が似ていることから、警察は同一犯による連続誘拐・殺人事件として「広域重要111号」に指定し、捜査を開始。3月30日、宮崎知子(当時34歳)と内縁関係にある男性(28歳)を逮捕した。 男性は、いったんは犯行を認めたものの、その後、一貫して無罪を主張。これに対して知子は供述を二転三転させ、挙げ句に「殺していない」「(男性に)頼まれただけ」などと、自らの関与を否定する発言を繰り返した。 だが、裁判では声紋をはじめ、その他の証拠や目撃証言などから、知子の嘘の供述が次々に暴かれた。 そして1988年、富山地裁は知子に死刑、男性に無罪を言い渡した。事件は知子の単独犯行であり、男性は利用されただけであった。
-
社会
「政治家でも金」? 谷亮子、民主党から出馬! また一人小沢ロボットが誕生! どこまで国民は馬鹿にされるのか!?
2010年05月11日 10時00分
-
社会
読みたいトップは「アニメ、ゲーム」 今話題の電子書籍のアンケート結果発表
2010年05月10日 11時00分
-
社会
世界の失笑ニュース(マネキンが泥棒)
2010年05月08日 14時00分
-
社会
《ガンやエイズの特効薬》をネットで売るのは違法?
2010年05月07日 15時30分
-
社会
GW中の平城宮跡会場へ行ってみた
2010年05月07日 13時00分
-
社会
華麗にして力強き洛西の大祭──京都・松尾大社「松尾祭」
2010年05月07日 10時00分
-
社会
船橋市民の待ち合わせスポット「さざんかさっちゃん像」復活
2010年05月06日 14時30分
-
社会
なまごえTwitter対決 谷垣総裁VS鳩山総理!
2010年05月06日 10時00分
-
社会
明日話題にできる! 知ったかぶり宇宙講座・金星編
2010年05月05日 16時30分
-
社会
下着ドロ逮捕 盗んだ下着10年分トラックに
2010年05月05日 13時00分
-
社会
麻薬はなぜ“魔薬”なんだろう(メタンフェタミン)
2010年05月04日 17時00分
-
社会
アルプスの少女ハイジに続編! 様々な顔を持つハイジとは
2010年05月04日 14時30分
-
社会
あなたのプライバシーが壊される…? 自宅撮影の危険度
2010年05月01日 17時00分
-
社会
援助交際摘発、サイバーパトロールの知られざる執念
2010年04月30日 15時00分
-
社会
怖いだけじゃない! 笑えるおバカなワケあり物件
2010年04月30日 13時00分
-
社会
奈良県最強のパワースポット 大神神社
2010年04月28日 20時00分
-
社会
【裏ネタの真相】 第4回 電車がないので車を持ってる男にはついていく? 沖縄の女
2010年04月28日 19時00分
-
社会
上海万博リハーサルは大混乱…本番は大丈夫なのか?
2010年04月28日 11時00分
-
社会
リアルライブ発・鳩山総理に独占インタビュー!…を申し込むと宣言?
2010年04月27日 13時30分
特集
-
【独自】元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能ニュース
2025年04月28日 19時03分
-
【独自】YouTuberゆたぼん、短期間留学で“自分に勝つ” 昨年のホリエモン、DAIGOとのレスバの思い
芸能ニュース
2025年04月18日 20時55分
-
-
【独自】MEGA BIG2億円当選者・造船太郎、“楽して”儲けたい 興味はNHK党への出資が0円になるか3億円になるか
社会
2025年04月21日 18時25分
-
カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能ネタ
2025年06月01日 12時00分