DeNA
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スポーツ 2022年04月18日 18時30分
Welcome back“ハマの牛若丸"! DeNA・藤田、10年ぶり帰還のベテランが放つ存在感
4月16日、スターティングラインアップが発表される前、ベイスターズに10年ぶりに復帰した藤田一也の「後押しお願いします」とファンに向けたメッセージビデオが流された。その後7番のパートに“藤田”の名前が刻まれると、ネーム入りタオルに昔の23番やイーグルス時代の6番のユニフォームをかざすファンも多く見られるなど、試合前からスタジアムは期待に包まれた。 ゲームでは1回、ネフタリ・ソトの2ランホームランで先制し、なお一、二塁のチャンスで回ってきた第1打席では、スワローズ先発・原樹理得意のシュートを引っ張りライト前ヒット。ベンチもファンも大いに盛り上がった。 前日にも1点ビハインドの8回に代打で登場し、レフト前ヒットでメイクチャンスするとスタジアムも空気は明らかに変わった。 3連戦最後の試合は、勝ち越しのチャンスに代打で登場。惜しくも併殺打となるも、気迫のヘッドスライディングでなりふり構わず勝利に向かう姿勢を見せた。 現役時代、一緒に戦った三浦大輔監督も15日のヒットに「コースに逆らわない打撃で、しっかり期待に応えてくれました」とコメント。16日は「ベテランですのでこういうときこそ一也の力を見せてくれると思って」と起用の理由を説明。8回の守備から退いたが「最後までとはいかなかったけれども、最後の打席まで打線をつないでくれた」と満足げに話し「安心して見ていられる守備力ですし、よく頑張ってくれました」とゴールデングラブ賞3回に輝いた名手をたたえていた。 2012年シーズン途中、ベイスターズから楽天ゴールデンイーグルスに突然のトレード移籍。2004年、暗黒時代真っただ中のベイスターズに、自ら入団したいと公言し「ベイスターズ以外なら社会人」と横浜を愛し、愛された藤田一也。 ベイスターズは石川雄洋氏がチームを去って以来、ベンチでの生え抜きのベテランの存在がなくなる状況の中、経験と人間力あふれる男の10年ぶりの帰還は、コロナ禍で主力を欠くピンチで早速輝いた。 練習中から笑顔を絶やさぬ39歳は、やはりベイスターズになくてはならないと再確認させられたと、ファンは思わずにはいられない。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年04月14日 19時30分
DeNA・田中がブルペンのピンチに奮闘! 連投に回またぎ、TJ手術からついに完全復活か
新型コロナの影響で大幅な戦力ダウンに見舞われているベイスターズ。トップバッター・桑原将志、4番・牧秀悟、扇の要・戸柱恭孝とセンターラインを欠く野手陣と比べれば、まだ影響は少ないとみられるブルペン陣だが、貴重な“なんでも屋”砂田毅樹と抑えの切り札・山崎康晃の戦線離脱は厳しい状況だ。 そんな中、沖縄で行われたジャイアンツとの2連戦で存在感を示したのが15年目の田中健二朗だった。 12日は8回、大差の劣勢の場面で登板も集中力を切らさず、1三振を含む被安打1無失点ピッチングでいい流れを作ると最終回、味方打線の意地の得点につなげた。 13日は4-3と味方が1点差に追い上げた直後の6回に出番が回ってくると、三者連続空振り三振の快投を披露した。回をまたいだ7回も、フォアボール1つを許したが牽制球でランナーを誘い出す円熟味を増したマウンドさばきを見せ、結果的に3人で料理。両日とも高校時代からライバルとしてしのぎを削った中田翔を空振り三振に切って取ると、気迫のこもったガッツポーズも見せるなど気力も充実しているようだ。 テクニカル面でも昨年はあまり機能していなかった田中の代名詞でもある、大きく曲がるカーブのキレも復活。手術前より球威の増したストレートとスライダー、フォークのコンビネーションで、ジャイアンツ打線を封じてみせた。 19年8月のトミー・ジョン手術から厳しいリハビリを経て、昨年9月12日に一軍復帰登板を果たすと、計8試合登板で、0勝0敗、防御率も0と上々の成績を残し、今年はキャンプ、オープン戦と一軍で完走。開幕一軍キップも文句なく手に入れると、ここまで6試合でホールド1、防御率1.42で、ここ5試合は無失点ピッチング。奪三振率は14.21と高く、手術前に掲げていた“新しい田中健二朗をみせる”を体現している。 横浜一筋15年。暗黒時代からの歴史を知る左腕は、ブルペンを支えていく貴重な存在として今後も奮闘する。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年04月13日 16時30分
巨人・中島、死球直撃後の光景が話題「見てて気持ちいい」 投手が紳士的謝罪、対応次第では乱闘もあり得た?
