問題となっているのは、須藤が7月31日に投稿したツイート。その中で、須藤は「コロナ陽性者の中に無症状の方もいますが、この方々は厳密に言うと感染者ではないはずです」と指摘。「陽性者を感染者と言い換える行為をやめるべきだと思います」と提言していた。
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しかし、このツイートに対し、国立遺伝学研究所の川上浩一教授はツイッターで、「真に”無症状”はあり得るか?という議論は医学的に必要」と前置きしつつも、「世界中の科学者により認識されている新型コロナウイルスの最も厄介な性質『無症状感染者からの感染拡大』これを真っ向から否定するのが国会議員であるとは驚きです」と苦言。「これでは、科学的なコロナ対策など期待できるはずがない」と綴っていた。
また、ツイッターで新型コロナ関連の情報を発信している「手を洗う救急医Taka」こと木下喬弘医師も引用リツイートで、「陽性≠感染という話は、PCR検査は目的の病原体の遺伝子を増幅させて検出するので、感染してから時間が経っても検出され、その時に感染性(他人にうつす能力)があるとは限らないという話から出たのだと思います」とし、「いつの間にか症状がないと感染ではないという変なことを言い出す人が増えましたね」と須藤の発言は誤解であることを指摘していた。
さらに須藤のツイートに対し、SNSからは「何言ってるんだ」「無症状の人も他の人に感染させるだろ」「感染者は感染者」「国会議員がデマ振り撒くな」「無症状でも他人に感染させるリスクはあるんです」といったツッコミや呆れ声が多く集まっていた。
記事内の引用について
須藤元気公式ツイッターより https://twitter.com/genki_sudo
川上浩一教授公式ツイッターより https://twitter.com/koichi_kawakami
木下喬弘医師公式ツイッターより https://twitter.com/mph_for_doctors