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吉田純子〜看護師連続保険金殺人事件

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提供:週刊実話

 2001年8月、福岡県に住む元看護師の女性(当時43歳)が警察に出頭し、自らが関わった保険金殺人について告白した。その内容から、事件の全容が明らかとなった。犯行に関わったのは、元看護師のほか、治験コーディネーター(42歳)、看護師(41歳)。さらに主犯格で指導的な立場の看護師・吉田純子(42歳)だった。

 純子と3人はまず1998年1月、看護師の夫(39歳)を睡眠薬で眠らせ、静脈に空気を注射して殺害。保険金3500万円をだまし取った。ついで翌99年3月、今度は元看護師の夫(44歳)を泥酔させた後、口や鼻から医療用チューブで大量のウイスキーを流し込み、肺炎を併発させて殺害した。この時も、3200万円の保険金を手に入れた。

 また、2000年に母親を殺害して現金を奪おうとした未遂事件も発覚。取り調べが進むにつれ、ほかにも純子が同僚から現金をだまし取るなどの余罪が次々に明らかになった。

 犯行はすべて純子の指示によって強制的に進められた。共犯者たちは純子に奴隷のように指図され、「お前の夫は不倫している」「アンタの夫に金を貸した」などと虚偽の話で犯行を実行させていた。だまし取った保険金も純子が独り占めし、遊興費などで浪費していた。

 2004年9月24日、福岡地裁で「医学知識を駆使し、完全犯罪をもくろんだ凶悪な犯行」として、主犯格の純子に死刑判決。10年3月に死刑が確定した。

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