玉川氏の一つのスタイルとも言える「思いつきの物言い」が改めて露わになったと言えるだろう。玉川氏のこうした発言は今回の件に限るものではない。
玉川氏を一貫して批判してきたのが、漫画家の小林よしのり氏だろう。『ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論』(扶桑社)シリーズでは、ひたすらPCR検査の拡大を訴える玉川氏や、岡田晴恵氏などを「コロナ真理教」と批判している。いずれも科学的な議論に必要なエビデンス(証拠、根拠)に乏しいと批判している。
さらに、元大阪府知事、元大阪市長の橋下徹氏も、玉川氏への対決姿勢を強めている。4月21日に出演したラジオ番組『辛坊治郎ズームそこまで言うか!』(ニッポン放送)では、玉川氏を名指しで「批判の嵐ばかり。プロセスをきちんと批判しましょう」と指摘している。
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玉川氏の名指し批判は言論の場ばかりではない。コロナが感染拡大を始めた2020年3月には、厚生労働省や内閣官房国際感染症対策調整室の公式ツイッターアカウントが番組の内容に触れ反応する場面も。玉川氏は番組内で「僕が疑問なのは、なぜうちの番組が名指しで、この時期にツイッターを出したかなんですよ」と返したが、実質的に玉川氏の名指し批判でもあるだろう。
あえての物言いもあるだろうが、番組と玉川氏のスタンスは今後も物議を呼び起こしそうだ。
記事内の引用について
高橋洋一氏のツイッターより https://twitter.com/YoichiTakahashi
橋下徹氏のツイッターより https://twitter.com/hashimoto_lo/