写真を見て貰えば分かるが、何にせよ巨大な鳥居がトレードマークである。これこそが大神神社の象徴と言っても過言ではなかろう。
更にスケールの大きなことに、この大神神社とは三輪山の中にあるのだが、三輪山自体をご神体とするという、これまたとてつもない神社なのである。祀っておられる神様は大物主神(おおものぬしのかみ)という神様で、ゲーマーなどにはゲーム会社アトラスの真・女神転生シリーズなどでおなじみの神様ではないだろうか。正体は蛇であるとされ、境内に行けば多くの卵と酒を奉納している参拝客が多く見られる。
まず、巨大な鳥居を通り過ぎると見えるのは無料駐車場。参拝客にも優しい造りになっている。そして、特筆すべきは三輪の名前でお気づきになられているかもしれないが、ここら一帯は日本でも珍しい三輪そうめんのお店がいくつも点在する場所でもあるのだ。
店を眺めながら鳥居を通ると、汚れを払う社がある。参拝客はまずそこから参拝だ。ここから全ての社に卵と酒が置けるようになっている。その隣にはカップル達や、お一人様で賑わう縁結びの神様がおわす社があり、多くの縁結びの絵馬が結ばれてある。ここで多くの恋が実ったことであろう。
そこから階段を昇ると、左手に見えるのが蛇の口から水の出る手洗い場。そこで礼法に従って、手洗いを済ませ、また階段を昇ると見えるのが拝殿である。しかし、ここには神様は居ない。先ほども言ったとおり、既に参拝客は神様の中に居ることになるからだ。
山自体が信仰の対象なのである。拝殿の横にあるご神木にご挨拶を済ませ、拝殿にて、二礼二拍一礼。
筆者には、いつからこの場所が「パワースポット」と呼ばれるようになったのかはわからないが、参拝すればその神聖な雰囲気に飲まれることは間違いないであろう。
また、近くには狭井神社と久延彦神社という神社もあり、前者は身体健康の霊水が飲める。後者は頭の神様で、合格祈願にやってくる学生達が後を絶たない。奈良近郊に住む人は一度は訪れてみてはどうだろうか?
三輪そうめんも大変美味である。
大神神社公式HP
http://www.oomiwa.or.jp/
(オタク電脳記者 天驚院勝彦 山口敏太郎事務所所属)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou