社会
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社会 2019年04月30日 06時30分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第318回MMTとインフレ率
前回に引き続き、MMTについて取り上げるがMMTは、(1)自国通貨を持つ政府は、財政的な予算制約に直面することはない(2)すべての経済は、生産と需要について実物的あるいは環境的な限界がある(3)政府の赤字は、その他の経済主体の黒字 に加え、もう一つ決定的な事実を明らかにしてしまったのである。それは、インフレ率を「金融政策」ではなく「財政政策」によりコントロールできるという現実だ。 上記について、改めて解説すると、(1)の通り自国通貨建て国債のみを発行している国の政府に、財政的な予算制約はない。すなわち、政府は国債発行や通貨発行(中央銀行の国債買取)により、需要を拡大して構わないのだが、(2)によりインフレ率という限界が生じる。国民経済の供給能力(モノやサービスを生産する力)が不足すると、インフレ率が適正な水準を超えて上昇していくため、財政は緊縮に転じなければならない。 例えば、日本政府が10兆円ずつ国債を新規発行し、国土強靭化、日本海国土軸建設、全国の新幹線網や高速道路網の整備、防衛力強化、医療・介護サービスの充実、教育の立て直し、科学技術振興、国際リニアコライダー建設などに予算を使っていくとしよう(これらの政策に反対する人は、まずいまい)。10兆円単位で段階的に補正予算を支出していき、例えば、70兆円の時点でインフレ率が目標の2%を超え、さらに高まっていくのが確認された。 となると、当然ながら政府はそれ以上の支出拡大は控え、緊縮財政路線を採らなければならない。政府が緊縮に転じれば、需要の拡大は抑制され、インフレ率の上昇も沈静化する。 そもそも、インフレ率は「総需要(=名目GDP)」と「供給能力(=潜在GDP)」のバランスで決定される。「天動説」の経済学では、インフレ率は「おカネの発行量」により決まることになっているが、それが「嘘」であることを証明したのが、実は我が国なのである。 図の通り、日本は’13年に黒田東彦元財務官が日銀総裁に就任して以降、マネタリーベース(主に日銀当座預金)を360兆円(!)も増やした。ところが、インフレ率はコアコアCPI(食料、エネルギーを除く総合消費者物価指数)でほぼゼロ。“金融政策でインフレ率のコントロールはできない”と書くと、天動説経済学者が激怒するだろうが、日本の事例がそれを証明してしまっているのだ。 そもそも、日本銀行の金融政策(量的緩和)は、日銀当座預金を「銀行」に発行し、国債を買い取るオペレーションだ。銀行の資産が国債から日銀当座預金に変わるのだが、その時点でモノやサービスが買われているわけではない。すなわち、総需要は1円も増えていない。 総需要が増えない以上、「総需要<供給能力」という需給バランスに変化はなく、インフレ率が上がるはずがないのである。 同じ時期、我が国の財政政策はインフレ率を見事なまでにコントロールした。何の話かと言えば、もちろん「消費税増税」という財政政策である。 図のインフレ率を見れば分かるが、我が国のコアコアCPIは’14年4月に急増し、’15年4月に急落した。理由はもちろん、消費税増税である。消費税増税は強制的な物価の引き上げであるため、確かに一時的にインフレ率は高まる。とはいえ、実際に需要が増えたわけではないため、1年後に増税による上乗せ分が消えると、インフレ率は急落するわけだ。 さらに重要なのは、消費税増税という財政政策による需要縮小が、’15年4月以降のインフレ率も抑制してしまったという点である。コアコアCPIは、’17年にマイナスに突入し、その後もゼロ近辺で低迷し続けている。 つまりは、金融政策ではなく財政政策による需要の強制的な縮小(消費税増税)がインフレ率を抑制したという「事実」が、過去5年間の日本の「実績」により証明されたわけである。 分かりやすく書くと、例えば、財政拡大によりインフレ率が高まり、政府が緊縮路線に転じたとしても、インフレ率上昇が止まらないならば、それこそ「消費税増税」をすればいいという話だ。消費税は消費に対する罰金である。罰金を増やされた国民は消費縮小に転じるため、総需要は間違いなく抑制される。結果、インフレ率は落ち着く。 無論、税制を頻繁に変えることはできないが、少なくとも“論理的”には、財政政策によりインフレ率をコントロールすることは可能なのだ。逆に、金融政策によるインフレ率のコントロールには限界がある。何しろ、360兆円のマネタリーベース拡大ですら、日本のインフレ率を引き上げ、デフレ脱却を実現することはできなかった。 そもそも、デフレーションは総需要が不足する経済現象である。政府が財政拡大に転じ、需要を創出しない限り、デフレ脱却は実現できない。そして、MMTや筆者が主張しているように、日本国が自国通貨建て国債の債務不履行(いわゆる財政破綻)に陥る可能性はゼロである。 