12日に行われ、巨人が「10-4」で勝利したDeNA戦。この試合で巨人のプロ22年目・39歳の中島宏之が見せた対応が話題となっている。 「4-2」と巨人2点リードの3回裏1死で打席に入った中島は、DeNA先発・ロメロが投じた4球目、144キロツーシームを左の二の腕付近に受ける。直前の3球目も胸元付近に投げ込まれていたからか、中島は死球後ロメロをにらみつけながら防具を外し一塁に歩こうとした。 ただ、直後にロメロが右手を胸に当てるジェスチャーで謝罪の意を示すと、中島は「平気平気」と言わんばかりに左腕を上に挙げる。また、一塁に歩いた後もマウンド方向に向かって右手を軽く挙げ「大丈夫」というようなジェスチャーを送っていた。 >>巨人・廣岡に死球のヤクルト・高橋が激怒?「謝るどころかにらみつけてる」 主審にも猛抗議、不自然なひじの動きを問題視か<< 死球に対する中島の対応を受け、ネット上には「相手の謝罪を見てすぐに矛を収めたのは真摯な対応だ」、「相応の痛みがあるだろうに、怒りを爆発させずに冷静に振舞ったのは紳士的でいいと思う」、「当てて謝るロメロも、へっちゃらだって応じる中島もスポーツマンシップが表れてて見てて気持ちいい」と称賛の声が寄せられた。同時に、「去年の中日戦みたいな光景だな」、「死球ぶつけられたマルティネスとグータッチしたのを思い出す」と、昨季の死球対応を思い返すコメントも多数みられた。 「中島は昨年9月11日・中日戦で中日・マルティネスから左肩付近に死球を受けた際、一塁に向かいながらマルティネスをにらみ続けるなどかなり憤った表情を見せました。しかし、帽子をとってマウンドから歩み寄ってきたマルティネスと何か言葉を交わすと、最後はグータッチを交わし“和解”。この光景はファンの間で『お互い大人の対応だ』などと話題を呼びました。助っ人から死球を受け憤り、謝罪を受けると一転して冷静な対応を見せる共通点があったことから、今回の死球対応を受け昨季の一場面を思い返したファンも少なからずいたようです」(野球ライター) なお、中島は過去に死球に激高してマウンド上の相手投手に詰め寄り、これが乱闘騒ぎに発展したケースが何度かある。このこともあってか、一部からは「もし謝罪が無ければ事を起こしていたかも…」といった見方も挙がっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年04月11日 18時30分
DeNA、奮闘中のチームに激震! コロナクラスター発生で主力が大量離脱、復帰待たれた主砲も手術決断
4月6日、甲子園で行われたタイガース戦。延長12回、4時間36分の死闘を制し、歓喜に沸いたベイスターズに待っていたのは、思いもよらぬ事態だった。 翌日横須賀で行われる予定だったファームのゲームが「新型コロナウイルスの影響によるチーム編成が困難なため」との理由で急きょ中止になり、一時期はファームでのコロナ感染拡大が心配されていた。 しかし15時に球団から齋藤隆チーフ投手コーチ、戸柱恭孝、牧秀悟、倉本寿彦、山下幸輝、チームスタッフの陽性判定と石田健大、大田泰示、桑原将志、神里和毅に濃厚接触の疑いがあると発表。16時20分には8日のゲームの中止が決定し、20時には濱口遥大、神里和毅、チームスタッフ2人の陽性が確定した。 この時点では8日から横浜スタジアムで行われるドラゴンズ戦は開催に向けて、スケジュールの発表もされていたが、感染拡大防止の観点から一般社団法人日本野球機構(NPB)、新型コロナウイルス対策連絡会議の専門家(地域アドバイザー)と協議の結果、14時50分に3連戦の中止の判断が下された。 三原一晃球団代表によると、試合がない状況下での練習も「感染拡大防止の観点から、一度チームとしての活動を一旦止める」方針のもと、9日からは横浜スタジアムで二班で分散練習を行うなどの対策を明らかにしたが、同日17時半には砂田毅樹、楠本泰史、チームスタッフ2人が新たに陽性と判定された発表。