DeNA
-
スポーツ 2021年11月22日 17時30分
DeNA、“ラスト正捕手”相川も入閣! 兄貴分・三浦監督をアシストする捕手陣整備に期待
ファーム総合施設DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKAで行われている秋季トレーニングに、コーチ就任が19日に正式発表されたばかりの相川亮二氏が翌日の20日、いきなり合流した。 相川といえば谷繁元信氏が2001年オフ、ドラゴンズに移籍してから徐々に頭角を現し、2004年に102試合出場と正捕手の座をゲット。翌年にはチームをAクラスに導く原動力となり、2006年の第1回ワールド・ベースボール・クラシックで日の丸を背負うまでに成長。選手会長も務め、2007年オフには1億円プレーヤーの仲間入りも果たした。2008年には海外FA権を獲得し、メジャー移籍をめざすも夢かなわず。獲得に名乗りを上げていたスワローズに移籍が決定した。 ここからベイスターズは正捕手問題に直面する。相川の穴を埋めるべくFAで相次いで獲得した野口寿浩、橋本将は期待には応えられず、武山真吾、細山田武史、新沼慎二、黒羽根利規と有力な人材はいるものの正捕手は不在。TBSからDeNAに親会社が変わっても、黒羽根を軸に帰ってきた鶴岡一成、高城俊人、西森将司、嶺井博希らが起用されるも安定しなかった。ラミレス政権になると、2016年ルーキー・戸柱恭孝が積極的に起用され、124試合出場と待望の正捕手誕生かと思われたが、専属キャッチャー制度を採用するラミレス采配もあった上に、2018年シーズン途中には伊藤光をトレードで獲得。以降、伊藤を中心に据えるのかと思われたが、2020年になると伊藤出場時の防御率の悪さを理由に、戸柱起用へとシフトされた。三浦政権になった今シーズンは伊藤、戸柱、嶺井に加え、強肩の山本祐大がアピールに成功し、シーズン終盤には益子京右もデビュー戦で結果を残すなど、群雄割拠の様相を呈している。 チーム合流初日、取材に応じた相川新コーチは正捕手について「チームとして方法を考えながら」と前置きしながらも「本当ならいた方が良いと思っている。(誰かが)出てきてくれれば」と理想も語っていた。スワローズ、ジャイアンツと渡り歩いた経験を糧にして、相川亮二の野球道第二章に期待がかかる。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
-
スポーツ 2021年11月18日 18時30分
DeNA、剛腕サイドスロー・進藤が引退…ポテンシャル十分の右腕が第二の人生へ
11月16日、2021年シーズンをもって進藤拓也が引退すると発表された。社会人のJR東日本出身で、即戦力として期待されていたが、残念ながら十分と言える活躍はできずにユニフォームを脱ぐ決心を下した。 本人も引退コメントで「プロ初登板を含め多くの満塁の場面で登板させていただき、沢山チャンスを貰いながらも、結果を出すことが出来ずに申し訳なく思っています」と触れているように、スタートでつまずいてしまった。 2017年のルーキーイヤーではオープン戦から結果を残し、開幕一軍の切符をゲット。開幕戦となった3月31日の神宮球場、2-3と1点ビハインドのワンアウト満塁の場面でプロ入り初登板したが、中村悠平にセンターオーバーの2点タイムリーツーベース、西浦直亨に犠牲フライを許し、ほろ苦いデビューとなってしまった。気温も低く雨の降りしきる中、開幕戦、敵地での大ピンチでの初登板は、ルーキーにはいささか酷だった印象が残る。 ダイナミックなサイドスローのフォームから繰り出されるストレートは150キロを超え、同じサイドスローの加賀繁氏の後釜としてブルペンを支える存在としての期待は大きかったが、ルーキーイヤーの12試合登板後の2年間は、共に5試合と一軍定着はできなかった。2020年オフには右肘のクリーニング手術も敢行し、再起を図ったが今シーズンも2試合登板にとどまり、無念の戦力外となってしまった。 ファンや関係者に向けて「今シーズン限りで現役引退する事を決めました。これまで沢山の方の力で大好きな野球を通じてプレーすることができ、両親、家族、トレーナーさん、裏方さん、ファンの皆様には本当に心から感謝しています」とし「チームの力になることは出来ませんでしたが、とても濃い5年間を送ることができました。最後になりますが、5年間沢山のご声援をありがとうございました。これから、どんな人生になるか分かりませんが、精一杯頑張っていきます。本当にありがとうございました」とのコメントを残した進藤拓也。特徴的だったゴーグル姿と、登場曲のいきものがかりの「ブルーバード」は、いつまでもファンの脳裏に焼き付いている。取材・文・写真 / 萩原孝弘
-
スポーツ 2021年11月15日 18時30分
DeNA・三浦監督、初の“秋季トレーニング”の意義を明かす「1、2軍関係なく全員で」 新コーチとの意思疎通も順調か
ベイスターズは一昨年まで秋季キャンプと称して、野手陣は鹿児島県・奄美大島で、投手陣は横須賀スタジアムのある追浜公園内の施設「DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA」で、若手を中心に汗を流していた。しかし今年からは「秋季トレーニング」と名前も変更し、1、2軍フルメンバーでDOCKと横須賀スタジアムを併用し、汗を流している。 三浦大輔監督はこのトレーニングで「個々のレベルアップ」と目標を口にしていたが、第3クールの始まった14日には横須賀スタジアムでケースバッティングを実施。ランナーを置いた場面で、バッティングピッチャーの投球に対して送りバントや進塁打など、小技を重点に置いた練習を重ねていた。フェニックスリーグから投手から打者への挑戦をしている、来シーズン4年目の勝又温史も無難に送りバントを決めるなどのシーンもあり、練習を見守るファンからも温かい拍手が送られていた。田代富雄バッティングコーチとともにバッターボックス裏で練習を見守っていた三浦監督も「今年一年感じた足りない部分をテーマに上げています。まだまだ失敗も多いし、改めて課題だなと。来シーズン始まるまでの準備期間として始めてます」と、今シーズン最下位に沈んだチームの課題クリアにも着手していると明かしていた。 また「1、2軍関係なく、選手コーチ全員で取り組んでいます」と、今までは投手陣と野手陣に分かれ、ベテラン勢は免除されることが多かった秋季キャンプとの違いとメリットも明かした。さらに初日から指導している斎藤隆、鈴木尚典両コーチに加え、14日から合流した小杉陽太コーチと新しい顔ぶれも加わったこともあり「コーチ、スタッフともコミュニケーションをより多く取っています」と、番長らしく意思の疎通にも重きを置いているようだ。 多くのレジェンドも入閣し、期待の大きい2年目の三浦ベイスターズ。1、2軍の垣根のない秋季トレーニングの中で、昨シーズンのスローガン「横浜一心」をよりブラッシュアップさせていく。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
-
-
スポーツ 2021年11月11日 17時45分
DeNA、スーパールーキー・牧にまた栄誉! 月間MVPもゲットで高まる新人王への期待
ベイスターズの牧秀悟が10、11月度「大樹生命月間MVP賞」の打者部門を初受賞。今シーズン締めの賞も手にし、“ハマのレコードコレクター”にまたひとつ栄誉が加わった。 シーズンも大詰めの10月、牧のバットは打ち出の小槌のごとくヒットを量産した。19試合出場で打率.452、ライト線、レフト線、右中間、左中間と広角に打ち分ける中距離ヒッターとしての本領も発揮しツーベースも11本をマークした。オースティンの戦線離脱後の10月6日からは4番として15試合出場し「チャンスではしっかりと打たなければいけないのが4番の役割だと思うので、集中して打席に入った」と気合を入れると、打率.517、得点圏打率も.500と打ちまくり、ルーキー離れしたキモの座り方も披露した。 最終的には打率.314と22ホームランを記録。これは1958年・長嶋茂雄氏、1981年・石毛宏典氏、1986年・清原和博氏に続く史上4人目のルーキー3割&20本の快挙となった。 球団記録としては打率、安打数153本、塁打数260、猛打賞14回、1試合4安打4回、二塁打35本と数々の記録を更新。8月25日には新人初のサイクルヒット、10月23日から26日にかけて5打席連続ツーベースヒットを放ち、1994年のイチローらの4連続を更新する日本記録も達成するなど、記録ラッシュのルーキーイヤーだった。 現在行われている秋季トレーニングでは「来シーズンも一年間通してケガをしない身体作り」と「守備の向上。ひとつの打球に対してしっかりとさばけるように、確実性を意識して」をテーマにさらなる高みをめざしている牧秀悟。これだけの記録を塗り替えた実績と、チームが下位に沈む中モチベーションを切らさず打ちまくり、さらに主に内野の中心でもあるセカンドのポジションを守り続けたタフさをも加味すれば、最後の目標である「新人王」獲得も達成可能だろう。 写真・取材・文 / 萩原孝弘
-
スポーツ 2021年11月08日 17時30分
DeNA、満を持して鈴木氏がコーチ就任決定! 三浦監督にも負けない“横浜愛”で港町を歓喜に導く
3日11時、ベイスターズから鈴木尚典氏のコーチ就任が球団から発表され、古参ファンを中心にSNSには歓喜の声が集まった。 鈴木氏といえば1998年の日本一の際、マシンガン打線の3番として打線を牽引。日本シリーズでは打率.480と当たりまくりMVPを獲得し、レギュラーシーズンでも打率.337で、前年に続き首位打者に輝くなど、天才バットマンとして名をはせた。 生まれは静岡ながら横浜高校に進学すると、1990年ドラフト4位で当時の横浜大洋ホエールズに入団。2008年に引退するまで通算17年、一貫してYOKOHAMAのユニフォームに袖を通し続けたフランチャイズプレイヤー。引退を決心した際には自らのブログで「横浜以外のユニホームを着て、若い選手たちと戦う姿を想像したらつらかった。横浜は大好き。違う形で強くなる手助けをしたい」と発信し、ファンの涙を誘った。翌年はファームの湘南シーレックス(当時)で育成・打撃コーチを務め、その後もベイスターズに携わり続けると、2020年からはベイスターズと関係の深い神奈川フューチャードリームスで監督就任。初年度からBCリーグで初優勝の快挙を成し遂げ、満を持してのベイスターズ復帰。秋季練習の初日から、選手たちと精力的に動き回った。 2018年の『GET THE FLAG! SERIES』では谷繁元信氏とトークショーを行い、その場でも「優勝争いするのは当たり前になってきている」とチームを評価。「早く優勝してほしい」と古巣ベイスターズに熱いエールを送っていたことも記憶に新しい。 同じく優勝メンバーの三浦監督もFAで熱心に誘われていたタイガースを断り、横浜一筋で戦い抜いたことはあまりにも有名で、監督初年度には「横浜一心」のスローガンのもとで戦った。現時点ではコーチポジションは明らかにされていないが、今年最下位に沈んだチームを三浦監督にも負けない「横浜愛」を武器に、通算打率.303を誇る“元ハマの安打製造機”が、待望の優勝へ導いてくれることに期待がかかる。 取材・文・写真/ 萩原孝弘
-
-
スポーツ 2021年11月04日 18時55分
チームの弱点を補う男になれ! DeNAドラ6・梶原が持つ快足と勝負強さ
ベイスターズからドラフト6位指名された神奈川大学の梶原昂希外野手。11月2日、関東地区大学野球選手権大会での創価大学との準々決勝で、最終回6-7と1点ビハインド、ツーアウト満塁の場面で打席が回った梶原は、相手左腕の1ボールからの低めのストレートに対し素直にバットを出すと、打球は左中間を深々と破り走者一掃の逆転ツーベースヒット。負ければ大学での最後の試合となる大事な場面で起死回生の一打を放ち、セカンドベース上でチームメイトに向かって歓喜のガッツポーズと雄叫びを上げた。 梶原は大分雄城台高時代に通算14ホームランを放ち、神奈川大学に進学。1年春からセンター・クリーンアップの中心選手として抜擢されると、1年秋には打率.400で首位打者とベストナインをダブル受賞した。4年の春にもベストナインを獲得し、大学リーグ戦では通算.299、ホームラン12本、盗塁20の記録を残した。 指名挨拶時には「走力、肩の力、バッティング。