さる3日、とんでもない事件が発覚した。海上自衛隊のイージス艦情報が漏洩し、中国に渡った疑いが強まったのだ。
この事件は、情報を持ち出したとされる2曹の中国籍の妻が自首し、出入国管理法違反で逮捕されたことから始まる。
「全ては終わった」
中国人妻は、捜査官に余裕を見せながら、こうつぶやいたという。
「この事件は国家の安全保障や日米同盟の信頼性にかかわる重大問題。日米相互防衛援助協定などに伴う秘密保護法に違反する可能性があるとして、神奈川県警と海自が異例の共同捜査を行っています」(県警詰め記者)
イージス艦のレーダーサイト情報は、すでに中国に渡ったものと見られている。この中国人妻は不正入国を繰り返していたというから、「中国の工作員に間違いない」(捜査関係者)ようだ。
元公安関係者が、“スパイ天国ニッポン”の一端を語る。
「現在、日本国内に中国から送り込まれている情報機関員、工作機関関係者は2000人は下らないのではないか。男性だけじゃなく、女性も留学生はもとより、企業の研修生やIT企業の技術者を装って相当数、潜伏している。今回の事件のように日本人男性の妻になったり、ホステスになったりして標的に接触するわけです」