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上海万博リハーサルは大混乱…本番は大丈夫なのか?

 5月に開催される上海万博まで、あとわずかになった。この万博で見込まれる1日の来場者数は、40万人以上(ピーク時は80万人)といわれている。今月20日から行われているリハーサルでは、その半分ほどの人数にもかかわらず、会場は大混乱に陥ってしまった。リハーサル参加者たちは、人員整理のために設置してあるロープや柵をくぐり、次々に横入りする始末。中には下りのエスカレーターを上り、逆走し始める者までいる。

 この光景を見て思い出されるのは、2001年に発生した「明石花火大会歩道橋事故」である。群集雪崩による被害としては、日本で最大ともいわれるこの事故の死傷者は258人。そのうち犠牲になった11名の内訳は、10歳未満の子供たちが9人と、高齢者2人である。

 今回の上海万博でのリハーサルでは、こうした高齢者や子供たちは少なかったように思えるが、実際の万博には多数押し寄せることだろう。群集雪崩などが起こった場合、こうした体力的に弱い人たちが最初に犠牲になってしまう可能性が極めて高くなる。上海万博における徹底した警備上の対策が望まれるところだ。

(「悪徳商法記者」多田文明)

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