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広島・大瀬良の投球に怒りの声「失望した」 “長嶋超え”かかる牧への四球に批判、大差リードでも勝負を避けたワケは

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大瀬良大地

 28日に行われた広島対DeNAの一戦。「7-0」で広島が勝利したこの試合で、広島のプロ8年目・30歳の大瀬良大地が見せた投球がネット上で物議を醸している。

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 問題となっているのは、「7-0」と広島7点リードの9回表の大瀬良の投球。完封をかけて最終回のマウンドに上がった大瀬良は、森敬斗を一ゴロ、佐野恵太を左飛に打ち取り2死を奪ったところで牧秀悟を迎える。ここまで2安打を放っていた牧はこの打席もヒットなら今季15回目の1試合3安打以上、いわゆる猛打賞達成となり、長嶋茂雄氏(巨人終身名誉監督/1958年)が保持するシーズン猛打賞新人歴代最多記録(14回)の更新が実現していた状況だった。

 ところが、大瀬良は長嶋氏超えがかかる牧に対し一つもストライクを投じずに四球を与える。敬遠気味の投球を受けた牧は、一塁に歩く際に眉間にしわを寄せ悔しそうな表情を浮かべていた。

 大瀬良の投球を受け、ネット上には「あからさまに牧の記録更新を阻止してて失望した」、「この日唯一の楽しみだった牧の長嶋超えがこんな形で潰されてムカつく」、「7点リード、しかも2死の状況で敬遠くさい四球なんて本当に白ける」と非難の声が寄せられている。

 一方、「同僚の状況考えたら歩かせるのはおかしなことではない」、「栗林の新人王かかってるんだから逃げ気味になるのは仕方ないことじゃないか?」、「下手に勝負いって牧に記録作られたら記者投票に影響する可能性もあるだろ」と非難への反論も複数挙がった。

 「今季のセ・リーグは牧と広島守護神・栗林良吏が新人王争いを展開していますが、28日に全日程を終えた牧は『137試合・.314・22本・71打点』で史上4人目の新人3割20本、残り2試合の栗林は『51登板・0勝1敗35セーブ・防御率0.72』で史上3人目の新人30セーブをそれぞれクリア。双方ともに素晴らしい結果を残しているため、オフの記者投票で受賞者に選ばれるのがどちらになるかは全く分からない状況です。今回大瀬良が牧に四球を与えた詳しい意図は不明ですが、一部ファンの間では新人王争いの状況を踏まえて、牧に得票につながるような好材料を与えたくなかったのではという見方もされています。なお、球界では同僚とタイトルを争う打者を相手にした投手が、自らやベンチの意向で四球を与え勝負を避けることは珍しいことではありません」(野球ライター)

 新人王は「海外のプロ野球リーグに参加した経験がない」、「支配下選手に初めて登録されてから5年以内」、「打者として前年までの一軍打席数が60打席以内」、「投手として前年までの一軍登板イニング数が30イニング以内」という条件を満たす選手のみが有資格者となり、一度逃すと二度と受賞できなくなるタイトル。今年は牧と栗林が競っているタイトル争いに、大瀬良の四球はどこまで影響を及ぼすのだろうか。

文 / 柴田雅人

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