さらに10日の10時には山崎康晃が、18時には桑原将志の感染が明らかになり、感染拡大に歯止めがかからない状況となっている。 悪いニュースは続くもので、開幕前に右肘の故障により戦線離脱している主砲のタイラー・オースティンが手術を決断。母国アメリカでのオペレーションのため、10日に帰国した。 チームはオースティン&ネフタリ・ソト、エース格の今永昇太を欠く状況ながら、ここまで5割と奮闘を続けていた。しかし未曾有の事態発生で、飛車角金銀落ちの戦いを強いられることとなってしまったベイスターズ。今はただ、感染者の完治と後遺症なく戦線に戻ってきてくれることを祈るばかりである。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年04月07日 17時30分
DeNA、新加入・大田が初のお立ち台! 間近に迫ったソトの一軍合流前に猛アピール
ファイターズを“ノンテンダー”となりベイスターズにやってきた大田泰示が6日、試合を決める移籍後初ヒットを放ちアピール成功。ベイスターズのユニフォームを着て初のお立ち台で喜びを爆発させた。 試合途中から代打で登場していた大田は、11回にヒットを放ち、佐藤輝明のまずい状況判断もあって三塁を陥れ勢いをつけると、1点を勝ち越した12回にはレフトの頭上を越える走者一掃のツーベースヒットでタイガースの息の根を止める活躍を見せた。 ブルーのユニフォームで初のヒーローインタビューでは「ああいう場面で打てたのでホッとしています。貢献したい気持ちでやってきたが、貢献できていなくて…。貢献できてうれしいです」と声を弾ませ「一歩ずつ(チームの)一員に近づいている。まだまだこれからも貢献できるように」と言葉に力を込めた。 この日まで大田はオープン戦で.094と調子は上がらず、なんとか開幕一軍はつかんだものの、開幕してからは8打数ノーヒット。ストレートに差し込まれ変化球に泳ぐ状況で、昨年打率.204、ホームラン3本と不調だった状況を打破できていなかった。 しかも開幕前にけがのため戦線離脱したネフタリ・ソトが5日からファームで実戦復帰。いきなりライトにソトらしい放物線を描くホームランを放ち、6日にはファーストでフル出場。ヒットは出なかったものの打球はしっかりと上がっており、一軍合流へ向け着々と準備を進めている状況。今年は“恐怖の7番バッター”として期待され、来日初年度の2018年は41本、翌年の19年は43本と連続してホームランキングを獲得している大砲の代わりに、調子の上がらない大田がファームで調整する可能性も十分考えられた。しかしこの日の活躍で、崖っぷちから踏ん張った印象だ。 「神奈川に縁がある。恩返ししたい」との思いを胸に、ベイスターズ移籍を決意した大田泰示。強肩と俊足も魅力のスケール大きい“セクシー”な男の反撃は、ここから始まっていく。文・取材・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年04月04日 18時30分
DeNA・佐野、開幕から攻守に躍動! 好調のチームを引っ張るキャプテンの存在感
