被害者の女性は、洗濯物を乾燥機に入れたまま近くのコンビニに買い物に行った。戻ってきた時に男とすれ違い、不審に思いつつ乾燥機を見ると下着がなくなっているのに気がついた。そこで、止まっていた男のトラックのナンバーを覚えていたため、110番に通報。男は逃走したが20数キロ先の佐賀市内で、県警本部地域課のパトカーが手配中のナンバーを見つけ停車させ、犯行を認めたため御用となった。ここまでは、被害者には申し訳ないがよくありそうな下着泥棒の話だ。
しかし、車内を捜索すると思わぬ余罪が判明したのだ。
トラック運転席の後ろに置かれた三つのバッグから、大量の下着がみつかったのだ。その数約260点。これは男が今まで盗んでいた下着だが、なんと男は約10年間、盗み続けた下着をトラックに隠していたのだ。調べによると、この男は運送会社の仕事で関西方面へ行く途中、佐賀県内のコインランドリーで下着を盗んでいたということもわかった。
ちなみにトラックに隠し持っていた理由は「家族に見つからないよう持ち歩いていた」とか。
隠したい気持ちはわかるが、その前に窃盗は犯罪ということを忘れて犯行をくり返していたのは許されないこと。
これから家族とどう向き合うのか、男にとってこれも罪の償いの一つになりそうだ。
(ハマの半ズボン少年記者〜横浜六太 山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou