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バカ事件fromアメリカ・カリフォルニア州編

 カリフォルニア州ハンズフリーフォン法は、シュワルツェネガー州知事によって2006年に可決され、2008年7月から施行されている。おおまかな内容は、日本と同様で自動車運転中の携帯電話の使用を禁止している。ただし、イヤフォンマイクや、無線ディバイスなどを使用した場合は、許されている。違反した場合、最初の罰金額は20ドルで、再犯は50ドル。また2009年1月、ワイアレス・コミュニケーションディバイス法と名称を変更してからは、メールやテキストメッセージの送信も禁止された。

 最近、議会ではこの法律を、もっと厳しくしようとする提案があった。今度は、自転車に乗りながらの携帯電話での会話や、メールの送信を禁止しようというものだ。また、罰金に関しても、もう少し高額にしようとしている。更に違反になると、減点1点がDMV(日本での免許センターにあたる)に伝えられ、翌年の自動車保険の掛金が増額されることも検討されている。

 ある警察官は、次のようにコメントしている。「もし法律を本当に施行する場合は、大きな課題です。また、かなり難しくなると思います。たとえば、パトカーに乗っているときに、車の前後左右をぬって走行する自転車の違反者を、どうやって停車させますか?」

 現在、議会でのこの法案も、数か月後には法律になる可能性もある。今後カリフォルニア州へ旅行を計画している方々も、自動車や自転車の運転中に携帯電話を使用することを想定して、イヤフォンマイクなどのディバイスの使用をお勧めする。カリフォルニア州は、現在極端な財政難に陥っていて、反則金や罰金を納めさせるのに躍起になっている。GWの連休中にアメリカ旅行を考えている方々は、交差点に仕掛けられている隠しカメラなどや、信号のない場所での一旦停止違反にも、是非気を付けて運転してもらいたい。

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