ベイスターズのキャプテン・佐野恵太が開幕から好調をキープ。外国人助っ人抜きの打線の中心として、チームを引っ張っている。 開幕して2戦は2番としてスタメン出場したが、その後はクリーンアップの一角である3番の座を任されヒットを量産。ここまで8試合でOPSは.946と高く、打率.353はセ・リーグ6位、ホームラン2本はセ・リーグ4位タイと好成績を収めている。 好球必打の思い切りの良いバッティングはさらに磨きがかかり、1日の第1打席では2020年にノーヒットノーランも許しているスワローズ・小川泰弘の投じた初球、高めのストレートを一閃すると、ボールはライトスタンドへ一直線。「打ったのはストレートです。しっかり準備して一振りで仕留めることができました」と自画自賛の一打は、チームの勝利に直結する先制ホームランとなった。 またファーストストライクをどんどん振っていくスタイルは不変ながら、20年は42個だったフォアボールは昨年61と増加。今年もしっかりとボールを見極めるケースが散見され、相手ピッチャーからすれば嫌なタイプのバッターへと進化した。現時点での課題は.167と苦しんでいる感のある得点圏打率。19年.367、20年.315とチャンスに強いクラッチヒッターとして鳴らしただけに、徐々に上がってくればさらに理想的な打者となる。 またファーストの主戦、ネフタリ・ソトがけがで調整中のため、不動のレフトからファーストを守っているが、見事なミットさばきで速い打球にも見事に対処。味方のそれた送球を必死に足を伸ばしてアウトにするなど、そつなくこなしている印象だ。 キャンプ中に脇腹の肉離れで離脱し開幕も微妙と言われていたが、その影響を感じさせないほどの活躍でチームを牽引するキャプテン。昨年はチーム唯一の全試合出場を果たし、2年連続3割をクリアしているヒットメーカーは、2度目の首位打者も視野に入れながら邁進する。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年03月31日 19時30分
DeNA・関根にかかる反撃への期待 “番長野球”を体現する男が好アピール中
開幕一軍キップをつかんだ9年目の関根大気がアピールを続けている。 27日のゲームでは、9回あとワンアウトで今シーズン初勝利まで行きながら逆転を許した裏の攻撃。スタンドも意気消沈気味の中、カープの守護神・栗林良吏から意地のフォアボールをもぎ取り牧秀悟のタイムリーでホームを踏むと、30日に地元名古屋のドラゴンズ戦でスタメンゲット。好調の佐野恵太、牧、宮崎敏郎のクリーンナップの後の6番を任され、2回にはレフトにクリーンヒットを放つと、3回の1アウト満塁のチャンスでは渋くセンター前に弾き返し2点タイムリーヒット。「フルカウントとなりましたが、どんな形でも1点が入ればと変な欲を出さないよう意識していました。貴重な追加点を挙げられ、うれしいです」と自画自賛した。試合後は「勝つことができてうれしかった」とし「試合に向けて与えられたところで、自分の役割をしっかり全うできるように準備していく」と気を引き締めた。 高卒ルーキーだった2014年には終盤戦ながら初スタメン初ヒット、翌年の開幕戦では当時抑えの切り札だった元メジャーリーガー・澤村拓一から、東京ドームのライトスタンドへ突き刺す初ホームランをブチ込むなど、新生ベイスターズの象徴となるような期待を背負っていたプロスペクトプレーヤー。しかし2016年の70試合出場を果たした後のラミレス政権では、3年連続で30試合程度の出場にとどまっていたが、昨年三浦大輔監督が就任すると103試合出場と出番は急増。オフは右肩手術もありキャンプはファームスタートだったが、タイラー・オースティンとネフタリ・ソトの両外国人がけがのため一軍を外れた3月22日に入れ替わりで一軍合流と運気も増してきた。 現在ベイスターズの外野手は、ここまでセンターの切り込み隊長・桑原将志とオープン戦から好調をキープしている楠本泰史がスタメン出場。ファーストに昨年まで不動のレフトだった佐野が回ってからは、神里和毅や大田泰示がその一枠に入っていたが、結果面を見ればこの日の関根の働きは輝いていた。攻走守を高いレベルで兼ね備え、小技も得意な63番は“番長野球”を体現する存在として、チームスローガン通り自らも“反撃”の年にしてみせる。 取材・文・写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2022年03月30日 19時30分
DeNA・山本に「わざとだろ」怒りの声 膝元の変化球に当たりに行った? 不可解なプレーに解説も呆れ
29日に行われたDeNA対中日戦。「4-0」でDeNAが勝利したこの試合で、DeNAのプロ5年目・23歳の山本祐大が見せたプレーがネット上で物議を醸している。 問題となっているのは、「2-0」とDeNA2点リードの4回表に山本が見せたプレー。2死から打席に入った山本に対し、中日先発・小笠原慎之介はカウント「0-2」からナックルカーブを投じる。ボールは山本の右ひざへ向かうように変化したが、山本は特に避ける動作はせずに、右ひざを小さく曲げながらボールを受けた。 すると、死球を確信したのか即座に打席を外した山本に対し、球審は「ダメダメ」と言わんばかりに両手を振りながらボールを宣告。これを受け、DeNA・三浦大輔監督はベンチを飛び出し抗議するも判定は覆らなかった。 >>巨人・小林、2年後にDeNAへ移籍?「実現するわけない」反対意見も、元木ヘッド動揺の占い結果に驚きの声<< 公認野球規則には、投球が打者に当たった際のルールの1つとして「投球がストライクゾーンの外で打者に触れ、しかも、打者がこれを避けようとしなかった場合には、ボールが宣告される」、「打者が投球を避けようとしたかどうかは、一に球審の判断によって決定されるものであって、投球の性質上避けることができなかったと球審が判断した場合には、避けようとした場合と同様に扱われる」と記載されている。そのため、球審は山本が避けられる球を避けなかったと判断してボールを宣告したものと思われる。 山本のプレーを受け、ネット上には「右足を少しも後ろに引かずに当たったからこれは絶対わざとだろ」、「怪我のリスクもあるのにそんなセコいことするなよ」と批判が寄せられた。同時に、「解説も廣岡と一緒って呆れてるじゃん」、「開幕戦の廣岡みたいだなって思ってたら解説も同じこと言ってた」と、この試合で解説を務めた野球解説者・鈴木孝政氏(元中日)の発言に注目するコメントも多数みられた。 「今季は3月25日・巨人対中日戦で巨人・廣岡大志が、中日・大野雄大が胸元に投じたストレートに左ひじを差し出す振る舞いを見せファンの間で物議を醸しています。直近の出来事ということもあってか、実況は山本へのボール宣告直後に『廣岡もありましたけれども』と鈴木氏に話を振りましたが、鈴木氏は『もうあれと全く一緒』と呆れたようにコメントしました。山本のプレー以上に、この鈴木氏のコメントが印象的だったファンも少なからずいるようです」(野球ライター) ボール宣告でカウント「1-2」となった後、4球目のナックルカーブで遊ゴロに打ち取られた山本。打席に立った時点で打率「.000」とまだ今季初ヒットを打っていなかったこともあり、一部からは「何とかして塁に出たい気持ちが出過ぎてしまったのでは」といった見方も挙がっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年03月28日 18時30分
DeNA・牧、ライバル・栗林も打った! “2年目のジンクス”払拭で目指す打点王への道