全て高いレベルで出していければ」と走攻守全てがアピールポイントとし「特に足を絡めた打撃を今後伸ばしていきたい」と高校時代にクラスメイトで、リレーの日本記録保持者でもある東京オリンピック代表の児玉芽生と100メートル走勝負を挑み「ギリギリ勝てなかった」とのエピソードを持つ5秒8の快足にプラスアルファしたバッティングを武器にしたいとコメント。新人王候補にもなっている今年のスーパールーキー・牧秀悟とも面識があり「気さくで優しい方のイメージを持っていましたが、テレビ中継で見ていて本当にすごい選手なんだと思いました。追いかけて、同じような活躍ができればいいなと思います」と身近な先輩の存在をお手本にしたいと口にした。 担当の欠端光則スカウトが「脚力面からでもチャンスあるかも」と示唆したように、今シーズンから就任した三浦大輔監督の掲げた「得点力アップ」のオプションにもガッチリかみ合う快足を持ち、これからのホームグラウンド・横浜スタジアムでのゲームで、土壇場で打席が回り、結果も出せる何かを“持ってる”梶原昂希。ドラフト指名順位は下位ながら、宮崎敏郎、佐野恵太、楠本泰史らのように、チームの中心選手になることを期待したい。 取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
-
スポーツ 2021年11月04日 11時05分
DeNA、日本一戦士たちの入閣でチーム崩壊の危機? 来季低迷で危惧される三浦監督への逆風とは
“1998年メンバーの集結”へ。しかし、プラス材料ばかりではないようだ。 横浜DeNAベイスターズがコーチスタッフを改造する。前巨人コーチの石井琢朗氏が一軍打撃担当、メジャー5球団を渡り歩いた斎藤隆氏が投手コーチとして招聘されるという。また、球団OBで首位打者2回の実績を持つ鈴木尚典氏も入閣する。優勝、日本一に輝いた“98年のV戦士たち”が最下位に沈んだチームの再建に乗り出す。 >>巨人・中田が原因説浮上? 石井コーチの三軍送りに憶測の声、異例の配置転換が「原監督と揉めたのか」と勘繰られるワケは<< 「石井コーチは、指導者として4球団目。広島、ヤクルト、巨人。今季はその3球団に大きく負け越しており、相手のチーム事情も知っているので、作戦参謀としても期待できます」(スポーツ紙記者) 打撃指導は折り紙付き。石井コーチたちの帰還にファンも大歓迎だが、不安材料もないわけではない。 三浦大輔監督は47歳だ。打撃、投手の両部門を統括する新加入のコーチは“ビミョ~に年上”なのだ。 今季のコーチスタッフにも年上はいた。しかし、青山道雄ヘッドコーチは61歳であり、三浦監督からすれば、オヤジとまではいかないものの、甘えることもできるひと回り年上の先輩となる。それに対し、鈴木氏は2歳年上、石井、斎藤の両氏は4つ上。現役時代の関係で言えば、三浦監督は彼らに敬語を使っていたはずだ。 三浦監督はやりにくいと思っているのではないだろうか。その疑問をベイスターズOBにぶつけてみた。 「三浦監督は2016年に引退しました。同年は二軍調整や、一軍に昇格しても好投できず、苦しんでいました。その時の投手コーチは木塚敦志・現コーチと、篠原貴行氏(現スカウト)でした。自身よりも年下が投手コーチという状況に三浦監督も配慮していましたし、木塚、篠原両コーチも気を遣っていました」 立場は異なるが、先輩後輩、年齢が逆転する役職下での気苦労は経験済みというわけだ。「三浦監督なら巧くまとめられる」とも語っていたが、選手起用などで意見が異なった場合、どんな選択を行うのだろうか。最終決定権は監督にある。監督の選択が成功した場合はともかく、裏目に出た場合は絶対に気まずい雰囲気になる。 「DeNAが球団を買収してからは『OBを大切に』と方針転換しています。フリーエージェント権を行使して他球団に移籍した選手も含め、指導者として帰還してもらおうとしています」(球界関係者) 近年、DeNAの選手たちはFA権を行使するか否かで迷うと、三浦監督に相談していた。トレード移籍した選手も必ず挨拶をしており、「番長・三浦のチーム」という雰囲気で、年上の先輩選手たちもそれを認めていた。 「来季も下位に低迷するようなことになったら、ヤバイですよ。今季は監督一年生なので誰も口にしませんでしたが、来季も連敗するようなことになれば、采配批判は避けられません」(前出・同) 三浦監督は調子の上がらない選手も起用するなど、ガマンの采配が続いた。育成と自前戦力のレベルアップで、年上の先輩コーチたちがサポートしてくれたら、最高なのだが…。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2021年11月01日 18時35分
