内閣府男女共同参画局は19日にツイッターで「『若年層の性暴力被害予防月間』のポスター等の使用取りやめ等について」と記した文書をアップ。その中で、ポスターについて「イラストレーターのたなかみさき様の作品との類似性について御指摘がありました」とした。
内閣府男女共同参画局から制作の請負先の凸版印刷株式会社に確認したところ、「制作過程において、たなかみさき様の作品を参考とした事実があり、作品の類似性に関するチェックが不十分であったことを認める報告がありました」とのこと。そのため、使用の取りやめと回収を決定したと報告していた。
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また、内閣府男女共同参画局は「請負先の事業者の制作過程において、このような不適切な点があったことについては、極めて遺憾」とコメント。「事業者に対しては、真摯な対応を求めていく所存です」と綴っていた。
この報告に、ネット上からは「丸投げなの?」「完全にたなかみさきさんの作品だと思ってた」「公金で盗作ポスター発注するってどういう事なの?」「発注側にも責任がないなんてことはないんだよ?」「責任は発注者やろ」という声が集まっていた。
なお、本ポスターは「あなたがYESでも、わたしがNOなら性暴力。」というキャッチコピーが記されたもの。男性側に「何も言ってこないから喜んでると思ってた」というセリフが書かれていた一方、女性側には「怖くて何も言えなかった」というセリフが綴られていた。
内容を巡り、以前からSNS上では「後から『同意がなかった』と言われれば無条件で性暴力になってしまう危険があるのでは?」「女性がウソを言う可能性を考慮してない」「同意があったとしても喧嘩になったら『言ってない』って主張されそう」といった批判の声が噴出。参議院議員の山田太郎氏が内閣府男女共同参画局などに問題点を指摘していたという経緯があった。
記事内の引用について
内閣府男女共同参画局公式ツイッターより https://twitter.com/danjokyoku