DeNA
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スポーツ 2023年05月18日 17時50分
DeNA、ベイの大砲・ソトに爆発気配! 節目の150号達成でホームラン量産体制へ加速
泥沼の6連敗を喫していた三浦ベイスターズ。17日の試合も先発の石田健大が踏ん張りきれず、6回を終え1-4と劣勢をしいられていた。しかし8回に4番・牧秀悟が起死回生の3ランで逆転。横浜スタジアムの興奮が冷めやらぬ中、この日5番に入ったネフタリ・ソトもスタンドにたたき込み、ベイスターズファンのボルテージは最高潮に達した。 三浦大輔監督の「状態が上がってきたので5番にした」との采配もズバリ的中。指揮官は「牧で終わらずに、続けてホームランを打ってくれて、ましてや150号というところでね。球場全体がね、流れもいい雰囲気にしてくれましたから」と会心の一打を絶賛していた。 本人もヒーローインタビューで目前での牧のアーチに「ほんとうれしかったですね。あのホームランで逆転することができたので」と喜びながらも「ただまだ試合は終わっていなかったので、自分もしっかり続けていこうと思いました」と決意。「強い気持ちで打席に入って、積極的に行こうと思っていたので、ストライクゾーンに来たら思いっきり行くと思い、あの結果になりました」と振り返った。 メモリアルの一発に「日本に来た時は150本までホームランを打てるとは思っていなかったので、すごく今うれしい気持ちでいっぱいです。またこの150本目が横浜スタジアムのみなさまの前で達成することができたのがすごくうれしく思います!」とスマイル。スタンドを青く染めたファンから、大きな声援を浴びていた。 今シーズンはWBCに選ばれた影響か開幕から調子が上がらず、スタメンを外れることもしばしば。ここまでの打率は.228と低い数字だが、5月に限れば打率.333、3ホームラン、OPSも1.144で得点圏打率はジャスト5割と調子は明らかに上向き。長打率も7割と、打球が上がるようになっていることも好材料だ。 練習生からはい上がり、2018、19年と連続してホームランキングを獲得したネフタリ・ソト。3年契約の最終年となる2023年、気温の上昇とともにパワフルスイングに磨きをかける。文・取材・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2023年05月17日 11時10分
DeNA・三浦監督、バウアーの二軍降格示唆? 2戦連続で炎上、本人もスコアラーと緊急会議か
サイ・ヤング賞投手の次回登板は二軍戦か、それとも「巨人3連戦」でのリベンジ登板? 5月16日、トレバー・バウアーが来日3度目の先発マウンドに上がった。しかし、2度目の対戦となる広島打線に捕まり、2回被安打8失点7でKOを食らった。 メジャーリーグ名鑑(廣済堂出版)などのデータによれば、「2試合連続で計14失点」は、2019年8月のレッズ時代以来の屈辱だ。試合後、バウアーは冷静な口調でこう語っていた。「今年一番の状態で、制球も良かった」 さらに、「2ストライクから(の自分の被打率は)1割7分、7割打たれることなどない。だが、ストレート、カット、カーブ、スプリット、全てをコンタクトされた」と数字を並べながら首を傾げていた。 >>巨人・山崎がブーイングに高笑い!「メンタル強すぎないか」首位DeNAに連勝、ヒロイン一場面に驚きの声<< 同日の最速は、157キロ。取材エリアから見る限り、変化球もえげつない角度で曲がっていた。それでもめった打ちにされたのだ。 「全体的にボールが高めに集まっていたような気がします。広島打線も配球パターンを読んでいたのか、ストレート、変化球のどちらにも対応できていました」(プロ野球解説者) 15日時点での情報だが、広島・新井貴浩監督は「足を絡めて」と、攻略法を語っていたそうだ。 しかし、同日に広島打線が記録した盗塁数は「1」。連続安打で得点したので、「配球パターンなどを分析して狙い打ちにした」と見るべきだろう。 「バウアーが受けたショックは、前回登板で負けた時(9日)よりも大きいと思います。味方捕手の出したサインにクビを振り、自分が選択した球種で打たれたんですから」(前出・同) 試合後の三浦大輔監督はバウアーのことを聞かれるなり、「う~ん…」と唸り、ちょっと考えてから、 「2試合続けて、しっかり捉えられていた。(要因は)何かあるのでしょう。コーチ、アナリストといろいろな角度から今後の対策を考えないと。7点は重かった」 とコメントした。 こういう時に出た「対策を考える」は、ファーム降格の意味も含んでいる。 「バウアーはバッテリーミーティングにもしっかり時間を掛けますし、データにもしっかり目を通しています。密度の濃い練習を毎日続けて…」(関係者) また、登板日以外の練習も見たが、バウアーの左手には「Apple Watch」が装着されていた。血圧や脈拍数などもチェックし、筋トレの際には専用アプリも開いて、日々の数値を入力していた。 「三浦監督がもう一回様子を見ると決めたのなら、バウアーの次回登板は23日からの巨人3連戦のどこかになります。登板日を一回飛ばすとしたら、26日からの中日3連戦か、交流戦最初のカードの楽天戦」(前出・プロ野球解説者) これで、チームは6連敗だ。3位・広島とのゲーム差も「0.5」まで縮まってしまった。 試合後の会見を終えたバウアーはさっそくスコアラーたちと合流し、映像チェックに入った。こんな声も囁かれていた。「もし二軍落ちなら、誰が通告するんだよ?」と--。プライドにも配慮しなければならないだろう。立ち直ってもらわなければ困る。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2023年05月15日 17時55分
DeNA、絶好調だった投手陣が振るわず首位陥落…得意の本拠地6連戦、バウアー&好調打撃陣で巻き返しなるか
先週まで貯金10で首位を快走していたベイスターズ。三浦大輔監督も「積み重ねて、積み上げていくだけ」と自然体で臨むとしていたが、先週突然不調に陥り、勝ち星なしの5連敗と突然の泥沼状態に陥った。 一番の元凶は開幕4連敗スタートとなってしまったときと同様、先発陣が序盤から崩れ、ゲームメイクに失敗したことが大きかった。火曜日のトレバー・バウアーは6回まで投げたものの7失点(自責点6)と打ち込まれ、その後の東克樹は5回4失点、今永昇太は4回5失点、ロバート・ガゼルマンは3回2/3を5失点(自責点4)、平良拳太郎は3回1/3を6失点と総崩れ。 そして3タテを食らった甲子園のタイガース戦では、相手ピッチャーに要所でフォアボールやタイムリーを浴び、完全に相手チームにペースを握られる。さらには送りバントの失敗や、エラーも散見され流れを自ら手放してしまうようなケースも少なくなく、ギクシャクとしたゲーム展開のまま、打線もアウトを重ねていく負の連鎖にハマっていった。 こうなると今まで踏ん張っていたブルペン陣にも狂いが生じ、開幕から自責0ピッチングが続いていた三嶋一輝と森原康平らがまさかの炎上してしまうなど、計算外の事象も続いてしまった。その結果投手成績も、3、4月は23試合で防御率2.63、失点65と上出来だったが、5月10試合だけで防御率6.44、失点は67とすでに先月の数字を超える事態を招いてしまった。 しかし週明けの火曜日からはここまで11勝4敗と得意の本拠地・横浜スタジアムでの6連戦が待っている。火曜のバウアーが本来のピッチングを披露すれば、一気に勢いを取り戻しそうな雰囲気もあり、続く横浜スタジアムに相性バッチリの石田健大、リベンジに燃える東にいい形でバトンをつなぐことができそうだ。打線はアメージングな成績でバットマンレーストップをひた走る宮崎敏郎を軸に、格段に長打力の増した切り込み隊長・佐野恵太と不動の4番・牧秀悟、10年目の成長が目覚ましい関根大気らが脇を固める布陣は他球団にとって驚異。5連敗しても未だ貯金は5。足元を見つめての立て直しが期待される。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2023年05月15日 11時30分
『サンモニ』中畑氏がDeNA三浦監督を猛批判「そういう選手を外していいのか」落合氏も「いい傾向ではない」
