Xでは山上被告の凶行を正当化する書き込みは全く見られないが、銃撃に至るまでの長年の苦悩に対して、同情する書き込みも見られる。
「山上被告の身の上を聞いてると、それが安倍殺害を正当化するとは思わないにせよ、気の毒にとは心底思うし、統一教会のアピールに政治家が手を貸すことがどれほど罪深いかよく分かる」
「母親か統一教会幹部ではなく、安倍氏に矛先が行くのがどう考えても理解できない。彼の半生には同情すべき点もあるが、だから安倍氏を殺していいなんて理由になるわけがない」
「もう彼は成人。そんな母親なんて絶縁して、自分の人生歩むこともできるだろうに」
山上被告の母親は18日の証人尋問で「私が加害者」と認め謝罪を繰り返したものの、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)から脱会していないことを明らかにしており、マインドコントロールの根深さを改めて知らしめることになった。それだけに、旧統一教会を批判する書き込みが多かった。
事件以前から旧統一教会とつながりのあった自民党議員は安倍元総理以外でも報道されていた。SNSでは「ちょっと踏み込んだ報道でも教会と元総理の関係に少し触れるだけ。いつの間にやら教会と接点のあった政治家たちの件はなかったことになっている」と報道の変化を指摘する意見もあった。
確かに、旧統一教会と自民党議員の関係に関する報道が以前より減ったように感じるのは気のせいだろうか。

