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玉川徹氏、羽鳥アナに発言を制止される コロナ禍の通学について専門家に感情的な質問、賛否集まる

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羽鳥慎一

 9日の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で、司会の羽鳥慎一アナウンサーが同局社員でレギュラーコメンテーターの玉川徹氏の発言を制止させる場面があった。

 この日の番組では、「東京『まん延防止』適用へ 英・変異型1週間で5倍」と題し、東京都がまん延防止等重点措置の対象となること、東京でも変異型ウィルスが拡大していることが取り上げられた。羽鳥アナが「学校が始まるので、若い年代の変異ウィルスの感染率が高いのが心配」と発言すると、玉川氏は「子どもを学校に通わせて大丈夫なのか」と学校での変異株の感染を危惧する発言をした。

 これに対して、発言を求められたリモート出演の長崎大学大学院森内浩幸教授は「子どもが罹っても重症化しないという点は、変異株でも同じ。心配はない」とコメントしたのだが、この見解に玉川氏は「重症化しないと言っても後遺症がどう残るかわからない。重症化しないから子どもを学校に通わせていいとは思わない」と突然、感情を露わに主張し始めた。

 森内教授は「それについては反論したい」と話し、「学校に行かないとか学校の行事をやめるということは、ものすごく大きな副作用が出ます。子どもに起きた副作用は決して取り返しがつかなくなるので」とまだ発言の途中だったが、玉川氏は「でも」とその発言を遮り、「後遺症という副作用は残りませんよね」と質問を畳み掛けた。森内教授は冷静に「後遺症、残ります。子どもの心の問題によって」と返答すると、今度は玉川氏は「じゃぁ体の後遺症はどうするんですか」と森内教授が映るモニターを睨みつけながら質問を投げた。これにも、森内教授は「体の後遺症は子どもに関しては十分にまだ分かっていません。コロナに関する心理的なストレスによって起こる後遺症は十分考えられています」と冷静に回答し、続けて「そういうストレスを課すということも子どもの心には…」と主張をしようとしたのだが、再び玉川氏は「でも」と会話を遮ろうとした。今回はさすがに羽鳥アナも収拾がつかなくなると思ったのか、玉川氏に向けて腕を伸ばし、手のひらを大きく広げ、発言を制するジェスチャーを見せることで、やっと玉川氏も発言を止めた。

 ​>>玉川徹氏「我々マスコミのことは“マスゴミ”」揶揄する声を批判 ネット情報過信に警鐘も「1番責任持ってないくせに」指摘も<<​​​

 玉川氏が変異種を恐れるあまり感情的に質問を繰り返すのに対し、森内教授が小児科医らしく冷静に主張を返し続けていたのが印象的なやりとりだった。結局、玉川氏は羽鳥アナが制止するまで感情が抑えられなかったようにも見えた。

 この玉川氏の感情的な質問攻めに、ネットでは「後遺症が十分にわかってないから心配なのに」「玉川さんは保護者の声を代弁している」など玉川氏を擁護する書き込みがある一方で、「専門家の意見を遮ってまで持論を通そうとするのか?」「相手が話しているのに遮って話すのは失礼」など大人げない議論の仕方を不快に思う声も多く見られた。

 大阪に続き東京でも変異種の割合が増えてきたという。しかし、私たち個人がやるべきことは、三密を回避することや手洗いうがいなど、1年前と何も変わっていないはずだ。引き続き気をつけていきたい。

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