14日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、司会の関口宏が横浜DeNAベイスターズ・三浦大輔監督の采配を批判する一幕があった。 事の発端は、首位を走るベイスターズが今週は(前日土曜日まで)勝ち星なく、4連敗を喫したこと。関口は「どうしたんでしょう?」とこの日のコメンテーターで元監督の中畑清氏に質問。同氏は「選手起用にクエスチョンマークを付けるんですけど。一番当たっている宮崎敏郎っていう選手を、(阪神先発の)青柳晃洋の時に外すんですよ」と指摘する。 関口が「それはなぜなんですか?」と質問すると、中畑氏は「相性が悪いっていうことだと思うんですけど、相性が悪いからと言って外せるレベルの選手じゃない。チームの顔ですよ。ジャイアンツで言ったら岡本和真を外すようなものですから。そしたらやっぱり相手は戦いやすいですよ。打つ打たないじゃなくて、いるだけで威圧感を与える。そういう選手を外していいのかという」と三浦監督の采配を疑問視した。 >>『サンモニ』関口宏、大谷翔平の野球は「ベーブ・ルースの時代とは違う」比較報道を疑問視し物議<< 元中日ドラゴンズ監督の落合博満氏も「相性で外すというのは、いい傾向ではないですね」と中畑氏に同調。すると、関口は「相性を良くするためにやらせなきゃダメだよね」と話し、中畑氏も「そういうことですよ」と力を込めた。 中畑氏と関口、そして落合氏も同調した三浦采配に対する疑問符に、視聴者からも「その通り」「主力を簡単にスタメン落ちさせるのはどうかと思う」「どうせ負けるなら出場させた方がいい」などと同調の声が上がる。 一方で、「宮崎を休ませながら使うのは良いと思う」「三浦監督にも言い分を聞かないと」などの指摘も出ていた。
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スポーツ 2023年05月12日 16時40分
巨人・山崎がブーイングに高笑い!「メンタル強すぎないか」首位DeNAに連勝、ヒロイン一場面に驚きの声
11日に行われ、巨人が「4-1」で勝利したDeNA戦。先発を務めたプロ3年目・24歳の山崎伊織がお立ち台で見せた姿が話題となっている。 同戦は降雨により試合開始が30分遅れるイレギュラーなスタートとなったが、山崎は動じることなく「6.1回1失点・被安打5・四球2」と試合を作る。打線の援護にも恵まれ、4月19日・DeNA戦以来となる白星(今季2勝目)をマーク。チームにとってもDeNAとの今カード(9、11日)を連勝で終える価値ある1勝となった。 試合後にお立ち台に上がった山崎は、インタビューの終盤に首位DeNA相手に連勝した感想を聞かれる。スタンドからは歓声と共に一部DeNAファンからのブーイングも上がったが、これを聞いた山崎は「はっはっはっはっ」と突然声を上げて大笑い。そこから右方向を見渡しながら2、3度首を縦に振った後、「おととい戸郷(翔征)が気持ち出して9回まで投げ切ってくれたので、自分の中でもしっかりしないと、という気持ちがあった」などと質問に答えた。 >>巨人・山口のお立ち台コメントにDeNAファン激怒「煽りとしか思えない」 古巣相手にNPB復帰星も、過去の恨みは未だ根強い?<< この山崎の姿を受け、ネット上には「突然高笑いしだして何ごとかと思った」、「DeNAファン煽ってるのか?だとしたらメンタル強すぎないか」、「ビジター球場のヒロインでこれができるのは相当度胸あるぞ」、「先月の降板拒否といい今日といいぶっ飛びすぎだろ」といった驚きの声が寄せられた。 「山崎はプロ入り前に受けたトミー・ジョン手術とリハビリを経て2022年から台頭してきた先発ですが、昨季からお立ち台では毎回一言目が『あざーす』と軽すぎるとして一部の間では話題となっています。また、今季4月27日・阪神戦ではマウンド上でボールを渡すよう要求してきた原辰徳監督に対し、ボールを持っていた左手を遠ざけたり、一度首を振ったりと降板指示を拒否するようなそぶりを見せたことも注目されています」(野球ライター) 試合後の報道では、原監督も「よかったと思いますね。一生懸命頑張っていたかな」と称賛したことが伝えられている山崎。今季のDeNA戦はこれで2戦2勝となったが、チームにとっては首位追撃へ向け心強い存在が出てきたといえそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年05月11日 17時55分
DeNA・バウアー、新潟で大炎上も真摯な対応!“トラブルメーカー”のレッテルとは対照的?
元サイ・ヤング賞受賞の超大物、トレバー・バウアーが新潟で行われたジャイアンツ戦で、NPB一軍で2度目の先発。6回を投げ103球、被安打11、奪三振8、失点7(自責点6)と、ジャイアンツ打線に捕まり、初の敗戦投手となってしまった。南場智子オーナーの出身地で、登板間隔を空けることを嫌うメジャー流の中5日での登板。平日のナイトゲームながらも注目度は高く、当日券を求めるファンで長蛇の列を成していたが、残念ながらメジャー級のピッチングを披露することはできなかった。 アメリカでは投手交代を命じられた際に、ボールをバックスクリーンに投げ込むなど激情家と伝えられていたが、こと日本での行動は正反対。担当通訳も「非常に紳士的」と語り、ノックアウトされた新潟での試合後も約10分間、冷静にインタビューに応じるなどチームでもトップクラスの対応を見せてくれている。 その中身も「球種選択のミス、ボールの精度、最後に向こうのゲームプランが勝ったのではないか。その3つが合わさるとなかなかいい結果にはならない」と分析。特に球種選択には「2人の左バッターに合計6本のヒット、2本のホームランを打たれた。その中で真っすぐを2、3球しか投げていなかったのもありますし、攻め方選び方が良くなかった」と細部にまでこだわった内容を明かすなど、非常に丁寧な受け答えを見せた。 降板について「あの場面でもまだいけると伝えてはいたのですけれども、今日のところはここまでにしておこうという判断だった。最終的に判断するのはコーチや監督なので、そこのところは仕方ないかなと思います」と優等生発言に終始した。 最後に「アメリカで投げていたスタイルを続けているような感じなんですけれども、違うリーグ、違う野球があると思うので、これは自分も学ばなければいけないなということはすごく感じます」と日本野球にも敬意を持って順応すると宣言した。数々のバウアーの言動に『実るほど頭を垂れる稲穂かな』の言葉を、米どころ新潟でふと思い出した。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2023年05月10日 19時50分
巨人・門脇、危険なスライディングで批判 「元凶はソト」擁護の声も? DeNA戦序盤の交錯プレーが物議
9日に行われ、巨人が「9-2」で勝利したDeNA戦。「8番・三塁」で先発したドラ4・22歳の門脇誠が見せた走塁が物議を醸している。 問題となっているのは、「1-1」と両チーム同点の2回表2死二塁でのこと。打席の門脇は、DeNA先発・バウアーがフルカウントから投じたチェンジアップをスイング。打球は一塁線に転がる強いゴロとなったが、DeNA一塁手・ソトが左腕を懸命に伸ばし、かろうじて捕球した。 打った門脇は一塁へ走るバウアーとの競争になったが、到達速度を考慮したのか一塁へのスライディングを選択。すると、ソトからの送球を受け取りながらベースカバーに入ろうとしたバウアーの右足と接触し、体勢を崩したバウアーは前へ転がるように転倒した。 バウアーが転がった勢いのまますぐに起き上がった直後、一塁塁審はアウトをコール。ただ、巨人側がリクエストを要求したところ、門脇の方が先にベースに到達している様子がリプレー映像に映っていたため判定は覆りセーフに。一連のプレーの間に本塁を走り抜けていた二走・梶谷隆幸の生還も認められ、巨人が勝ち越しに成功する結果となった。 >>巨人・原監督が激怒「俺をおちょくってんのか!」 巨人入りの話を蹴って騒動に? 川上氏が古巣復帰前の裏話を明かす<< 一塁上で交錯した両名にけがなどはなかったが、ネット上には「下手したらバウアー壊れてたぞ」などと門脇への批判が上がった。ただ、中には「悪いのは門脇じゃなくて相手側だろ」、「そもそもの元凶はソトの送球だと思うんだが」、「一塁送球がインフィールド側だったらよかっただけの話では?」といった指摘も見られた。 「今回の場面で門脇の打球を捕球したソトは、一塁に向かったバウアーがベース到達直前のタイミングで捕球できるよう、下手投げでふんわりとした軌道のボールを一塁に向かって投げています。ただ、このボールがファールゾーン側に少しずれたため、バウアーは門脇の走路を横切る形での捕球をしいられました。打球をギリギリで捕球したソトとしてはいっぱいいっぱいの送球だったと思われますが、これが交錯プレーの引き金を引いたのではという見方もあるようです」(野球ライター) 誰に責任があるのか意見が分かれている今回の交錯プレーだが、いずれにせよ大きなアクシデントにつながらなかったことは不幸中の幸いだったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年05月08日 17時40分
DeNA・宮崎、開幕からの勢い止まらず!「後ろにつなごうという意識」で三冠王も射程圏内?
