DeNA
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スポーツ 2022年02月03日 17時30分
DeNA、4年目捕手・益子がブレークへ好スタート! 初の一軍キャンプメンバー入りに高まる期待
2月1日。プロ野球界にとっての正月が今年もやってきた。ベイスターズは“横浜反撃”のスローガンのもと、例年通り沖縄での春季キャンプをスタートさせた。 宜野湾で行われる一軍キャンプメンバーは、ゴールデンルーキーの小園健太が抜擢されたが、大きなサプライズ抜擢はなかった印象だ。 しかしキャッチャー陣を見渡すと、4年目キャッチャー・益子京右の名前が記されていた。益子は昨年のシーズン終了間際の10月23日のドラゴンズ戦で、8番スタメンで一軍デビューし、手術から復帰3戦目の東克樹を好リードで引っ張り8回無失点の快投を演出。バットでも4回の第2打席でレフト線間際にポトリと落とす初ヒットをマークし、初のお立ち台の場も経験した“持ってる”21歳である。 2018年に強肩をウリに栃木・青藍泰斗高からドラフト5位で入団した益子は、1年目と2年目ともにファームでの出場は30試合程度にとどまりながらも、昨年はファームで主にマスクを被っていた山本祐大が一軍に帯同する機会が増えた関係もあり、益子の出番が倍増。二軍で72試合出場と、キャッチャーとして貴重な経験を積むことができた。 横須賀で行われた秋季トレーニングでも、トライアウトに向けて調整をしていた飯塚悟史や左腕のジョフレック・ディアスらのボールを右に左に打ち分け柵越えもマーク。コーチやチームメイトから「今がピークか?」と声が飛ぶほどの好調ぶりをアピールし、充実の秋を過ごした。 一軍に生き残るには、打てるベテラン・伊藤光、フレーミングの鬼・戸柱恭孝、クリーニング手術から復帰をめざす嶺井博希、昨シーズンほぼ一軍に帯同した高城俊人、若手期待度No.1・山本との戦いに勝ち残る必要があるが、ここまではいい流れのまま一軍でのスタートが切れた。「ずっとここでプレーしていたい気持ちがあります!」とヒーローインタビューで宣言していた言葉を具現化すべく、“無類のマグロ好き"の益子が宜野湾の地でアピールを続けていく。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年01月31日 18時30分
DeNAドラ1・小園「充実した1カ月間」 同期の絆で上々のプロ生活スタート、ドラ2・徳山は意外な一面を暴露!
ベイスターズ期待の新星ルーキーたちが、1月8日からの新人合同自主トレを29日午前中に打ち上げ、ドラフト1位の小園健太(市立和歌山高)がプロとして順調な滑り出しを披露した。 7日に入寮した際は、人生初の寮生活に「不安もあります」と素直な心境を吐露していたが、約1カ月を経て「初めての環境でも、しっかりと順応しながら過ごせたのではないかと思います」と笑顔。好評の食事にも「すごくおいしいですし、栄養もしっかりと取れるメニューになっていてすごくいいと思います」とし、プロの厳しいトレーニングをこなしながら「体重も1キロぐらい増えて92キロになりました」と体調も万全だと明かした。 また「先輩たちが優しく接してくださるので住みやすいです。慣れてきましたね」と人間関係も順調だと語っており、合同トレーニング中も笑顔を見せながら和気あいあいとするシーンはよく見られた。ドラフト2位の徳山壮磨(早稲田大)は小園に対し「普段の日常ではずっと一緒にいて、だいぶ寄ってきますね」と明かし「後輩がやりやすいように自主トレできて、上下関係なくできたので良かったです」と笑顔。 取材では真面目で少々硬い印象もある小園だが、徳山は「だいぶおちゃらけですよ」と違う一面を披露。「真面目ですけど自分には素でどんどん来ます。自分も距離を取りたくはないので、ホンマ同級生みたいにできるのが一番」とのポリシーから、呼び名も最初から「徳さんでいいよと言っていたんですけど、最近はソーマと呼び始めて…徳さんと呼ぶときもあるんですけど、ソーマが増えてきましたね」と暴露。「『ソーマ起きるぞ』とアラーム鳴る前に起こされたり、よっぽどナメられてますね」と頭をかきながらも「かわいい後輩です!」と仲の良さを強調した。 2月1日からは沖縄キャンプに突入。小園と徳山の他にも4位・三浦銀二、6位・梶原昂希と4人のルーキーが一軍に抜擢された。合同自主トレで1カ月、汗を流した同期メンバーの絆とともに、厳しいプロ生活に足を踏み入れる。 取材・文 ・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年01月27日 17時30分
DeNA・ソト、いざ“反撃”の2022年へ 本塁打王奪還へ「カルフォルニアでの学び」&「キャンプ初日から合流」を活かす
DeNAの大砲、ネフタリ・ソト。昨シーズンはコロナの影響でキャンプに参加できず、来日したのは3月27日と大幅に遅れてしまい、オープン戦も不参加だった。本人は「調整が難しい部分はありました」と吐露、さらに「オリンピックブレイクもあり、一年通して難しく、苦しいシーズンだったと感じています」と、123試合出場で打率.234、21本塁打、62打点と打撃3部門のほか、OPSと得点圏打率も自己最低に終わったシーズンを振り返った。 しかし今年は1月14日にすでに来日済みで、キャンプ初日からチームに合流できることに「すごくうれしいことだと思います」とし「もともと練習は好きですし、実戦を多く積めるのでバッティングだけではない、野球の中での全般的なタイミングをつかんでいきたい」と沖縄での目標を掲げた。 シーズン終了後は盟友のタイラー・オースティンの紹介で、ベイスターズ期待の大砲、細川成也とともにカリフォルニアでトレーニング。「自分にとっても初めてロサンゼルスに行って1週間トレーニングしました」と明かし「メジャーリーグで活躍している選手たちのメカニズムに、ボールにコンタクトするときの瞬間に共通するところがある」と新しい発見があったとのこと。「そこでコーチの方々がいろいろ教えてくださったので自分のバッティングに役立ちました」と手応えも感じているようだ。 来日初年度の2018年は41本、翌年の19年は43本と連続してホームランキングを獲得したが、ここ2年間は期待の大きさもあり、彼としては物足りない成績に終わったネフタリ・ソト。最下位に終わった今シーズンを踏まえて決定した2022年のチームスローガン“横浜反撃”の成就に向けては、嵐のカリビアンのパワフルスイング完全復活もキーのひとつとなる。文・取材・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年01月24日 17時30分
DeNA、三浦政権2年目のスローガンは“横浜反撃”! チームの歴代スローガンを振り返る
DeNAは公式YouTubeで「横浜DeNAベイスターズ プレイボールミーティング2022」を行い、今シーズンのスローガンを「横浜反撃」に決定したと発表した。 昨年の「横浜一心」に続き、三浦大輔監督自身が考案し採用。昨シーズンはホームの横浜スタジアムでヤクルトに敗れ、目の前で胴上げを許すとともに、チームの最下位も決定。「本当に悔しい思いやうらやましい思い、いろんな思いが混ざっていました」と屈辱の瞬間から「やり返す。2022年は横浜反撃の年にしなければ」と決意。「分かりやすくシンプルでストレートに伝わる言葉」を選んだとした。 TBS時代は2004年から3年続けて「BE A HERO」、2007年からも「MOVE ON なせばなる」を3年間、2010年は「FULL SEASON FULL POWER, Analyzing Baseball」、翌年は「FULL SEASON FULL POWER」とマイナーチェンジするにとどまり、あまりスローガンを重要視していなかったことがうかがえる。 ところが親会社がDeNAになってからは、中畑清DeNA初代監督が2012年「熱いぜ!横浜DeNA」と声高らかに発表。2013年「勝」、2014年「心」、2015年「導」と和テイストで中畑氏らしい心のこもった言葉が並んだ。 2016年にアレックス・ラミレス氏が監督に就任すると「WE PLAY TO WIN」と英語のスローガンとなり、文字通り勝つためにプレーしたチームは、セ・リーグ3位と球団史上初のクライマックスシリーズに進出。自信を深めた2017年は「THIS IS MY ERA.」。“我々の時代”と、もう一つ上の目標を掲げると勝率も5割を超えセ・リーグ3位と、一歩ずつ強豪チームとなっていった。 戦力も整いつつあった2018年は「VICTORY is within US.」。“勝利は我々の中にある”と優勝に向けメッセージ性を強くしたが、成績はセ・リーグ4位に後退。悔しさを踏まえ、2019年は「Go Beyond the Limit.」と限界突破を表現し、チームも2位とステップアップに成功した。2020年は「NEW GENERATION IS HERE.」とチームの顔だった筒香嘉智の去った後の新世代到来としたが、成績は4位とBクラスに低迷したこともあり、ラミレス監督も解任された。 言葉は言霊ともよく言われる。昨年は最下位に沈んだが、心をひとつに戦う「横浜一心」は体現できた。2022年はその名の通り最下位からの“反撃”を目指して、2年目の三浦ベイスターズは発進する。取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年01月20日 17時30分
DeNA・今永、再び絶対エースの座へ! 2022年に目指す“チームを勝たせる”ピッチャー像とは
一昨年の左肩手術から昨年復帰した今永昇太が、1月4日から無休で自主トレを敢行。「着実に進んでいると思います」とヤクルト・寺島成輝、ロッテ・中村稔弥、中日・岡野祐一郎、広島・高橋樹也とともにいい汗を流していると明かした。 2021年シーズンは開幕には間に合わず、5月23日に初マウンドに立つと、そこから19試合に登板しチーム最多の120イニングを投げ抜くなどさすがの貫禄を見せつけたが、勝ち星は5勝に終わった。 2022年シーズンは「1年間ローテーションを守る」ことは大前提として「25、6試合は(先発)登板する」と逆算。「その中で自分が何勝何敗したかはあまり関係なくて、どれだけその(登板した)試合で勝つことができたのかに重点を置いていきたい。その中で(チームが)何勝したかを常に意識してやっていきたいと思います」とした。 「例えば5回5失点してもチームが勝てば、自分が登板して勝ったと思えばいい。8回無失点と自分がいいピッチングをしようが、チームが負け、または引き分けてしまえば、自分のピッチングにはあまり価値がないと思っている」とチームの勝利至上主義を全面的にアピールした。 もちろん「とにかく自分に勝ちがつけば、絶対に25、6試合のうちの1勝になるわけなんでそういったことは意識する」と自らの手で勝ち取ることが最善としながらも「勝ち負けがつかなかったときも、どうやったら勝てたかを意識しながら、1週間に1度しか投げないので高い意識を持ちたいなと思います」とスターターとしての矜持を見せた。 ルーキーイヤーの2016年、開幕ローテーションの座をつかむと5試合連続でクオリティスタートを達成するも、味方の援護に恵まれず4連敗を喫するなど“勝運”に見放された経験からも“チームを勝たせるピッチャー”へのこだわりを強くさせるのだろう。2年連続開幕投手を任されるなど絶対エースとして君臨した今永昇太。完全復活の頭脳派左腕が、チームを勝利へ導いていく。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年01月17日 18時30分
DeNA・藤田、楽天時代の門下生らと自主トレで汗! “人格者”のずば抜けた求心力がチームを高みへ導く
ベイスターズに10年ぶりに復帰した藤田一也が、2012年から行っている恒例の自主トレを今年も実施。メンバーは昨年まで在籍していた楽天ゴールデンイーグルスの選手4人で、ピッチャーでは同じ横浜ベイスターズ出身の福山博之と、野手では昨年ショートのレギュラーを争っていたライバル同士の山崎剛と小深田大翔、才能あふれる20歳の若手内野手・黒川史陽とともに京都、滋賀で汗を流している。 藤田は昨年10月4日に楽天から来季の契約を結ばないと伝えられ、他球団での現役続行を模索していた最中に「引退か他のチームでやるのか分からない中でも、2022年も自主トレを一緒にやらせてと11月から言ってもらった」と“チーム藤田”の結束を表すようなエピソードを披露。「もう一回プレーヤーとしてできていることをうれしく思う」と笑顔を見せ「この自主トレでやったことを横浜で楽天の選手に見せないといけない気持ちになってきました。いい結果で応えたいなと思います。楽天のメンバーの活躍も楽しみです」と目を細めていた。 今までもレギュラー争いを繰り広げていた若いライバル選手にも「質問されたら答えますよ」と自らが積み上げてきた経験と技術を惜しみなくレクチャーし、チームの底上げに尽力してきたことは有名。ベイスターズの若手選手にも無形の財産を伝える役目にも期待されている。 また一緒にプレーしていた三浦大輔監督を筆頭に、コーチ陣も下園辰哉、田代富雄に続いて今シーズンから斎藤隆、石井琢朗、鈴木尚典、相川亮二らが集結。気心の知れた首脳陣と、若い選手たちとのパイプ役としても貴重な存在となりうるだろう。 もちろん「勝負する気持ちはある」と現役選手としてポジションを奪いにいく姿勢は不変。「一年間一軍で100試合以上出られたら」2022年シーズンのターゲットを定めた藤田一也は、ずば抜けた求心力を武器にベイスターズに足らなかったパーツを埋めていく。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年01月13日 17時30分
DeNAドラ1・小園「全員仲良い」 初の寮生活&新人合同自主トレは順調!
ベイスターズ期待のドラフト1位・小園健太が年明け間もない7日に入寮。翌日から新人合同自主トレもスタートし、プロとしての第一歩を歩み出した。 父の運転する車で大阪の貝塚市を早朝2時に出発し、神奈川の横須賀まで遠路はるばるドライブしながら入寮した際、人生初の寮生活に「自分は経験したことがないので、少し不安もある。一日も早く環境に慣れていきたい」と素直な感情を吐露していたが「同期の高校生の子たちが仲良くしてくれて、先輩(ルーキー)たちも本当に良くしていただいて、全員仲いいと思います」と約1週間を経て環境にも順応してきた模様。特にドラフト4位の三浦銀二(法政大学)と、育成3位・大橋武尊(茨城アストロプラネッツ)のコンビには「いい声かけをしてくださってるイメージがあります」と年上のムードメーカーたちに感謝していた。 自主トレーニングの内容には「経験したことのない練習がとても多くて、体ももちろんなんですけど、心も疲労があった」とプロの厳しい練習に戸惑いもあったと明かした。しかし第1クールを終え、初の休日を経て「1日休めたので、万全の状態でキャンプに入れるようにしっかりとやっていきたいと思います」と気を引き締めていた。 横浜大洋ホエールズ時代を含め、高校卒ナンバーワン評価のピッチャーの指名は98年の松坂大輔氏以来と言っても過言ではなく、しかもクジで指名権を獲得したことは史上初とも言えるグッドニュース。三浦大輔現監督が長年背負い続け“横浜ナンバー”として準永久欠番扱いとなっていた18番をいきなり託すなど、ベイスターズにとって最大限の期待値を背負う小園。 高卒2年目で早くもチームの中心選手として花開いた、佐々木朗希(ロッテ)や奥川恭伸(ヤクルト)、宮城大弥(オリックス)など、早くから戦力としてチームに貢献しているピッチャーも目立つが、まずはけがなく一歩一歩、順調にエースへの階段を上っていくことを期待したい。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年01月06日 17時30分
DeNA、最下位からの逆襲へ視界良好? 怒涛の補強ラッシュで2022年は期待大
昨年、DeNA体制になって10年目のベイスターズは満を持してフランチャイズプレイヤーだったレジェンド・三浦大輔を監督に据え、大きな期待を受けて発進した。しかし開幕直後から様々な逆風にさらされ、残念ながら最下位に沈む苦しいシーズンとなってしまった。 これを受けて球団は、ファンの想像の上をいく怒涛の補強&FA引き留めラッシュを敢行。12月のプロ野球のニュースを毎日のようににぎわせた。 まずはFA組の残留を一気にまとめた。移籍がまことしやかにささやかれていた宮崎敏郎と6年の長期契約を締結し、勝負強い大和も複数年。ゴールドメダリスト・山崎康晃も単年で契約した。さらに来年以降FA権を取得することが濃厚な剛腕・三嶋一輝と3年、復活のリードオフマン・桑原将志と4年。球団としては異例の複数年契約を結び、流出を未然に防いだ。 また長年ブルペンを支えてきた鉄腕エドウィン・エスコバーと2年、後半は無双のピッチングを見せたスターター、フェルナンド・ロメロに2年目は球団オプション付きの2年、最強助っ人打者への階段を上っているタイラー・オースティンとは3年プラスオプションで大型契約。今年で契約の切れる、チームの核となる外国人助っ人たちも次々と引き留めた。 日本ハムからノーテンダーとなっていた強打の外野手・大田泰示、10年前に涙のトレードで横浜を去った藤田一也と、パ・リーグで実績を積んだ2名の実力者も獲得。 選手だけではなく、豪華コーチ陣の招へいも話題となった。斎藤隆チーフピッチングコーチ、鈴木尚典バッティングコーチ、石井琢朗野手総合コーチの98年優勝メンバートリオに、相川亮二バッテリーコーチに小杉陽太ファームピッチングコーチと5名のOBをスタッフとして復帰させた。トドメは三浦監督、斎藤コーチの師匠にあたる小谷正勝氏をコーチングアドバイザーとして招き入れるなど、万全の体制を整えた。 2020年オフはネフタリ・ソトの引き留めには成功したものの、梶谷隆幸&井納翔一はダブルでジャイアンツに流出。補強は風張蓮と宮國椋丞の戦力外組と人的補償の田中俊太、契約しなかったスペンサー・パットンに代わりケビン・シャッケルフォードを獲得するにとどまったことを鑑みても、今シーズンの本気度がうかがえる。 オフのイベントでも「悔しい」と繰り返していた三浦監督。2022年は盤石の布陣で捲土重来を期す。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年12月27日 17時35分