2年目ながら4番を任されている牧秀悟が開幕からエンジン全開。プロ野球界にはびこる“2年目のジンクス”の心配を吹き飛ばす活躍を見せた。 開幕戦ではカープのエース・大瀬良大地からチャンスを広げる今シーズン初ヒットをライト前に運びチーム初得点につなげると、次打席では持ち前の選球眼でフォアボールで出塁と貢献。2戦目は難攻不落の森下暢仁からタイムリーを含むマルチヒットをマークする活躍を見せた。3戦目は4−4の同点で迎えた8回に、復活の兆しを見せる元守護神・中崎翔太のスライダーを一閃。「エスキー(エスコバー)が良いピッチングをしてくれたので思い切っていこうと決めていました。本塁打になるか微妙でしたが、ファンの皆さんの声援がスタンドまで運んでくれたと思います」と振り返る一打は、一時勝ち越しとなる貴重なホームランだった。逆転された9回には、昨年新人王争いを演じたカープの絶対的守護神・栗林良吏からタイムリーを放ち、負けはしたものの4番の意地を見せた。 4番セカンドとしてチームの中心選手として君臨しながら、オープン戦から試合に出ないときでも率先してベンチ前でナインを出迎え、ときにはイニング間のキャッチボールの相手も務めるなど、真摯な姿勢は昨年と同じ。打てば派手なガッツポーズ、味方の好プレーにもベンチ内でひときわ喜びをあらわにしチームを鼓舞し続ける姿は、チームメイトからもファンからも愛される理由の一つだろう。 昨シーズンは打率.314とセ・リーグ3位、ホームランは22本を数え、打点も71。得点圏打率.304とOPS.890は規定打席到達者の中ではチームトップの成績を残した牧秀悟。離脱しているタイラー・オースティンが復帰しても不動の4番として期待されている2年目の怪物は、チームを勝たせるための目標、打点王に向けて邁進していく。 写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年03月24日 18時30分
DeNA、外国人不在のピンチは楠本が救う? “尚典の教え”で目指す5年目のブレイクスルー
ベイスターズ自慢の重量打線の3番として期待されていたタイラー・オースティンと、“恐怖の7番バッター”としての役割で復活を期していたネフタリ・ソトの両外国人が、ともにけがの影響で開幕に間に合わないことが濃厚となった。2年連続で純和製打線で挑むことになった三浦ベイスターズだが、逆に捉えれば若手にはアピールの絶好のチャンスが訪れたとも言える。 その筆頭が楠本泰史。昨年は4年目にして76試合に出場し、打率.254、ホームラン2本とキャリアハイをマーク。特に代打では.295と結果を出すことに成功し、ひと皮剥けた印象を残した。 さらなる飛躍に向けて、秋季トレーニングから合流している鈴木尚典コーチに様々な質問を投げかけ「バッティングの“間”。先に自分の形を作って、相手のボールが来るのを少しでも長く待てるかが一番大切にされていた」との答えを反すう。沖縄で結果が芳しくないときも「考えすぎているのでは。考える前に打ちにいけ」とのアドバイスで打撃は復調し、オープン戦では「本能で打つを合言葉にして取り組んでいます!」と同じ左打者で首位打者2回獲得のレジェンドの教えを胸に刻んだ。 また「秋にやっていた(バットの)振り込みを春のキャンプでもやった。春にあれだけ振り込むことはなかったので身体はきつかった」と振り返るが「1カ月もやれば当たり前になった。試合が終わってからスイングももっと振らないと」とマインドも体力面も強化した。 結果打率.464、OPS1.143、得点圏打率はちょうど5割と大躍進。北海道でのオープン戦では、伊藤大海の追い込まれてからのスプリットをレフトに運んで二塁へ(記録はヒット)。次打席では球速測定不能のスローカーブをためにためてセンターに弾き返すなど、天才的なバットコントロールと本能をかけ合わせたバッティングを披露し最後のアピールに成功した。 2019年のオープン戦でも首位打者を獲得し、佐野恵太とともにベイスターズの明日を担う存在として注目を浴びていた楠本泰史。尚典の教えを元に、5年目の今年こそ満開の花を咲かせる。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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