ベイスターズの天才バットマン・宮崎敏郎が開幕から絶好調をキープ。打率はセ、パを含めて唯一の4割超え.429と異次元の数字を記録。ホームランはジャイアンツ・中田翔と並ぶ7本、打点はチームメイトの牧秀悟と去年の三冠王・村上宗隆の18に1差と迫る17で、個人記録レース総ナメまであと一息というところまできている。 それだけではなく1を超えれば優秀とされるOPSはセ・リーグで唯一、1を超える1.326。長打率.805と得点圏打率.533もリーグトップ。今シーズン、チームがキャンプからテーマとして掲げている出塁率も.521と、もちろんリーグトップ。どれを取っても文句のない成績を残している。 さらに周囲を驚かせているのが三振の少なさ。元来三振の少ないバッターではあるが、今シーズンは開幕してから4試合で4つの三振を喫し、見る者を困惑させていた。しかしそこから5月6日までわずか2つしか三振せず、トータル数は6。この数字は規定打席到達者の中ではリーグ最少で、似たような三振数の他のバッターはピッチャーだらけという現状を見ても、いかにすごいかが理解できるだろう。 好調の理由については「後ろにつなぐだけです」と語る。三浦大輔監督も常日頃から口にする「みんなが自分で決めようとせず、後ろのバッターにつなぐ意識」を徹底。また「いいものがあればその日、それを実行するというイメージです。日によって身体も違いますし。自分の体と相談しながらその日に合ったものを練習で試していくという感じです」と自らのコンディションを真摯に向き合いながら、長年培った経験を元にバッターボックスに入っていることが好成績を生んでいると自己分析していた。 実際4日のカープ戦ではサヨナラホームラン、6日のスワローズ戦では2ホームランとツーベースを含む4打数3安打3打点と大暴れと、5月に入っても勢いはそのまま。 チーム状況にも「みんなが一つになって打線になり、チームもすごくまとまっている」と手応えも口にした“ハマのプーさん”。死角の見当たらない今シーズン、最後にはとんでもない数字が残っているかもしれない。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2023年05月08日 11時00分
巨人を悩ます「魔の8回」、最終手段は大勢の回またぎ? 頼みの助っ人にも深刻問題発覚か
魔の8回。「選手も気にし始めているから、メディアも騒ぐのを…」。試合後、巨人サイドからそんな“悲鳴”も聞かれた。 去る5月7日、原巨人が敵地・バンテリンドームで3タテを食らった。これで10試合連続で先発投手に勝ち星がつかず、首位・DeNAとのゲーム差は今季最大の「7.5」に広がった。 喫緊の課題は8回だ。8回に失点したのは、これで「6試合」連続、しかも、中日3連戦は全て8回に勝ち越されたのだ。 >>巨人・山崎、マウンドに来た原監督を拒否? ボール渡さず真顔で首振り、降板直前の一場面に驚きの声<< 「首脳陣は誰でもいいから8イニング目をゼロに抑えてくれの心境でしょう」(プロ野球解説者) 9日のDeNA戦からロペスを再昇格させるとの情報も聞かれた。元々は「8回・ロペス」の構想でスタートしたので、彼の不振が中日3連戦での不甲斐なさに繋がったとも解釈できる。 ただ、ファームで再調整しているところも見たが、右足に「医療用のギプス」をしていた。関係者によれば、「ヒザを曲げすぎないため。投球過程で右足を曲げすぎる悪癖があり、それを修正させるため」と話していた。 「獲得を決める前、映像チェックした時から(右ヒザの曲げすぎが)気になっていた」(前出・同) 来日してすぐに修正してやれば良かったのに? また、5月下旬には左腕リリーバー・中川皓太も一軍昇格してくるという。 「ロペスと中川が帰ってくれば、『魔の8回』は完全に解消されます」(球界関係者) そんな風に楽観視する声も聞かれた。 だが、中日に3タテを食らった際の原辰徳監督を見る限り、そんな余裕は感じられなかったが…。 「若い投手たちだけれどもね。今は糧として栄養に変えないと。