悔しい2年間を糧に…! DeNA・佐野が思い描く理想の“キャプテン像"
キャプテンとして2年目を迎えた今シーズン、初の全試合出場を達成し、打率.303と昨年に続き連続3割もクリアした佐野恵太。キャプテン初年度の昨年は「動かなかったこと」を後悔し、今シーズンは積極的に動くことを心に誓っていた。 開幕戦では青のペンで、監督、コーチ、チームメイトの他、裏方さんに至るまで、それぞれの手のひらに、今シーズンのチームスローガン“横浜一心”の“一”を描き、チームの結束力を高める行動に出るなど、キャプテンとして勝利のために尽力した。前のキャプテン・筒香嘉智は、強烈なキャプテンシーでチームを引っ張っていったが、佐野のキャプテン像は、みんなで前に進む「和」を意識してチームをまとめていくスタイル。チームが不調のときに制作した「モチベーションビデオ」でも、ほかの選手の意見も取り入れるなど、協調性を重んじる姿が目立っていた。 契約更改では5年目で1億1千万円(推定)と大台を突破したことを告白し「いつかはなりたいなと思っていたので、すごくうれしい」と素直に喜びを表現したが「全試合出られたことだけが納得できること」と漏らした。前半戦まではリーディングヒッターだったが、後半は失速。個人の成績は昨年に比べると低い数字となったことに納得がいかない様子。チームとしても20年の4位から成績を落とし最下位に沈んだこともあり「最下位のチームのキャプテンということで、本当にただただ悔しかった」と振り返っていた。 キャプテンとして「右も左も分からなかった」1年目を経て、自ら動くことを実践できた2年目のシーズン。残念ながら結果はついてこなかったが、自らが理想とするキャプテン像には近づけたように見えた。シーズンに密着するドキュメンタリー作品「BBB」の公開記念挨拶でも「今シーズンは悔しい思いしかしていないので、来シーズン、皆さんと喜び合えるように頑張りたいと思います」とリベンジを誓った背番号7。辛酸をなめた2年間を糧に、来シーズンこそキャプテンとしてベイスターズを勝利へ導いていく。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年12月23日 17時30分
DeNA・今永、舞台挨拶で“投げる哲学者”らしいセリフ連発! ファンの前で来季のリベンジを決意
DeNAは2021年シーズンを振り返る球団公式ドキュメンタリー映像作品「BBB(BAY BLUE BLUES)2021」の劇場公開初日に公開記念舞台挨拶を行い、怪我から復帰したエース・今永昇太が来シーズンに向けての抱負を語った。 作品はチームの裏側に迫るノンフィクション。最下位に沈んだ今シーズン、選手自身も把握していない悩みや苦しみが多々描かれている。今永は「佐野(恵太)もキャプテンとして苦しいシーズンを送っていたんだな、など新しい発見がありました。僕はサポートをしてあげられなかった」と選手会長として反省の弁を口にするなど、トーンも低めになりがちだったが、ファンに向けての決意は今永らしい言葉のオンパレードだった。 映画を見てくれるファンに対しては「今シーズン、このような成績の中で足を運んでくださる方々には感謝していますし、映画を通して僕たちがプレーをしているところに、ほんの少しでも自分の感情を僕たちに託してもらって、それを僕たちが背負って野球をしなければ」と独特の表現でファンとの共闘を願う。逐一カメラが回っていることに関しても「仕事の一部と捉えている。自分の行動に責任を持つためのツールでもあると思う。責任感とか使命感を植え付けさせてくれるような原動力にもなっている」と、選手によっては煩わしさも感じかねない存在をポジティブに捉えるところも今永らしい。 来シーズンに向けて「この状況でも僕たちを応援する理由を見つけて、応援し続けてくれたファンに報いなければ、チームとして、選手としての価値がどんどん薄れてしまう。最後まで応援していただいた方々に、なにか残さなければいけないな」と決意。「来シーズンはたくさんの笑顔を届けられるような映画にしたい。しっかりと先頭で引っ張っていきたいなという気持ちになりました」と宣言した“投げる哲学者”。唯一無二のワードセンスの中に、並々ならぬ闘魂が感じられた。 写真・取材・文 / 萩原孝弘
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