それによると、「宿題や課題をする際にインターネットを使う」と答えた中学生の半数以上がサイトの「丸写し」経験があるという結果がわかったという。
この調査は、ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする、携帯電話保有者の中学1〜3年生の男女を対象とし、3月初旬の3日間に実施、
男女生徒各500名、合計1000名の有効回答を回収した。
背景として携帯電話を学校に持っていくか、持っていくなら使うのはどんな時間か、などの質問もある。
「勉強をする際にインターネットが必要だと思うか」の質問で「思う」は44.2%(「非常に思う」15.1%「やや思う」29.1%)で、「思わない」の29.8%(「あまり思わない」22.3%「まったく思わない」7.5%)を上回った。男女比較では必要だと思っているのは、女子の方が12.0ポイント多かった。
課題や宿題をする際にインターネットを使うと回答したのは451名いた。
この回答者に「どの教科でインターネットを使ったか」を聞いたところ、もっとも多かったのは「社会」で60.3%、ついで「英語」33.5%、「理科」32.6%、「国語」26.2%、「数学」9.1%の順位だった。
課題や宿題の際に「使ったことのあるQ&Aサイトや百科事典サイト」を聞いたところ、「Wikipedia」「Yahoo!知恵袋」がどちらも63.2%で並び、ついで「教えて!goo」13.1%が続いた。
また、この451名に、宿題や課題でインターネットを使った際に、「サイトからコピーし加工せずに利用する“丸写し”をしたことがあるか」を聞いたところ、「丸写し経験あり」が52.2%(「よくしている」7.8%「時々している」17.3%「あまりしないが、したことはある」27.1%)で、「したことはない」47.9%を上回った。
どのような課題や宿題で丸写ししたかについては、もっとも多かったのは「レポート・作文・読書感想文」で22.6%と2割強、次いで「歴史に関する課題・宿題」で11.9%、「調べ学習」9.8%となった。
友達のノートより「ネット丸写し」が普通になってゆくのだろうか。
(横浜 六太 山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou