DeNA
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スポーツ 2021年01月15日 20時00分
前DeNA・石川、現役続行へのやる気がない?「俺が編成なら獲らない」元恩師・高木氏がトライアウト不参加に苦言も賛否
元大洋・横浜で野球解説者の高木豊氏が14日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。昨季限りでDeNAを戦力外となり現在(15日午後6時半)まで去就が決まっていないプロ17年目・34歳の石川雄洋に苦言を呈した。 今回の動画で高木氏は昨季限りで所属球団を戦力外となった後、現在まで去就が決まっていない選手を複数名挙げながらトーク。その中でDeNAコーチ時代(2012-2013)に指導した石川の名を挙げ、昨年12月7日に行われたプロ野球12球団合同トライアウトを受けなかった点を疑問視した。 昨年11月3日の戦力外発表直後から現役続行の意思を表明していることが伝えられていたが、翌月に行われたトライアウトは受けなかった石川。結果的に現在まで去就が決まっていない状況となっているが、高木氏は「(オファーがこないのは)やる気(の問題)なんだよ。しがみついてでも野球をやりたいか(という気持ち)は、トライアウトを受けるか受けないか(で測れるから)」と、トライアウトを受けなかったことで他球団に“やる気ナシ”と捉えられてしまったのではと推測した。 高木氏は続けて、「『俺は横浜のレギュラーだったんだ』と(いう気持ちがあると)してもそれは一昔前の話で、去年の石川はほとんど二軍にいて一軍では(試合に)出ていない。ということは、自分の力を(他球団に)確認してもらうのはトライアウトしかなかった」と発言。一昔前とは違い一軍で試合に出ていない状況なのだから、トライアウトを受けて他球団に今の実力を見極めてもらう必要があったのではと指摘した。 「トライアウトを受けてない時点で、俺が球団のスカウトや編成なら獲らない」と断言した高木氏。「(仮に)受けて『もっと(野球を)やりたい』という意思表示があれば(話は)変わったと思う」、「『まだやりたいのか』と(興味を持った他球団と)面接をしてみて、やる気が伝わってくるなら『よし、お前もう1回やってみろ』というようなことにもなった(かもしれない)」と、トライアウトを受けていれば今とは違った展開もあり得たのではと推測していた。 高木氏はこの他にも「変則(的なフォーム)にすればいいかなと思う」と語った投手や、「獲るのには勇気がいる」という投手などについて動画内で語っている。 >>DeNA・梶谷、巨人入りは金目当てでは無かった? FA移籍の意外な真相を明かす、あの選手も決断の決め手に<< 今回の動画を受け、ネット上には「確かにトライアウト受けないのは疑問だった、最近はほとんど結果残してないのに」、「『実績があるからって高を括ってるな』という見方をされちゃった可能性はあるかも」、「もし受けてたら支配下とはいかなくても、育成入団や春季キャンプでの入団テストといった話もあったかもしれないのに」といった反応が多数寄せられている。 一方、「近年の成績考えると出ても出なくても結果は変わらない気がする」、「ほとんどの球団は二塁埋まってるし、ロートルの石川のプレーを見ても欲しがるところはないだろ」、「そもそもトライアウトを見て獲得を判断する球団はほぼ無いもんじゃないの?」と否定的なコメントも複数見受けられた。 「今回名前が挙がった石川は2004年ドラフトで6位指名を受け横浜(現DeNA)に入団し、昨季までに『1169試合・.256・23本・224打点・1003安打』をマークしている選手。ただ、ここ数年は毎年一軍出場が50試合前後にとどまっていた上、昨季はとうとう一軍未出場に。高木氏はこれらのデータも踏まえ、『トライアウトに出た方が良かった』と主張しているのだと思われます。ただ、一般的に各球団はトライアウト前の時点で来季の編成を大方済ませており、事前に声をかけている選手を除いてはトライアウトの結果をもとに新たに獲得を検討することはほぼないとされています。そのため、仮にトライアウトに出ていたとしても結果は同じだろうと考えているファンもいるようです」(野球ライター) 石川が本職とするのは二塁のポジションだが、他球団を見るとどこも二塁には確固たるレギュラーがいる、もしくは若手に複数のレギュラー候補がいる状況で明確な穴がある球団はない。これを踏まえるとここから石川にオファーがくる可能性は低いようにも思われるが、果たして今後声をかける球団は現れるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ
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スポーツ 2021年01月14日 17時30分
DeNA・岡村球団社長「野球文化を次の世代に伝えていきたい」 DeNA体制10年目、「継承と改革」から「心を打つ野球。」へ
ベイスターズは12日、横浜DeNAベイスターズ誕生10周年を迎えることにより、新たなコーポレートアイデンティティ(CI)を発表した。 岡村信悟代表取締役社長は「10年目の節目を迎える記念すべき年。更に成長して行くために大切な一年」と位置付け、「第2の創業」のような気構えでと、会社としての行動指針を示した。 新しく発表したCIは「心を打つ野球。」コロナ禍での生活環境の激変を踏まえた上で「今まで掲げてきた“継承と改革”での良質な非常識にチャレンジしてきたが、更に挑戦を推し進めていく」とし、「感動のある野球を。スポーツ界の先頭へ。」をミッションに、「100年先へ、野球をつなごう。この横浜で、感動を分かち合おう。」とのビジョンを打ち出した。 岡村社長は今までの挑戦に対し、「成功も失敗もあった」と振り返っていた。確かに入念なリサーチに基づき、横浜スタジアム近隣に通うサラリーマンの動員から女性ファン、ファミリー層までがスタジアムに集い、チケットはプラチナ化。チームも徐々に強くなりCSの常連まで成長、TBS時代の暗黒期の面影は一蹴された。しかし、買収直後は戦力が整わず順位は低迷し、「全額返金!?アツいぜチケット」など奇抜なアイデアは賛否両論を引き起こしたこともあった。 トライアンドエラーを繰り返し、現在の位置まで辿り着いたDeNA。2020年にはレフトウイング席も完成し、増収が見込まれた中でのコロナ禍。岡村社長は「コロナは数年影響するだろう。持久戦になる」としながら、「良質なエンターテインメントは棄損したくない」と基本コンセプトは崩さない。「元々はITサービス業。VRなどでも楽しめるように整えていく」と、昨年既にスタートしているVRハマスタなどで新たなサービスを提供し、収益増に取り組む構えだ。 「スポーツビジネス全体から注目されたい。先頭を走っていきたい」と岡村社長は力強く宣言した。ベンチャー企業らしいチャレンジ精神で、閉塞感のある世の中をベイスターズは打ち破ってくれそうだ。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年01月11日 17時30分
前ヤクルト・風張蓮がDeNAに加入! 球団代表も期待する「武藤二世」への道
各チームが着々と戦力補強を行うプロ野球のオフシーズン。ベイスターズはヤクルトを自由契約となった風張蓮を獲得した。 昨年行われた12球団合同トライアウトでは、近年スピードがあまり速く表示されないとされている神宮球場で、参加者最速の149キロをマーク。ストレートで押し込み、フォークを決め球に使うピッチングで打者3人に対し2奪三振と好投。ベイスターズスカウトの目に留まり、晴れて入団となった。 編成のトップである三原一晃球団代表は「武藤(祐太)が復活を遂げたような活躍を」と、貴重な中継ぎとして機能している右腕とイメージを重ねていた。 武藤は2017年オフにドラゴンズを自由契約になったが、元来の武器であるシュートとスライダーに加え、フォークの精度を改善。さらにトレーナーをつけて下半身トレーニングや遠投に取り組み、ベイスターズブルペン陣のスピードにも負けない、力強いストレートも手に入れた。昨年はオープナーの役割も果たすなど、今となっては貴重な戦力となっている。2013年に58試合登板を記録したタフネス右腕は、戦力外を経てベイスターズで華麗に蘇った。 風張も「身体が強くて、1年間しっかり投げられること」がアピールポイントで「良かった時の真っすぐも投げられてます」と中継ぎで53試合に投げたキャリアハイの2018年の感覚が戻っていると自信を見せる。また「ヤクルトでは先発もやっていたので、そこを任せられても全然いけるぞとアピールしたい。チームの力となれるように、どんな場面でも何試合でも」と意気込んだ。再びプロ野球選手としてマウンドに上がることになった男は、ベイスターズのためにフル回転を誓っていた。 境遇、ピッチングスタイルと似通った部分の多い武藤と風張。雰囲気の良いベイスターズのリリーバー陣の中で、風張にも武藤先輩の通った道を歩んでいってもらいたい。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年01月07日 17時30分
本に色紙にみかん10個? DeNA高卒ルーキーたちのユニークグッズは
ベイスターズ期待のルーキー8名が年明け間もない6日に、神奈川県横須賀市にある「青星寮」に入寮した。 毎年ルーキー達は、生活必需品の他に“お気に入り”や“こだわり”の品を持参して入寮する。今年も自己紹介も兼ねて様々な品々を公開し、例年通りそれに対しての思いも語ってくれた。今回は高卒4名のルーキー達のエピソードを紹介したい。 真面目な一面を見せたのが、地元横浜出身の2人。ドラフト3位指名の松本隆之介(横浜高校)は、長年横浜高校硬式野球部の監督として活躍した渡辺元智氏から贈られた「目標がその日その日を支配する」と記された色紙を持参。「コロナで甲子園が中止になった時に頂いた。プロの世界でも念頭に置いて頑張る」と気を引き締めていた。 育成ドラフト2位指名の加藤大(横浜隼人高校)は、松下幸之助著の「道をひらく」を持参。「高校3年生のホームルームで読んだ。人生の志が書いてあって、内容も深く考えた」とパナソニック創設者の思想を学んだ。中でも「真剣勝負という言葉を大事にしています。(本では)剣道の話なんですが、野球に置き換えても人生に置き換えても、真剣勝負は大事」と、目を輝かせていた。 4位指名の小深田大地(履正社高校)は1級上で昨年タイガースに指名された井上広大から贈られたバットを持参。「入寮に何か持って行かなきゃと話していたら、“これ持っていけ”と」言われたそう。自分の使っているものより「1センチ長く、グリップも違う」が、「練習で使っていきたい」と試してみると語った。「仲良くさせて頂いた井上さんに、早く追いつけるように」と目標を定めていた。 今回もっともユニークだったのが、6位指名の高田琢登(静岡商業高校)が持参した「みかん10個」。「みかん畑を持っているおばあちゃんが作ってくれている。これをよく食べて今まで育ってきた」と力の源だと強調。「荷物が多くてあまり持って来られなかったが、なくなったら送ってくれるように頼む」と、みかん好きの静岡っ子は「地元の方に応援してもらって愛されるように、身体作りやトレーニングをやっていきたい」と、甘いみかんで栄養補給してコンディションを整えていく。 まだ真新しいファーム施設「DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA」で、金曜日から新人合同トレーニングに挑むルーキーたち。それぞれ思いのこもった品と共に、プロへの第一歩を踏み出す。取材・文 / 萩原孝弘写真提供 / 横浜DeNAベイスターズ
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スポーツ 2021年01月04日 11時55分
DeNA・百瀬「ベイスターズで野球ができたことに感謝」 期待の内野手がそっとバットを置く
ベイスターズの6年目内野手、百瀬大騎が引退を決意した。 長野・松本第一高校から2014年ドラフト6位でベイスターズに入団した百瀬は、俊足と高い身体能力が武器の内野手だったが、2020年オフに戦力外通告を受け、トライアウトも受けずに引退となった。 2019年には初めて1軍に昇格し、2020年は2月中旬のキャンプから1軍に帯同。目標であった開幕一軍は逃したが、マルチポジションを守れるユーティリティ性が重宝され、直後には昇格するなど、内野手の中で序列は上位だった。 課題は打撃にあったが、2019年の「7月8日から西武第二球場でカーブマシンを打っている時、調子も悪く全然打てないので思い切って右足を内側に入れてみたら、急に今までとは違う感覚が掴めた」とその月は打率.390と突然覚醒。2015年から18年まで打率は2割を超えることは無かっただけに、そのまま上昇気流に乗るかと思われた。 9月3日には念願のプロ入り初ヒットもマークし、ファームの最終戦でもシュアなバッティングで猛打賞との活躍を見せていただけに、ファン目線では自由契約は意外とも写ったが、ファームでも打率.182と振るわなかったのも事実だった。2020年ドラフト2位、牧秀悟は百瀬と同じ松本第一高校出身で、内野手として切磋琢磨する姿も楽しみだったが、叶わぬ夢となってしまった。 「ファンの皆さま、6年間という短い時間ではありましたが応援ありがとうございました。どんな時でも温かいご声援をくださった事は一生忘れませんし、皆さまの温かい言葉で何度救って頂いたことか数え切れません。本当にありがとうございました」とファームでは何度も「ももちゃーん」との声援が飛んでいたことを感謝。「もっと球場で皆さまに見てもらいたかったのが本音ですが、今シーズン、プロ初ヒットを打ったことが1番の思い出です」と晴れ舞台での唯一の安打を振り返った。「今年で現役を引退しますが、このプロ野球人生に悔いはありません。様々な方々に支えられながら、6年間横浜 DeNA ベイスターズで野球が出来たことに感謝、誇りを持ち今後の人生に活かしていきたいと思います。最後になりますが、この横浜の地で野球が出来たこと、ファンの皆さまに出会えた事、本当に嬉しく思います。6年間沢山のご声援ありがとうございましたI☆YOKOHAMA!」とファン思いの百瀬らしいコメントを残した。 屈託のない笑顔と、ひたむきなプレースタイルは、いつまでもファンの脳裏に焼き付いている。キッパリと野球人生に別れを告げた百瀬大騎は、第二の人生に向かって歩み出した。 取材・文・写真 萩原孝弘
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スポーツ 2020年12月31日 17時30分
2020年も成功! 坂本、伊勢、蝦名…DeNA大卒ドラフト組の活躍
DeNAが近年安定した成績を挙げている要因の一つは、高いスカウティング力にある。2014年の山崎康晃に始まり、2015年今永昇太、2016年濱口遥大、2017年東克樹と、ドラフト1位がルーキーイヤーから4年連続で即戦力として機能。2018年1位の上茶谷大河も開幕からローテーションをほぼ守り、7勝を挙げチームに貢献した。 そして2019年ドラフトも、即戦力として期待し指名した3人の大卒プレーヤー達が一定の活躍を見せ、スカウトの千里眼に狂いはないことを証明した。 立命館大学からドラフト2位で入団した坂本裕哉は、オープン戦から結果を残し開幕ローテーションの座を掴むと、6月25日のドラゴンズ戦で公式戦デビュー。5回まで無安打無失点の快投を見せ6回に初のピンチを迎えると、更に足を捻るアクシデントにも見舞われたが、気合でこの回を投げ切り見事な初勝利を挙げた。この怪我が後を引き、復帰まで3か月ほど費やしたが、最終的には4勝1敗と結果も残し、ポテンシャルの高さが垣間見えたシーズンだった。 明治大学から3位入団の伊勢大夢も開幕から一軍入りし、中継ぎとして活躍。7月16日に登録抹消されたが、8月21日に再登録されるとシーズン最後まで28試合登板とフル回転。ルーキーながら33試合に登板し、3勝1敗で防御率は1.80と堂々の成績を残した。サイド気味のフォームから150キロ超の剛球とチェンジアップを武器に、大学の先輩でもある木塚敦志ピッチングコーチのように、長年ブルペンを支える存在となりそうだ。 6位指名ながら、キャンプから一軍に抜擢されていた青森大学の蝦名達夫も、非凡な打撃センスを見せた。出場3試合目の9月10日には、豪快にバックスクリーンへ叩き込むホームランを放ち、初安打初打点と派手な活躍。ファームでは4試合連続ホームランを含む、計6ホームランと持ち前の長打力を発揮し、ラミレス前監督に「佐野恵太と同じ感じがする」と言わせしめたバッティングが、2年目に開花することが期待される。 野手では梶谷隆幸、投手では井納翔一とチームを支えた2人がチームを去ったことで、2年目の彼らには更なるチャンスが巡ってくる。多くの先輩が当たった“2年目のジンクス”を乗り越え、2021年は三浦大輔ベイスターズの投打の中心としての働きに期待が高まる。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2020年12月28日 17時30分
DeNA・三原球団代表「26歳と若く、ストレート、変化球ともにトップレベルの評価」 メジャープロスペクト・ロメロにかかる大きな期待
ベイスターズは24日、フェルナンド・ロメロ投手と来シーズンの契約を締結したと発表した。ドミニカ共和国出身の右腕で、2018年にメジャーに昇格すると、先発として11試合登板し3勝、翌年には中継ぎとして15試合出場と活躍。今年はビザ発行の関係で登板はなかったが、プロスペクトとして注目されていた右腕は、ベイスターズにとって大きな補強となる。 球団編成のトップである三原一晃球団代表は「フェルナンド・ロメロ選手を獲得することができ、非常に嬉しく思います。26歳と若く、ストレート、変化球ともにトップレベルの評価で必ずやチームの力になってくれる」と大きな期待を口にし、「現時点では、先発としてローテーションの一角を担ってもらいたいと考えておりますが、先発、リリーフそれぞれ経験しており、これから春季キャンプ、オープン戦を通して、監督、コーチに適性を判断してもらいたいと思います」とコメント。 動画を見ると、踏み出した足が若干左に出るフォームで、シンカーとされる右バッターに食い込むツーシーム気味のボールは150キロ中盤をマークし、ストレートとほぼ同じ球速。チェンジアップも140キロ後半で落ち、外へ逃げるスライダーの切れも鋭い。イメージとしてはタイガースの西勇輝をグレードアップさせたような印象だ。 FAで抜けた井納翔一の先発、スペンサー・パットンの退団で空いたセットアッパーのポジションのどちらにでも対応できそうなピッチャーの獲得は、優れた編成能力の表れでもある。 昨年は同じくメジャーのプロスペクトだったタイラー・オースティンを獲得し、流石のパワーでNPBを驚かせた。奇しくも発表となった24日に26歳の誕生日を迎えたロメロ。若さ溢れる、脂の乗り切った時期でもあるだけに、日本野球界を席巻するようなメジャー級のインパクトを残してくれそうだ。 文 ・ 写真/萩原孝弘
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スポーツ 2020年12月25日 17時00分
DeNA・梶谷、巨人入りは金目当てでは無かった? FA移籍の意外な真相を明かす、あの選手も決断の決め手に
元横浜で野球解説者の高木豊氏が24日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、巨人のプロ14年目・32歳の梶谷隆幸がゲスト出演。今オフのFA移籍の真相を語った。 2007~20年にかけ横浜・DeNAでプレーした梶谷は11月27日にFA宣言し、12月14日に4年総額8億円(推定)での巨人入りが決定。高木氏のユーチューブチャンネルに初出演し、FA宣言前に抱えていた悩みや巨人入りの決め手を語った。 2006年の高校生ドラフトで3位指名を受け横浜に入団し、今季まで「895試合・.269・119本・397打点・840安打」といった数字を残した梶谷。14年間過ごしたチームには恩や愛着を強く感じており、宣言前は「最後までいて終わった方がいいのか」と慣れ親しんだチームで現役を全うすべきではないかと悩んでいたという。 その一方で「変な気を遣わない、環境が変わらないことが自分にとっては良くないんじゃないか」と、環境を変えた方が野球選手としてさらに成長できるのではとの思いもあったという梶谷。安定か、それとも挑戦かと悩んだ結果、「1回きりの野球人生なので、環境を変えて飛び込んでみたい」という結論に至ったという。 今季年俸7400万円(同)から大幅アップとなる単年2億円での4年契約という好条件で巨人に移籍したこともあり、金銭面が最大の理由なのではとの見方も根強い梶谷。しかし、本人は家族のことがあるため金銭面ももちろん大事としつつも、それ以上に成長するため環境を変えたいと強く思ったことが最大の理由だったと説明。また、巨人入りを決めたのは、原辰徳監督から直接「欲しい」、「1番(打者のスタメン)で出てほしい」と熱意を伝えられたことが大きかったという。 ただ、梶谷にとっては原監督の言葉と同じくらい、1988年生まれの同級生である坂本勇人の存在も移籍を決断した大きな理由だったとのこと。動画内で詳しい理由は明かさなかったが「勇人と野球をやりたいなっていうのは昔から思っていた」と、以前から坂本と同じチームでプレーしたい気持ちがあったことを明かしていた。 この他にも梶谷は今回のFA宣言・移籍を自身も「おめでとう」と思っている理由や、来季から着用する新背番号「13」への思い入れなどについて動画内で語っている。 >>巨人の“ベテラン軽視”に「何たる仕打ちか」ファン激怒亀井・陽は命拾いも…FA補強が仇となった大騒動<< 今回の動画を受け、ネット上には「金額よりも環境を変えたいっていう気持ちが強かったのか」、「宣言から移籍まで2週間ちょっとだから最初から出る気だったんだなって思ったけど、ちゃんと残留も悩んでくれたことが知れて良かった」、「坂本と一緒にプレーしたかったっていうのは初耳」、「坂本は同い年なのにもう2000本安打達成してるから、同リーグで戦ってて相当刺激を受けたのが理由かもしれないな」といった反応が多数寄せられている。 14日に行われた梶谷の入団会見では、原監督が来季の打順として「1番梶谷・2番坂本」という構想を明かしたことが伝えられている。坂本とコンビで上位打線を担うことを原監督からも期待されている梶谷だが、果たして来季どのような成績を残すのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ
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スポーツ 2020年12月24日 18時30分
DeNA・山下「生き抜くことに必死」 髪色、クルマに続き背番号もチェンジ!
2015年のルーキーイヤーは開幕スタメン、2年目も62試合出場とマルチポジションを守れる内野手として重宝されていた山下幸輝。しかし、年々出場機会は減少し、昨年は遂に一度も一軍に上がることなく終わった。崖っぷちの6年目の今シーズン、ファームで打ちまくり結果を出すと、7月14日には待ちに待った一軍昇格。主に代打として出場すると、一時期は4割を超える高打率をマークし、切り札的存在となっていた。8月19日からはパッタリと当たりは止まり、結果的には打率は.209まで下がってしまったが、パワフルなスイングと思い切りのいいバッティング、気迫を全面に出すプレースタイルは、チームにいないタイプだけに来シーズン以降期待がかかる。 今シーズンは「自分を何か変えたいなと今年のシーズン初めからずっと思っていて、クルマを変えてみたり、髪色変えたり、目に見える部分をどんどん変えてきた」と変化を求め続けた一年だった。更に来シーズンに向けて、背番号も慣れ親しんだ38から66へ変更。昨年もミスターベイスターズだった石川雄洋が7から「尊敬する坂口智隆さんの番号」の42へ、最速161キロを誇る剛腕リリーバーの国吉佑樹は65から「武者修行していたオーストラリアンベースボールで付けていて、自分の名前にかけて」と92へと、あえて今よりも大きな背番号へ変更する異例のケースが2件もあったが、「66という番号自体に意味はない」と彼らのような理由はないとしながらも「(目に見える部分を変えるとの)流れで背番号も変えたいと思い、球団と相談した」と変更の経緯を説明。来年は「正月1から3日」に断食も決行し、短いオフの中の「誘惑を断ち切るために」とあえてその時期をチョイスすることからも、並々ならぬ決意が感じられる。 来季は梶谷隆幸のFAに伴い、人的補償でジャイアンツから内野のユーティリティープレイヤー田中俊太がやってくる。内野陣は更に激戦となることが予想されるが、「生き抜くことに必死。頑張ります」と目をギラつかせた山下幸輝。勝負の7年目はハングリー精神を武器に、サバイバルレースを勝ち抜いていく。 取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2020年12月21日 17時30分
DeNA、人的補償は田中俊太でスピード決着! 過去3例と同様の成功へ三浦新監督もエール「共に優勝をめざして頑張ろう!」
年俸水準がBランクに当たる梶谷隆幸がジャイアンツへFA移籍し、ベイスターズは人的補償を求めると、締結合意から僅か4日後の18日に、田中俊太を獲得したと正式に発表した。 ベイスターズは、今シーズンFA権を獲得したカープの田中広輔の動向にも注視していたと報道されたていたが、カープ愛を貫き残留したことで計画は白紙に。今シーズンの二遊間は、外野が佐野恵太、梶谷隆幸、タイラー・オースティンで埋まっていた際は、セカンドにネフタリ・ソトが入るケースもあったが、ホセ・ロペスの退団により来シーズンはソトがファーストへ固定される公算が高いことを踏まえ、田中広輔への調査と繋がったと考えられた。 このことからも、ベイスターズのポイントの一つと明らかになっていた二遊間の補強に、プロテクトリストから外れていた田中俊太はうってつけの存在。当初の兄・公輔からターゲットは変わったが、歳も27と若く、兄とプレースタイルの似た弟の獲得は朗報だ。 過去3回のジャイアンツからの人的補償は、ベイスターズにとって概ねプラスに作用している面もある。 2006年、チーム最多の10勝を挙げた門倉健との人的補償で現ソフトバンク監督の工藤公康を獲得。初年は先発で7勝6敗、翌年は未勝利ながらも、2009年はリリーフに回り46試合に登板し2勝3敗。大ベテランならではの経験をチームに伝授し、暗黒時代真っ只中に“ハマのおじさん”として話題も集めたことも含め、貢献度は高かった。 2011年は、村田修一がジャイアンツへ移籍し、ベテラン左腕・藤井秀悟を獲得。初年は6連勝を含む7勝、翌年には開幕投手も務め上げた。現在も球団広報兼バッティングピッチャーという稀な立場として、裏からチームを支える存在だ。 2016年には、山口俊の人的補償でベイスターズに平良拳太郎がやって来た。その活躍はオフに人的補償の話題になると、カープの一岡竜司と共に必ず成功例として出てくるほど。今やローテーションの中心で、来シーズンは開幕投手も狙える位置にまで成長した。 そして、今回の田中俊太は、地元・東海大相模出身で、ファンからも馴染み深い選手。三浦大輔新監督も、今季は二軍監督を務めていたことから「走攻守バランスが取れた選手だと思います」と評価。「地元神奈川出身ということもあり、横浜DeNAベイスターズの力になってくれることを期待しています。共に優勝をめざして戦おう!」とエールを送った。人的補償というネガティブなイメージを払拭する活躍をして、プレーし慣れた横浜スタジアムで田中俊太は再び輝く。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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巨人の“ベテラン軽視”に「何たる仕打ちか」ファン激怒 亀井・陽は命拾いも…FA補強が仇となった大騒動
2020年12月19日 11時00分
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2020年12月17日 17時30分
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2020年12月11日 17時00分
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2020年12月10日 17時30分
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梶谷獲得の巨人に「後が怖い」懸念の声も? 的確な補強敢行も不安視されているリスクとは
2020年12月10日 15時45分
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2020年12月07日 17時30分
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2020年12月07日 11時00分
特集
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リニューアル後も坂上忍の暴走は止められず? 2020年も発言が物議となった大物MC
芸能ニュース
2021年01月03日 19時00分
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「浅い知識で反対している」政治的発言でイメージダウン? 2020年話題となった女優・歌手
芸能ニュース
2021年01月03日 18時00分
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「もみ消せる権力を持っている」メディアの報道格差も物議、芸能界を賑わせた2020年の3大不倫騒動
芸能ニュース
2021年01月02日 21時00分
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2020年ドラマワースト3 低視聴率ながらドラマファンから絶賛の作品ばかり?
芸能ニュース
2021年01月01日 18時00分
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「やって良いことと悪いことがある」悪ノリがすぎて批判噴出 2020年のユーチューバー大炎上
芸能ニュース
2021年01月01日 16時00分