DeNA"永遠ハマのプーさん”に横浜歓喜、宮崎敏郎の大型契約に感じたDeNAの「横浜一心」への本気度
今シーズン途中の6月にFA権を取得した宮崎敏郎が、シーズンを終えたばかりの10月29日に会見を開き、ベイスターズ残留を発表。今オフ最大の懸念が早々に解決した。 九州・佐賀県出身で、ソフトバンクの松田宣浩と自主トレするのが恒例行事。昨年はセ・リーグの右打者では最高の打率.301をマークしながらも、昨年の契約更改は単年契約にとどまっていた。さらに金額面でも前年の1億6000万円(推定)から「同じくらいです」と微増程度が予想されていた。 DeNAの「マネーゲームはしない」との方針もあり、2016年のオフに山口俊が、昨年は梶谷隆幸と井納翔一が相次いでジャイアンツに移籍。TBS時代から内川聖一、村田修一らの主力がベイスターズを去っていくことを経験しているファンは、希少な強打の右打者・宮崎が権利を行使すれば好条件での争奪戦が予想されていただけに、半ば移籍も覚悟していた節さえあった。 >>DeNA・武藤「感謝してもしきれない」 引退会見でファンへの思いを吐露、思い出に強く残る試合も語る<< しかし球団も権利を取得した6月には残留に向けた交渉をスタート。宮崎も「あったりなかったり」と正直に迷いもあったと明かしたが「心が決まったのはホーム最終戦の後。最後にグラウンドを1周したとき」にファンの気持ちを再確認。28日には「このチームで、横浜DeNAベイスターズで優勝したいです」と球団に伝え、6年の大型契約で“永遠ハマのプーさん”が確定した。 2017年は打率.323で首位打者とゴールデングラブを獲得。3割超えは今年で2年連続4回目で、2ケタホームランは6年連続をマーク。サードの守備も安定しており、昨年の左打ちの外野手の梶谷、先発の井納と比べると“代えのきかない”存在だけに、球団も引き留めに最大限の誠意を見せた。 ファンも「横浜DeNAベイスターズが好きですし、熱狂的な熱いファンの皆さまの前でプレーできるのはすごいうれしい。やっぱりファンの皆さまと一緒に、勝って喜びを分かち合いたいのが一番です」とストレートな言葉に悶絶。三浦大輔現監督もFA行使をするか迷っていた際、ファン感謝デーでファンの三浦コールに感化されて残留を決めた経緯と重なり、SNSではその男気に感激する声であふれた。 横浜を愛する監督と選手がいてくれてこそ、ファンもいっそう応援に力が入るもの。三浦監督の掲げる“横浜一心”のスローガンが、より輝いてきた。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
-
スポーツ 2021年10月29日 15時30分
広島・大瀬良の投球に怒りの声「失望した」 “長嶋超え”かかる牧への四球に批判、大差リードでも勝負を避けたワケは
28日に行われた広島対DeNAの一戦。「7-0」で広島が勝利したこの試合で、広島のプロ8年目・30歳の大瀬良大地が見せた投球がネット上で物議を醸している。 >>広島・鈴木のポスティング報道に「気が変わったのか」驚きの声 『ジャンク』での過去発言が話題に、ファンは巨人入りを覚悟していた?<< 問題となっているのは、「7-0」と広島7点リードの9回表の大瀬良の投球。完封をかけて最終回のマウンドに上がった大瀬良は、森敬斗を一ゴロ、佐野恵太を左飛に打ち取り2死を奪ったところで牧秀悟を迎える。ここまで2安打を放っていた牧はこの打席もヒットなら今季15回目の1試合3安打以上、いわゆる猛打賞達成となり、長嶋茂雄氏(巨人終身名誉監督/1958年)が保持するシーズン猛打賞新人歴代最多記録(14回)の更新が実現していた状況だった。 ところが、大瀬良は長嶋氏超えがかかる牧に対し一つもストライクを投じずに四球を与える。敬遠気味の投球を受けた牧は、一塁に歩く際に眉間にしわを寄せ悔しそうな表情を浮かべていた。 大瀬良の投球を受け、ネット上には「あからさまに牧の記録更新を阻止してて失望した」、「この日唯一の楽しみだった牧の長嶋超えがこんな形で潰されてムカつく」、「7点リード、しかも2死の状況で敬遠くさい四球なんて本当に白ける」と非難の声が寄せられている。 一方、「同僚の状況考えたら歩かせるのはおかしなことではない」、「栗林の新人王かかってるんだから逃げ気味になるのは仕方ないことじゃないか?」、「下手に勝負いって牧に記録作られたら記者投票に影響する可能性もあるだろ」と非難への反論も複数挙がった。 「今季のセ・リーグは牧と広島守護神・栗林良吏が新人王争いを展開していますが、28日に全日程を終えた牧は『137試合・.314・22本・71打点』で史上4人目の新人3割20本、残り2試合の栗林は『51登板・0勝1敗35セーブ・防御率0.72』で史上3人目の新人30セーブをそれぞれクリア。双方ともに素晴らしい結果を残しているため、オフの記者投票で受賞者に選ばれるのがどちらになるかは全く分からない状況です。今回大瀬良が牧に四球を与えた詳しい意図は不明ですが、一部ファンの間では新人王争いの状況を踏まえて、牧に得票につながるような好材料を与えたくなかったのではという見方もされています。なお、球界では同僚とタイトルを争う打者を相手にした投手が、自らやベンチの意向で四球を与え勝負を避けることは珍しいことではありません」(野球ライター) 新人王は「海外のプロ野球リーグに参加した経験がない」、「支配下選手に初めて登録されてから5年以内」、「打者として前年までの一軍打席数が60打席以内」、「投手として前年までの一軍登板イニング数が30イニング以内」という条件を満たす選手のみが有資格者となり、一度逃すと二度と受賞できなくなるタイトル。今年は牧と栗林が競っているタイトル争いに、大瀬良の四球はどこまで影響を及ぼすのだろうか。文 / 柴田雅人
-
-
スポーツ 2021年10月27日 18時30分
DeNA・三浦監督の言動に「理解できない」批判の声 優勝直後のヤクルト祝福が物議、“過剰反応”だと反論も
26日に行われたDeNA対ヤクルトの一戦。「1-5」でDeNAが敗れた試合後、DeNA・三浦大輔監督の振る舞いがネット上で物議を醸している。 >>DeNA・桑原、怒りを物にぶつけファン呆れ「応援する気が失せる」 好調に水を差す死球に感情を抑えられず?<< DeNAにとって本拠地・横浜スタジアムでの今季最終戦となった26日の一戦は首位ヤクルトが勝利して優勝マジックを「1」とし、試合終了後に2位阪神が敗れたためヤクルトのリーグ優勝が決定。そのため、球場ではまずヤクルトの胴上げが行われ、その後にDeNAの本拠地最終戦セレモニーが行われた。 最終戦セレモニーでは監督がチームを代表してスピーチを行い、シーズンの総括やポストシーズン、来季への意気込みなどを述べるのが一般的。ただ、この日スピーチに臨んだ三浦監督は冒頭で「まずはヤクルトスワローズファンの皆様、優勝おめでとうございます」と優勝したヤクルトのファンを祝福すると、三塁側のヤクルトベンチに向かって一礼。その後スタンドのDeNAファンに今季の低迷を謝罪した上で総括や来季への意気込みを述べた。 三浦監督の振る舞いを受け、ネット上には「スピーチの1番最初にヤクルト側を祝ってくれるとは完全に予想外」、「敵チームに祝辞を述べるのは気遣いが凄いな」、「そもそも胴上げを優先してくれてるのに、さらに監督自らお祝いしてくれるなんて泣ける」と驚きや称賛の声が寄せられている。 一方、「今季はヤクルトにカモにされてリーグ優勝まで許してるのに優しすぎないか?」、「ドベが決まった直後に敵を祝える神経が理解できない」、「胴上げは見せられるわ、三浦監督は呑気に祝うわで散々な最終戦だ」と否定的なコメントも複数挙がった。 「26日の試合ではヤクルトの6年ぶりリーグ優勝と同時に、DeNAの6年ぶり最下位が決定。今季のDeNAは同戦を含めて『6勝17敗2分』とヤクルトに2ケタ以上の白星を与えており、このことが両軍の明暗を分ける結果にもなりました。こうした背景もあってか、最終戦セレモニーで真っ先にヤクルト側を祝福した三浦監督の姿勢に不満を抱いたファンは少なからずいるようです。ただ、こうしたファンの反応に対しては『お互いに全力を尽くした相手を労うのは別におかしなことではない』、『目の前の相手を素直に称えることの何がいけないのか』といった疑問の声も挙がっています」(野球ライター) 今季は開幕直後から最下位に沈み、優勝はおろかAクラス争いにもほとんど絡めなかったDeNA。目の前で胴上げを許した屈辱をどのようにバネにしていくのか、来季以降の三浦監督の采配にも大きな注目が集まりそうだ。文 / 柴田雅人