その中で我々も彼らを育てていく」 試合後、「将来のために敗戦を受け入れた」と言わんばかりだったが、その8回のマウンドに送り込まれた直江大輔が「ボールカウント」を連発させるたびに、原監督は下を向き、近くにいた阿波野秀幸・投手チーフコーチに話し掛けていた。 直江が2者連続四球を出したところで、原監督がマウンドに向かう。途中、「投手交代」を告げたが、球審から新しいボールをもらう際、ちょっと強めに取ったように見えた。 その後、直江の後頭部に手をやり、抱き寄せるようにして何かを伝えた。顔は笑っていたが、取材エリアから窺う限りでは「怒っていた」ように見えた。 「5日の初戦は田中千晴、6日は三上朋也、7日は(直江、大江竜聖の後を受けた)菊地大稀が『8回』に失点しました。試合前、クローザーの大勢を8回から投入する案も話し合われたそうです。その席に原監督がいたかどうかは確認できませんでしたが」(ベテラン記者) 「8回の失点」を深刻に受け止めているため、そんな話も出たのだろう。 9日のDeNAの先発だが、20年サイ・ヤング賞投手のバウアーが予定されている。巨人リード、もしくは同点で「8回・ロペス-9回・大勢」と繋ぐ試合展開は予想しにくい。しかし、ロペスが“ギプス投球”の成果を発揮できなかった場合、ヤバイ状況になるのは間違いないようだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2023年05月01日 17時50分
DeNA、超大物・バウアーの高額ファンクラブ始動!「プラスになるような体験届けたい」気になる中身は
超大物、トレバー・バウアーが入団会見の際に設立を発表した個人的なファンクラブ。現在はすでに受付終了しているが、VIP会員は220万円と超高額で、内容は横浜スタジアムの特別観覧席で1試合、5月以降の横浜スタジアムでの公式戦のペアチケットに加え、個人的な交流ができるといったぜいたくなものだ。 一軍登板に向けファームで調整をしている最中の28日、横須賀スタジアムで行われたマリーンズ戦後、観客が退場した後のバックスクリーンにファンクラブのロゴが映し出され、実際に会員との交流を楽しんだ。 ファンサービス後バウアーは「今日具体的なことがひとつあったんですけど、ファンクラブに入っていただいた一人の方に試合の後にグラウンドに来ていただいて、個人的な挨拶をしてお話をさせていただいて、またサインもしました」と内容を明かした。 また「そもそもこの企画は自分だけでなく、ベイスターズとのコラボ企画として始まったもので、新しいものをやっていくことに対してすごく楽しみな気持ちであります」と設立の意図を説明した。初めてのことに前向きなようで、気になるサービス内容は「いろいろ考えていることを少しだけ紹介させていただくと、試合で使っているもの、グローブだったりスパイクだったりそういったものをプレゼントすることを考えています」とお宝アイテムの贈与を計画しているようだ。 しかし最も重視しているポイントは「まだ会員の方とたくさんは交流はできていないのですが、このファンクラブを通じて初めての体験、楽しい体験、ワクワクする体験、そういったものを届けていきたいなと思っています」とし「まだお話しできない部分もあるのですが、最終的にはファンクラブに入っていただいた方が、本当に心から楽しんでいただけるようなものを、僕はめざしてやっていきます。何よりもファンの皆さまとつながるといった体験を届けたいなと思っています。モノではなく時間であったり、入っていただいた皆さまの人生にとってプラスになるような体験を届けていきたい」といわゆる“コト消費”にフォーカスしているようだ。 5年連続2ケタ勝利、ドジャースとの3年1億200万ドルの契約と規格外の実績を残してきた超大物との交流は、確かに“プライスレス”な経験となるとも言えそうだ。 取材・文・写真/ 萩原孝弘
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