日本経済に対する処方箋は、あまりにも明らかなのだ。とはいえ、政治は相変わらず財務省主導の緊縮財政至上主義に支配され、無意味どころか有害極まりない「プライマリーバランス黒字化路線」が継続している。財務省が緊縮路線を改める可能性はゼロである。つまりは、政治を動かさなければならない。そして、政治を動かすには政治家を、さらに政治家を選ぶ我々国民の意識を変えなければならないのだ。 MMTを理解し、天動説から地動説へと頭が切り替わった国民を増やす。これこそが、日本国を繁栄の未来に導く、たった一つの方法なのである。********************************************みつはし たかあき(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、分かりやすい経済評論が人気を集めている。
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社会 2019年04月29日 23時50分
バスの車内でAVを大音量で流した男〜佐賀
福岡県久留米市の海苔養殖業手伝いのA(50歳)は、仕事柄、滅多に外出などしないが、たまたまバスで佐賀市に行く機会があり、それが夕方だったことから、多数の女子高生たちと乗り合わせることになった。「でねー、○○だったわけ!」「ウッソー、マジィ?」 そんな黄色い会話を聞いているうち、Aにはよからぬイタズラ心が芽生えた。スマホでアダルト動画サイトを検索し、大音量でAVを流し始めたのだ。『ふひゃあああっ! ああっ、またっ! きゃうっ、またイクっ! わたひぃぃっ! またイクうううぅぅぅぅぅぅぅう!!』 女子高生たちの驚いた表情を見て笑いが込み上げ、Aは自分のイチモツも露出した。『んはあああ! 熱いの、なかにぃ! ひゃううん! あたしもっ、もうイクううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!』 度を超したイタズラに女子高生の一人が110番通報した。「バスの中でオナニーしている変態のオジサンがいます」 Aはバスから降りるなり、あっさり公然わいせつ容疑で逮捕された。防犯カメラやバスのドライブレコーダーには、Aの犯行の一部始終が映っていた。それにしてもマヌケな男の犯罪である。
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社会 2019年04月29日 22時00分
【平成未解決事件】101円を握って姿を消した「赤城神社主婦失踪事件」
2000年中盤以降、インターネットを中心に急激に知名度を上げた事件がある。 「赤城神社主婦失踪事件」である。 これは群馬県前橋市にある由緒正しい神社である「赤城神社」にて発生した行方不明事件である。 ゴールデンウィーク中の1998年5月3日のお昼頃、48歳の女性Sさん(仮名)は夫の家族全員でこの赤城神社を訪れていた。 しかし、途中で大雨が降り出し、一行は帰ることにしたのだが、「せっかく来たのだから……」と夫と叔父が家族を車に残し、参拝へ出かけた。そして、Sさんも「自分もやはり行きたい」と他の家族へ伝え、二人を追いかけた。 しかし、Sさんは途中で道を見誤ったのか、夫と叔父とは別のルートへ行き、そのまま行方不明となってしまったのだ。 この時、Sさんは赤い傘にピンク色のシャツと黒いスカートという目立つもので、持ち物は車から出るときに財布から出した101円のみ。Sさんには家族から捜索願が提出され、Sさんを探すため現地の警察官延べ100人以上が探索したが、発見することはできなかった。 本事件は当時、群馬県の新聞のほかいくつかの全国紙でも紹介されたが、この時点では現地の人しか知られていない事件だった。 この事件が全国的に広まったのは、2006年に放送されたテレビ朝日の生放送番組『奇跡の扉 TVのチカラ』が本事件を取り上げて以降である。 『TVのチカラ』は、当時、赤城神社を訪れていた観光客のホームビデオを入手。そこにはSさんらしき女性の姿が写りこんでいるとし、事件解決の糸口になるのではないかと期待されたのだ。 結果、この女性はSさんとは別人ということを残された家族は証言したが、その人物とは別にもうひとり、傘を差した別の女性の姿をカメラは捉えており、この人物こそSさんの最後の姿ではないかとされた。 番組はこの事件を扱った後に放送を終了しており、追加取材が行われることはなかったが、「101円しか持っていない」「忽然と姿を消した」というミステリーさから、今でも平成時代に発生した未解決事件の代表として挙げられることも多い。 事件から30年。果たしてSさんは今、どこにいるのだろうか……。
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社会 2019年04月29日 22時00分
がんの生存率上昇も定年後のサラリーマンは要注意!
国立がん研究センターは、2002年から'05年にがんと診断された人の「10年生存率」が、昨年の前回調査よりも0.8ポイント上昇し、56・3%だったと発表した。 また、'08〜'10年に診断された人の「5年生存率」は67・9%。いずれも90年代後半から伸び続けており、早期発見や治療の技術進歩が貢献しているという。 「驚くべきは、早期の前立腺がんなら10年生存率が9割を超え、5年生存率に至っては100%となっていることです。甲状腺がんや乳がんも10年では8割以上、5年では9割以上です。われわれが持っている“がんは死の病”という認識は改めたほうがよさそうです」(医療ジャーナリスト) とはいえ、部位別に見ると胆のう胆道がん(16・2%)、肝臓がん(14・6%)、膵臓(すいぞう)がん(5.4%=いずれも10年生存率)などは生存率が低く、注意が必要だ。 国立がん研究センターの若尾文彦がん対策情報センター長は、こう言っている。 「がんの種類によって再発のリスクなどは異なる。状況に応じて長期に経過をみる必要があることを知ってほしい」 さらに早期発見されるほど生存率は高い傾向にあり、定期的な検診の重要性を呼びかけている。前出の医療ジャーナリストが続ける。 「胃がんなどは早期の『1期』で発見された場合、5年生存率は97・4%と極めて高い。しかし、他の部位に転移した『4期』では6.9%にまで下がります。とくに注意が必要なのは、定年後のサラリーマン。それまでは会社で、毎年、健康診断を受けていたのに、それがなくなり、数年後に体調不良で病院に行くと、がんが進行していたというケースが多いんです」 山梨大学医学部名誉教授の田村康二氏が言う。「早期発見さえできれば、がんで死ぬ人が減り、90歳や100歳まで、当たり前のように生きる人が増えてくるでしょう」
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社会 2019年04月29日 12時10分
女性を振り向かせるため凶行に及んだアブない男〜和歌山
和歌山県の紀州農業協同組合に勤める男・D(38歳)は、同僚の31歳女性に岡惚れし、何とか交際の機会をつくりたいと考えていた。だが、彼女は部署が違い、たまに話すだけの関係。そんなことをしている間に彼女は別の男と結婚してしまった。 「クソ…、オレが配偶者控除の欄に彼女の名前を書きたかったのに…」 諦めきれなかったDは「いざというときに頼りになるのはどんな男なのか」を教えるため、夜中にいそいそと彼女の家まで出かけ、駐車場に止まっていた彼女の軽自動車のブレーキの配管部分に当たるブレーキホース4本をすべて切断した。(こうすれば、出勤できなくなる。きっと彼女は職場に電話をかけてきて、車に詳しい自分を頼ってくるに違いない。フフフ…) これがDの算段だった。 すると翌日、彼女が車を発進させようとしてエンジンをかけた途端、ブレーキがかからずに駐車場内のブロック塀に衝突。ケガをして会社へ行くどころではなくなり、警察の調べでブレーキホースが切断されていたことが分かった。「いったい誰がこんなことを…」 事件を聞いてDも心配するフリを装っていたが、警察が近くの防犯カメラを調べたところ、深夜3時に工具箱を持って必死にブレーキホースを切っているDの姿が…。Dは器物損壊容疑で逮捕された。「彼女が好きだった。車が壊れれば、車に詳しい自分を頼ってくれると思った」 アブナイ男である。これでは彼女どころか、職場にいる女性全員からソッポを向かれてしまうだろう。
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社会 2019年04月29日 06時30分
警察がストーカーを手助け? 批判が殺到するも、謝罪もなく開き直り炎上