-
スポーツ
横浜高校OBが存在感! DeNA乙坂・倉本、開幕へ向けアピールを続ける
2020年06月08日 17時30分
-
スポーツ
DeNA・倉本のファールボールが同僚に直撃! 「申し訳ないけど笑った」無観客試合ならではの珍事に反響
2020年06月04日 18時30分
-
スポーツ
ガッツマンが燃えてきた! DeNA・桑原、練習試合で連日の躍動
2020年06月04日 17時30分
-
スポーツ
DeNA・オースティン「コンディションも問題ない」 開幕へ向け視界良好!
2020年06月01日 17時30分
-
スポーツ
DeNA・桑原「守備はチームを助ける」 球際にも強い守備力を武器に狙うセンターの座
2020年05月28日 17時30分
-
スポーツ
DeNA・濱口、開幕へ向けて前進! 「ひとつひとつのボールの感触は良かった」
2020年05月25日 17時30分
-
スポーツ
DeNA・倉本「レベルアップして開幕を迎えたい」 復活を期すユーティリティプレイヤーに高まる期待
2020年05月24日 11時00分
-
スポーツ
DeNA・齋藤「始まるぞという気持ち」 3年目の有望株、開幕へ向け着々と準備中
2020年05月18日 17時30分
-
スポーツ
自主練習でパワーアップ! DeNA・神里はおうち時間を有効活用!
2020年05月14日 17時30分
-
スポーツ
DeNA・伊藤光、母に感謝「メンタル的な話をしてもらった」 昨年は“母の日弾”プレゼントも
2020年05月11日 17時30分
-
スポーツ
DeNAに朗報! 鉄腕エドウィン・エスコバー「肩や膝含め、身体の状態は良い」
2020年05月09日 17時30分
-
スポーツ
プロ野球史上2回目の開幕延期…過去1回だけ実施された2011年、横浜ベイスターズの戦いの軌跡
2020年05月04日 16時00分
-
スポーツ
DeNA・中川「下半身強化で強い球を」 育成上がりのプロスペクト右腕、ステップアップで狙う一軍初勝利
2020年04月30日 17時30分
-
スポーツ
DeNA・乙坂「スキルアップできる時間が増えた」 ポジティブに自分を磨き来たる開幕へ
2020年04月27日 17時30分
-
スポーツ
DeNA、“1番・センター”は誰の手に? 神里・桑原・梶谷、自主練習中のそれぞれの取り組み
2020年04月25日 11時30分
-
スポーツ
DeNA・三上「効率的に練習しコンディションを維持」 “ブルペン陣の長男”が完全復活へ向け視界良好
2020年04月20日 17時30分
-
スポーツ
DeNA、横浜スタジアムでのゲームが11試合増加決定! 本拠地得意のチームに有利に働くか
2020年04月16日 17時30分
-
スポーツ
レイズ・筒香にスタメン落ちの危機? メジャー生活で悪影響かもしれない、サポートチームの正体とは
2020年04月14日 11時35分
-
スポーツ
侍でもベイスターズでも絶対エースに! DeNA・今永の現在進行形の取り組み
2020年04月13日 17時30分
特集
-
少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
-
ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
-
-
Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
-
一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
-
株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分