逮捕された男は2月7日未明、奈良公園にいた推定年齢11歳のメス鹿に対し、斧のような鋭利で厚みのある刃物で頭を切りつけ、失血死させた疑い。血を流して倒れていた鹿を通行人が発見し、警察に通報し事件が発覚した。
その後、警察が捜査を進め、防犯カメラの映像などから三重県松阪市在住の23歳男の犯行と断定。文化財保護法違反の疑いで逮捕した。警察の取り調べに対し、男は「鹿と遊んでいた時、突然車に体当りしてきたため腹が立った」「斧で鹿の頭を力いっぱい切りつけた」などと供述し、容疑を認めている。男によると、体当りした鹿と切りつけた鹿は別なのだという。
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殺された鹿の頭には5.4センチの切り傷があり、脳も傷ついていたとのこと。なんの罪もない鹿を「車に体当りした」という理由で逆上し、切りつけて殺す行為は殺人と何ら変わらないもので、異常と言わざるを得ない。
異常な事件に、「動物に怒って刃物で殺すなんて、常人とは思えない。人に対しても、似たようなことをしていたのでは」「そもそもなぜ自動車に斧を積んでいたのか。こんな危険な人物がいることに驚きを禁じえない」「凶悪犯。今後、人を殺すこともありそう」「鹿をイジメてたんじゃないのか?」「わざと怒らせていたのでは。鹿が自ら体当りするとは考えづらい」と行動に怒りの声が相次ぐ。
また、「鹿の放し飼いもそろそろやめた方がいい」「こういう人間がいる以上、何らかの対策が必要」「警備員を配置しても限界がある。この事件を重く見て、全面見直しをしてほしい」と管理体制の見直しを求める声も多かった。
殺された鹿の生命を無駄にしないためにも、今後同じ事件が起こらないような対策を取ってもらいたい。