昨今、ストーカーによる被害は後を絶たず、由々しき事件が連日メディアで報道されている。しかし海外には、そんなストーカーを罰するべき警察がストーキングの手助けをしたとしてバッシングを浴びている事件があるようだ。 海外ニュースサイト『BBC News』は、ドイツ・ベルリン警察が、今年1月、公式Instagramにストーカー行為を手助けするような内容を投稿して問題になったと報道した。 同記事によると、ベルリン警察に勤務する警察官が、地下鉄でたまたますれ違った女性に恋をし、その女性を探すべく、同署の公式Instagramで情報提供を呼びかけたそうだ。 その内容は「昨日の16時40分に〇〇駅にいたあなた、どうか私たちに連絡をください。あなたを見たという私たちの仲間があなたのことを探しています。彼はあなたの笑顔に魅了され、あなたのことがすっかり頭から離れなくなってしまったようです。心当たりの方は、すぐにダイレクトメッセージを送ってください」というもの。 この少し行きすぎた投稿を受け、ベルリン警察のInstagramアカウントやネット上には「公にストーカー行為をしている。こんな使い方をするなら警察はSNSをやめるべき」「冗談だとしてもユーモアのセンスがない。市民を守る警察がストーカーをしてどうする」「勤務中にストーカー行為…私たちの税金が無駄に使われている」といった批判が殺到した。 しかしベルリン警察は批判されたことを反省するどころか、同記事のインタビューに対し、「私たちは愛のチャンスを作っているだけです。それは素晴らしいこと。そのためにSNSがあるのです」との見解を発表。これが火に油を注ぐこととなり「ドイツ警察の恥」「こんな警察は信頼できない」「狂っているとしか思えない」といった批判がさらに寄せられ炎上状態となったという。 同僚や警察署内に一人でもこの“ストーカー行為”をとがめる警察官がいれば、批判の的となるような見解を発表することにはならなかっただろうが、現地の警察の意識は日本と違いがあるのだろうか。 「ドイツにもある程度の規則は存在していますが、そこまで厳しく守られていないようで、少しの規則を破るような行動をしても、特に罰せられたり、世間から批判されることはないみたいですね。警察に対する目は日本よりは緩いと思われます」(ドイツ在住の日本人) ドイツだけではなく、海外には他にも警察が日本では考えられないような失態を起こした事例がある。 2015年5月には、南アフリカ・ヨハネスブルグのランドフォンテイン警察に勤務する警察官が、銃を一般家庭に置き忘れたことで騒動になった。この警察官は、強盗の通報を受け、とある家族の家に出動したのだが検証後、銃を家に置き忘れて帰ってしまったという。その銃を最初に見つけたのは1歳の娘。両親が銃で遊ぶ娘を見つけ、通報。この警察官は厳重注意処分を受けたようだ。 また、2017年6月には、南アフリカ・クワズール・ナタール州の警察署で、警察官が留置場の鍵を閉め忘れ、6人の拘留者の男が脱走する事件が起きた。3人はすぐに確保されるも、残りの3人は捕まらず。そのうちの1人は殺人犯だったという。 警察官の役割は市民を守ること。多くの市民に信頼される存在であってほしいものだ。
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社会 2019年04月28日 18時20分
空き巣先でSNSにログイン、とんでもないものを放置…マヌケな手がかりを残して逮捕された泥棒
世界では多くの凶悪犯罪が起きており、いまだ未解決と言われる事件も多い。しかし反対に、犯罪の証拠をしっかりと残し、あっさりと逮捕されてしまった犯罪者たちもいるようだ。 2018年5月、南アフリカ・ケープタウンで車を盗んだ4人組の窃盗グループが、刑務所内で逮捕される事件が起きた。警察が「車が盗まれた」と通報を受けて付近を巡回していたところ、現場近郊で盗まれたとみられる車が走行しているところを発見した。 警察の車両がその車を追いかけると、犯人らは車に乗ったまま刑務所に逃げ込んだそうだ。警察が刑務所と即座に連携したことで、犯人らはその場で身柄を確保された。犯人らは逃げた場所が刑務所であると、後になって気づいたという。 逃げることには成功したが、空き巣先で自身の身元を残した犯罪者もいる。 2014年6月、アメリカ・ミネソタ州の閑静な住宅街で空き巣に入った当時26歳の男が、Facebookをきっかけに逮捕された。男は窓から、とある家に押し入り、現金やクレジットカード、時計を盗み逃走。その後、帰宅した家主が、家が荒らされていることに気づき、空き巣に入られたと悟ったそうだ。家主は警察に通報する前に家のパソコンを確認したが、そこには犯人と思われる男のFacebookのページが開かれていたという。