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玉川徹氏「5類にすれば解決する、は間違い」コロナ分類の見直し議論にピシャリ

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 26日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、同局局員でレギュラーコメンテーターの玉川徹氏が、コロナの分類の見直し議論について語ったことが話題となっている。

 再び増えつつある感染者。JR九州では、明日から来月5日まで博多から大分を結ぶ「特急ソニック」、博多と長崎を結ぶ「特急かもめ」合計120本の運休を決定。乗務員など38人が感染し、濃厚接触者に該当するとして、運転士などの確保が難しくなったことが原因だという。そんな中、番組では「新型コロナの感染症の位置付けの見直し」について論じ合った。

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 ウイルスの危険度に応じて1類から5類などに分類し、対応措置に違いが出る感染症。コロナは現状、2類相当と分類されており、入院措置あるいは就業制限という厳しい措置が取られている。また、2類相当は指定医療機関だが、5類になると一般の医療機関での対応が可能。検査と治療費に関しても、2類相当は国が全額負担するが、5類では自己負担も出てくる。

 現状について、分科会の尾身茂会長は「そろそろ対応を現状に合わせたものにしていくべきだ」と主張。吉村洋文・大阪府知事も「2類相当を5類にしてどの医療機関でも対応できるようにしないと、発熱外来が溢れる状況になる」と危機感を示した。
 
 そんな中、玉川氏は「5類にすれば全てが解決すると主張している人が結構いる。それは間違いだと思っています。5類にするということは(後期高齢者などを除き)3割自己負担にするということですからね」とピシャリ。

 続けて、「第6波でも1万人以上が亡くなっているんですね。それは新型インフルエンザと同じ病気ではないんですよ。インフルエンザと同じだったら、JR九州で特急が120本も運休したりしない」と社会インフラにも影響を及ぼすコロナへの対応に改めて警鐘を鳴らし、「5類にすると全て解決するというのは、僕は、ないと思います」と繰り返し強調した。

 最後に「類型の見直しということよりはむしろ、保健所の負担をどうやって減らすか、指定医療機関をどうやって増やしていくことが大事なんだと僕は思います」と締めくくっていた。
 
 以前も同氏は「インフルエンザと一緒なんだから、いいじゃないかということを堂々としゃべる人も増えてきている」とコロナを特別視しなくなりつつある風潮にクギを刺していたが、今回改めて持論が変わらないことが分かった。

 そんな玉川氏に対して、ネットでは「もうそこまでのウイルスじゃない」「欧米では風邪」という指摘もあった一方、「分かりやすく良かった」「一番的を射ていた気がする」「よく言ってくださいました」「鋭い指摘」「正論言ってる」との反応も。コロナでは相変わらず、舌鋒鋭いところを見せているようだ。

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