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「どうしたらいいかわからなかった」55歳男、犬26匹を無登録で飼育し狂犬病予防法違反で逮捕

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画像はイメージです

 宮城県亘理郡亘理町で、住所不定無職の男(55)が狂犬病予防法違反の疑いで書類送検されたことが判明。その行動と言い訳に批判が集まっている。
 男は亘理町のビニールハウスで49匹の犬を飼育。うち26匹は登録申請をしておらず、狂犬病の予防注射を受けさせていなかった。19日、男は狂犬病予防法違反の疑いで書類送検された。

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 警察の取り調べに対し、男は「金がなくて注射を受けさせることができなかった」と容疑を認め、「増えてきてどうしたらいいかわからなかった」と話しているそうだ。今回書類送検された男は、今年9月にもヤギ40匹や犬を糞尿が1メートル積もった状態で飼育したとして、動物愛護法違反の疑いで逮捕され、起訴されている。

 劣悪な環境で飼育されていた犬は、既に動物愛護団体に引き取られているとのこと。また、ヤギについても、新しい飼い主が見つかっているそう。男がなぜ犬をここまで繁殖させ、劣悪な状況下で飼育していたのかは不明だが、新しい飼い主が見つかったことは幸いだったと言える。

 動物の生命や存在を軽んじてると言わざるを得ない男の行動に「犬にとって本当に迷惑でかわいそうな話。こういう人間に動物を飼ってほしくない」「動物を飼うことにもルールがある。特に狂犬病の致死率は発症すれば100%近い。自覚がない飼い主が増えれば、大流行しないとも限らない」と怒りの声が上がる。また、「犬やヤギを糞尿まみれにしてなんとも思わない神経がわからない」「糞尿まみれでも平気な顔してるんだから、自分の家もとんでもないことになっていたのでは」という指摘も。

 そして、「こういう犬の飼い主を放置していていいのか。ワクチン接種をしない犬の飼い主も多いと聞く。そんな犬に噛まれて狂犬病が広がったら恐ろしい」「犬を飼う人間を免許制にしないと怖すぎる」「この男はまた動物を飼うかもしれない。二度と飼えないように監視してほしい」という声も出た。

 ほとんどの愛犬家はルールを守っていると思われるが、中には今回のように全く無視する人間もいる。無登録や狂犬病を広めない意味でも、そのあり方について考えるべきではないだろうか。

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