男は空き巣に入った先で自身のFacebookページを開き、ログアウトするのを忘れ、そのまま家を出てしまったようだ。 家主は男のFacebookの情報をもとに、自身のFacebookに犯人の情報提供を求める投稿をした。すると、犯人と思われる男のFacebookアカウントから「僕のもとにいくつか盗んだものがあるけど、どうやって返せばいい?」とメッセージが届いたそうだ。その後、家主が警察に通報し、盗難品返却のために家主のもとを訪れた男は逮捕された。 また、先のFacebookログイン以上の決定的な証拠を残し、警察の手間を省いた事件もある。 自分が犯罪をしたことをアピールするかのように重大な証拠を残してしまったのは、空き巣に入った先の家でトイレを使った当時42歳の男だ。男は2016年10月、アメリカ・カリフォルニア州の、とある家に押し入り貴重品を盗んだが、便意をもよおし、押し入った先の家で排便。そのまま流し忘れ、家を立ち去ったという。その後、駆け付けた警察によって便がDNA鑑定され、男は逮捕された。警察は「貴重な証拠となった」と話しているという。 こんなに簡単に捕まってしまうとは、犯人たちにとって思わぬ誤算だっただろう。しかし犯人たちのマヌケな行動は、警察にとっては仕事の手間が省け、ありがたかったかもしれない。
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社会 2019年04月28日 06時30分
デートで激怒して医師が交際相手を殺害 その“衝撃的な理由”に 批判の中、同情の声も
近年はLGBTへの理解も深まり、男性同士のカップルや女性同士のカップルも珍しくなくなった。しかし、異性愛者と元男性や元女性との交際がトラブルに発展した不幸な事件もあるようだ。 海外ニュースサイト『METRO』は4月23日、27歳の医師の男が、女性だと思ってデートしていた25歳の相手が元男性だったと知って激怒し、殺害する事件がロシアで起きたと報じた。同記事によると、2人はそれまでに数回デートをしており、事件が起きた日、女性のアパートで初めて性行為に及んだそうだ。その際、男は女性だと思っていた相手が性転換済みの元男性だったと気づいたという。これまで何度かデートはしていたものの、男は相手が元男性だと疑うことはなかった。男は怒り、ベッドの上で女性の首を絞めて殺害した。 その後、男は遺体を切り刻み、胴体をオーブンで焼いたりトイレに流したりして、証拠を隠滅。頭部と手足をスーツケースに入れて自宅に持ち帰り、何らかの方法で処理する予定だったそうだ。しかし、女性の両親が娘と連絡が取れないことを心配して警察に通報。警察の捜査により、男は逮捕された。男の自宅には持ち帰った頭部と手足がまだ残っており、これが決定的証拠になったという。男は有罪判決を受けた場合最高20年、刑務所に入る。 このニュースが世界で報じられるとネット上では「何も殺すことはない」「遺体の処理の仕方が異常」「性転換すれば性別は変わる。殺された女性が気の毒」「元男性だったことを隠され、性行為の際に知ったら怒り狂うのも分かる」など、さまざまな声が挙がっていた。 日本にも性転換手術をして性別を変えた人が、事件を起こしたり、事件に巻き込まれた例がある。 2015年12月には、東京・銀座のクラブでホステスとして働いていた元男性の女K(仮名)が、交際相手の男性を殺害して逮捕された。Kは犯行の動機について「男性が最近冷たくなったから」と供述。別れを切り出されることが怖くなり、男性のマンションで男性の首や胸を包丁で刺し、頭を金属バットで殴って殺害したそうだ。Kは、事件前の2010年にヘアヌード写真を雑誌で披露し、2013年にはセクシーDVDに出演していた。Kには懲役16年の判決が言い渡された。Kは女性ホルモンの摂取の弊害で、精神的に不安定だったのではと指摘する専門家もいたようだ。 また2015年11月には、東京都福生市に住む元女性の当時38歳の男性・Tさん(仮名)が殺害される事件が起きた。Tさんの第一発見者は、Tさんと養子縁組という形で「結婚」した、女性ホルモンを摂取している当時28歳の男性だった。2人は互いを「嫁」「旦那」と呼び合っていたという。男性の通報を受け、警察が現場に駆け付けると、顔の皮膚が刃物のようなもので剥がされ、骨が見えている状態だったそうだ。現場には荒らされた跡はなく、遺体に抵抗した様子もないことから、警察は男性が何らかの事情を知っているものとみて詳しく話を聞いたが、男性は無関係だと主張。2019年4月26日現在、犯人はまだ捕まっていない。一部報道によると、自殺の可能性もあるという。 こうした事件の背景には、騙されたことへの怒りや好きすぎるがゆえ離れたくないという想いがあるのかもしれない。交際において、こうした気持ちを抱くのは異性愛者も同性愛者も同じであろう。ただし、どのような事情があっても殺人を犯すのは許されることではない。
