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コロナ感染、軽症の判断で高齢者が亡くなっている?「国は至急戦略を変えて」現場の医師が批判

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画像はイメージです

 8月2日放送の『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送)に、医師の倉持仁氏がゲスト出演した。倉持氏は新型コロナウイルスに関して、ツイッター上などで積極的に意見表明を行っている。

 倉持氏は現場の状況として、「7月半ばくらいから急速に患者さんが増え出しまして。過去24年医者やっているんですが、過去最大の外来受診者。一人数分、極力短時間で診察して、なんとか400-500人の患者さんを診察している状況が続いていて。いつまで持つのかという感じになっている」と語った。

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 さらに、MCの大竹まことから死者数の多さを指摘されると、倉持氏は「重症化して高度医療受けて亡くなった方というより、軽症の判断で高齢で自宅で療養して亡くなっている」例が多いとし、「そのまま行くとそういう方がより増えていく」とし、「国は至急戦略を変えていただきたいと思う」と語った。

 倉持氏は、国のコロナ対策には「当初からの戦略ミス」があったと指摘。PCR検査の拡充が行われておらず、「重症者のみに検査を絞り、治療対象を重症者だけでいいという方針で戦ってきているので。悪くならないと病院に入れない状況になっている。ですから、まだ元気で軽症のうちに治療介入すれば助かるのに、そういう仕組みになってないんですね」とコメント。

 続けて、「あくまでもリスクのある方にしか薬を出さないよというのを通しているので、もし亡くなられた方々に診断がすぐできて、そして今はコロナの治療薬も安全でいいものが出てきていますから、そういったものが速やかに使えれば。もしかすると、亡くならなくて済んだ方は、実はいっぱいいたかもしれない」と憂慮していた。

 また、「そういう状況だという認識を持って、国は速やかな検査体制の拡充。今足りていないでしょうから。次の波に備えてやっていただきたい」とコメントしていた。

 これには、ネット上で「倉持仁先生の話はとてもわかりやすい」「国は倉持先生の言葉に耳を傾けて欲しい」といった声が聞かれた。

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