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援助交際摘発、サイバーパトロールの知られざる執念

 今年に入って、東海と関西を舞台にした大掛かりなチャット売春事件が摘発されたが、サイバー買春の摘発は、気の遠くなりそうな捜査にも思える。どうしてわかった?

 たとえば、ショートメールというのがある。アドレスの代わりに、電話番号を「宛先」欄に打ってメールができる機能のことで、auだとCメールともいう。法人だとタダになったりするのが、本来ウリのサービスだと思う。

 しかし、これをつかい適当な電話番号を宛先に打って、返信してきた知らない人とメールをしたり実際に会ったりする遊びが、中高生の間で流行ったことがあった。「丁寧なメールができる人=いい人」という声も聞いた。2004年前後の話だと思う。このショートメールは、電話をかけているわけではないので、通話履歴が残るわけではない。そうするうちすぐに“ショートメール売春”が広まるようになったのである。

 現在は、“チャット売春”が主流だ。
 インターネットで会話をする〔チャット〕のサイトは無数にあり、誰でも手軽に知らない人とかんたんに会話ができる。WEB上の膨大なチャットの会話に隠れ援助交際の約束をすれば証拠は残らないとの思惑によるのだろうか、そんな出会いと待ち合わせに数多くチャットがつかわれていて、ゲームサイトのチャットまでもが買春の温床となってきた、というニュースも記憶に新しい。 

 冒頭事件のサイバー捜査についての警察関係者が、その内情を話した。
 「《投げかけるだけでダメな文言》を、チャットなどをみて24時間体制で探しているんです」
 そして、
 「男の《足跡》が、チャットのサイト登録情報などに残っていれば、管理者に開示請求をすれば個人を特定できる」(同)

 が、氏はこんなことも付け加えたのだ。
 「チャット内で、〔駅前の○○公園〕などの会話を見て警戒にあたり、約束の時間〔16時〕にいたなら、その男に違いない。足跡がなければ、こうやって《痕跡》を辿るのです。執念で足がつくことが多いんです」(同)
 そもそも電話番号書くようなまぬけな者は少ないだろう。だからこそ「執念」が必要なのだ。

 あとは首尾よくエロ事件摘発に至って、いざ携帯を調べると、だいたい援助交際の証拠が出てくるのだそうだ。(了)

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