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社会 2019年04月28日 06時00分
親が子どもに期待することは“虐待”? 『毒親』の定義を巡り物議「親が子どもを心配して何が悪いの」
4月18日、『クローズアップ現代+』(NHK総合)で「毒親特集」が放送され、大きな反響を呼んでいる。出演者は、司会の武田真一アナウンサー、女優の東ちづる、精神科医の岡田尊司氏。番組では、毒親の定義を紹介し、その解決策を探った。 同番組は、毒親の定義として、過干渉や暴言、暴力によって子どもを傷付けたり、子どもを放置して親の都合を優先したりする親のことをさすと紹介。毒親に育てられると子どもは自己肯定感が生まれないなど弊害を生み、大人になってからも仕事がうまくいかず生き辛さを抱えると岡田氏は指摘。また、毒親の「乗り越え方」について、東は実母とのカウンセリング体験をもとに「親の期待に応えようと“いい子”であり続けようとした。でも大人になって『自分は何がしたいのか』が分からない人間になってしまった。親の物差しで価値判断をしてきたから、自分というものはなかった」と語った。カウンセリング後に母が謝罪してくれたことに触れ「開放された」とも語った。 全国の児童相談所における2014年の虐待相談の対応件数は、1999年と比べて7.6倍に増加している(2014年度、厚生労働省調べ)。虐待の増加に伴い、アメリカのセラピスト、スーザン・フォワード氏の著作『毒になる親 一生苦しむ子供』(毎日新聞社)が1999年に翻訳され、「毒親」というワードが世間に広がった。 番組の中で、武田アナが「毒親という言葉に抵抗がある。自分も“もっと勉強したほうがいいのでは?”と子どもに期待してしまう節がある」と親としての心境を語った。それに対して岡田氏は「ただ、やはり人間、親子といえども、それぞれ違う特性を持った存在。だから、親にとって、これが一番いい正解だと思うことを『こうしなさい』って言うことは、子供にとっては、全然的外れな答えを押し付けることになっているかも分からない」と返し、武田アナが「押し付けだったのかもしれない」と涙する場面もあった。 この放送を受け、「昔、母に叩かれたり暴言吐かれたことを思い出して、すごく胸が苦しくなった。過去に受けた傷はずっと消えない」「私が何をしても無関心で弟ばかりかわいがっていた両親。テストで100点をとっても褒めてもらったことがなかったのを思い出した」との声が。毒親に悩まされている当事者と思われるユーザーが寄せたものと思われる投稿があった。 また、「親が子どもを心配して何が悪いの? 武田アナのいうことは正しいと思う」「親の愛情も複雑なものだから、モンペとか毒親とか一言で決めつけないでほしい」「子どもがかわいいから過保護になるだけなのに毒親と言われると辛い」など親と思われるユーザーからの反応もあった。 親としては「子どものために良かれと思って」という感情から、武田アナの涙に同調する声が多いようだ。しかし一方で、「武田アナみたいに無自覚な毒親がほとんどだよ。うちの親も“あなたのため”とか言って無理やり習い事させてたからな」「休みの日に友達と遊ぼうとすると『お母さんを優先して』を怒られるんだけど、これって毒親?」など、子ども側からの怒りや疑問の投稿も散見された。 2012年、田房永子氏によるエッセイ漫画「母がしんどい」(KADOKAWA)が出版され、毒親である母親と子どもの日常が「リアルだ」と大きな反響を呼んだ。同作では、母親が小学生の子どもの夏休みの工作をほとんど1人で仕上げたり、子どもを無理やり塾に通わせ、愛読しているマンガを勝手に捨てたりなど、母親の過干渉ぶりがうかがえるエピソードが描かれている。暴力などの分かりやすい虐待だけでなく、子どもにていねいに接する「一見良い親」も毒親になってしまう可能性があることが世間に認知された例と言えるだろう。 番組終盤では、毒親問題の解決のために「間違っても大丈夫。そこから修正する勇気を持つことが大事」と岡田氏が持論を展開した。近年世間をにぎわせる毒親問題だが、親本人が自分の言動を反省し、子どもと正面から向き合うことができれば、解決への糸口が見つかるのではないだろうか。
