飲酒運転事故でぶつけた相手の運転手は、なんて偶然…これって宿命?
酒を飲んで運転中に事故を起こしたフェルナンデス氏(45歳)、何と、事故の相手は12年前に自分を救ってくれた判事だった、という笑えないバカ事件。
エドウィン・コリアー氏(86歳)は、モンゴメリー郡地方判事であったが既に引退している。コリアー氏は、奥さんのエレンさん(82歳)と、一緒にドライブ中に、フェルナンデス氏が運転する車にぶつけられた。フェルナンデス氏は飲酒運転などで逮捕、勾留された。この事故でエレンさんは、脚の複雑骨折、肋骨と臀部の骨折と頸部損傷を負った。彼女の容体は、脊椎を頸部とくっ付けるなど、5つの手術が行われるくらい重いものであり、事故の大きさが伺い知ることが出来る。
まだ現役判事であった1998年に、コリアー氏は、偶然にも今回事故を起こしたフェルナンデス氏が、3か月の間に2回も飲酒運転で起訴されたケースの裁判長だった。当時、コリアー氏はフェルナンデス氏に対して60日の禁固刑を一度は命じたが、その後保留にしていた。
今回の事故でコリアー氏は、事故によるエレンさんの運動能力の低下を考慮して、自宅を離れて今後2人で高齢者介護施設に移らざるを得なくなった。フェルナンデス氏は、現在8つの罪状で起訴されている。今度こそ、刑務所は免れないだろう。