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社会 2019年04月27日 22時00分
『JR福知山線脱線事故』から14年…今も語り継がれる“不可思議な現象”
2005年4月25日午前9時18分に発生した、JR福知山線脱線事故は、今年で発生から14年が経過した。 スピードを出し過ぎた快速電車がカーブを曲がりきれずに脱線し、マンションに激突。乗客ら107人が死亡し、562人が負傷した大惨事だった。 事件前から、現場では数々の“不思議な現象”が発生していたという。「事故を起こした電車に乗っていた鹿児島県在住の女性が、謎の老女にいきなり腕をつかまれて『この電車には乗ってはいけない!』と叫ばれ、オーバーランをした伊丹駅で無理やりホームに降ろされ、難を逃れました。老女は『携帯電話の電源も切りなさい』と言い、女性が従うと、その直後に事故のアナウンスが流れたといいます。女性は老女が自分を救ってくれたとに感謝し、警察に老女の行方を探すよう依頼しましたが、見つからなかったようですね」(地元紙記者) また、脱線事故の1日前には快速電車の車掌から「路線横を歩いていた人影とすれ違った」とJR西日本に連絡があり、同社は後続の上下線の運転を見合わせ確認したが、誰も見つからなかったという。 事故後には車両が激突したマンションに住んでいる人たちが、夜な夜な怪奇現象に見舞われるようになる。住民からは「人のうめき声や叫び声が聞こえてくる」との訴えが複数報告されている。中には電車がぶつかる衝撃音を聞き、驚いてベランダに出て事故を目の当たりにしてしまった人もいて、その後、多数の人が心的外傷後ストレス障害 (PTSD) を発症するほどの影響を受けている。 事故直後、松本人志、高須光聖のラジオ番組『放送室』で、高須が不思議な現象があったことをしゃべっている。「高須の3歳の姪っ子が事故の当日夜から突然、『おばけ〜』と声が枯れるほど泣き叫び、それが数日間続いたというのです。高須の姪っ子の家は事故現場から1キロ程の場所だったようで、弟自身もかなりの恐怖を感じたとか。後日、弟が高須が担当する『オーラーの泉』の江原啓之に『見てもらえないか』と相談するほど、異常な空気感だったようですよ」(ラジオ番組関係者) 電車が突っ込んだ9階建て分譲マンション『エフュージョン尼崎』は、事故後、誰も住んでおらず、JR西日本の所有となっていたが、その後、マンションの一部を残して解体し、現在は屋根付きの慰霊施設となっている。 二度とこのような惨事は起こしてはならない。
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2025年04月28日 19時03分
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【独自】YouTuberゆたぼん、短期間留学で“自分に勝つ” 昨年のホリエモン、DAIGOとのレスバの思い
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2025年04月18日 20時55分
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【独自】MEGA BIG2億円当選者・造船太郎、“楽して”儲けたい 興味はNHK党への出資が0円になるか3億円になるか
社会
2025年04月21日 18時25分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
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2025年06月01日 12時00分