DeNA
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スポーツ 2023年04月14日 11時00分
阪神・佐藤、DeNA3連戦でも出番ナシ? 岡田監督は代役の活躍に満足か
岡田采配が的中した。しかし、同時に心配な点もある。4月14日からのDeNA3連戦でも、佐藤輝明選手はスタメンを外されるのだろうか。 4月13日の巨人戦で岡田彰布監督が動いた。打撃不振の佐藤に代えて渡邉諒内野手(前日本ハム)を「3番・三塁」でスタメン起用した。その渡邉が決勝アーチを放ち、打順を「5番」に変更したノイジーも先制の一発を見せた。右翼でスタメン出場した板山祐太郎外野手も守備で貢献。指揮官のタクトが冴えわたった。 「昨日から決めとったんや。悩んでないよ。渡邉を呼んだ時からな、おーん。今日、(先発で)行くつもりやって呼んだわけやから。3番の方がちょっと楽に打てるやろ? 初めてのスタメンやったからな」 ライバル巨人に勝ち越し、岡田監督は早口にそうまくし立てた。 >>阪神・佐藤が巨人戦で悪送球、二軍送りの可能性も? 岡田監督は“大ナタ”示唆、代役候補は糸原・渡邉か<< 渡邉がチームに合流したのは、4月12日。発熱等で一時離れていたのだが、当初、渡邉の合流は「14日からのDeNA3連戦から」と伝えられていた。 「佐藤の不振が酷すぎるからですよ。11日の巨人戦後、ファームに連絡しました。12日に練習に合流させ、岡田監督は渡邉の状態を確かめ、佐藤と代えても大丈夫だと判断しました」(球界関係者) 問題は、佐藤の今後。岡田監督は7回に佐藤を代打起用している。結果は「三振」だったが、その起用法を見て、こんな指摘も聞かれた。 「スタメン落ちした悔しさをぶつける機会を佐藤に与えたのでしょう。同日の巨人先発は左腕の横川凱投手。左投手が先発したので、右バッターの渡邉をスタメン起用しやすい状況にありました。佐藤が代打起用された時は、右の直江大輔投手に代わっていました」(プロ野球解説者) 佐藤は左打ち、渡邉は右バッターだ。岡田監督は佐藤をスタメンから外す時は「渡邉を使う」と決めていたが、14日からの合流が予定されていたのは、DeNAには左の先発投手も多いからだ。 その14日、DeNAの予告先発は右腕・ガゼルマン投手と発表されている。 「今日(13日)の渡邉の打撃を見ていたら、対戦投手の右、左に関係なく、やって行けそう。DeNA3連戦も渡邉をスタメン起用すると思います」(前出・球界関係者) 前出のプロ野球解説者がこう続ける。 「いや、14日も佐藤を外したら、精神的ショックで打撃不振が長引きそう。復調の兆しは見えませんが、スタメンで使うべきでしょう」 渡邉は突出して「左投手に強い」というわけではない。 しかし、日本ハム時代を知る関係者によれば、ストレートの打ち損じが少なく、スピードボールに強いそうだ。ガゼルマンはスピードボールがウリの投手である。15日以降、DeNAが左投手を先発させてくるとすれば、この3連戦では「佐藤の出番はナシ」ということになりそうだ。 岡田監督は14日以降の渡邉の起用法について明言していない。チームは好調だが、佐藤だけが取り残されてしまった。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2023年04月13日 18時30分
DeNA、これぞ“助っ人”エスコバー! チーム救った鉄腕を三浦監督も絶賛「完璧です」
「オトコハダマッテナゲルダケ!」エドウィン・エスコバーの決めゼリフが、王者スワローズの本拠地・神宮球場に響き渡った。 12日は7回裏、ノーアウト満塁の絶体絶命の場面でエスコバーにお呼びがかかった。この時点で3点のリードがあったが、流れはスワローズに傾きかけていた。 6回終了時で最少失点に抑え球数もまだ90球と余力もありそうだったが、中5日登板ということもあり、回アタマからの交代も考えられたケースで三浦大輔監督は続投を決断。しかし先頭のオスナにセンター前に運ばれながらも、次のバッター中村悠平は当たり損ねのピッチャーゴロで併殺と思った瞬間、セカンドの牧秀悟がファースト送球を焦ったのか捕球ミス。ジャッジはアウトでセカンド封殺と思われたが、高津臣吾監督のリクエストで判定が覆りノーアウト一、二塁のピンチで東は降板。後を継いだ三嶋一輝は一球もストライクが入らずフォアボールで歩かせてしまい無死満塁と、ライトスタンドを中心に球場の雰囲気は完全にスワローズが支配した。 そこで登場したのがエスコバー。長岡秀樹に対し、初球のインコースのツーシームで詰まらせると、ボールはピッチャー、キャッチャー、ファーストと転送されダブルプレーが完成。なおも二、三塁の場面で、スワローズは代打の切り札・川端慎吾を投入。フルカウントまで勝負はもつれたが、最後はアウトコース低めに146キロストレートがズバリと決まり見逃し三振で大ピンチを切り抜けた。 ヒーローとなったエスコバーは「しっかりと自分の役割というかストライクゾーンに投げてしっかりとアウト取ること、チームを助けたいという気持ちでマウンドに立ったので、それができたので良かったです」と結果的に先発の東の白星をキープさせ、三嶋の四球と牧のエラーを無きものとする仕事ぶりを振り返った。さらに「今年はすごくいいチームが良い雰囲気で戦うことができているので、本当にいいシーズンになると思います」と悲願達成にも自信を見せた。 8日にも7回、1点リードのワンアウト二塁の場面で、先発として好投していたロバート・ガゼルマンの後を受けて登板。気持ちの入った剛球で、ホームランを打った龍空を一塁ゴロ、代打の加藤翔平を空振り三振と力でねじ伏せ、三浦監督も「本当にいい働きで自分の仕事をしてくれました。完璧ですよエスコバーは」と絶賛していた。 開幕3戦目こそ2失点と精彩を欠きSNSで誹謗中傷を受けたが、その後は鬼気迫るピッチングでチームを救い続ける鉄腕左腕。優勝を狙う三浦ベイスターズにとって、この男の力はとてつもなく大きい。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2023年04月10日 17時30分
DeNA・戸柱、打撃好調&さえるリードで4連勝に貢献! 8年目キャッチャーが存在感放つ
「サイコーです!!」もうファンの間ではすっかりとおなじみとなった、ベイスターズのキャッチャー・戸柱恭孝がヒーローインタビューで繰り返す言葉。最初は何を聞かれても「サイコーです!」を繰り返すが、突然トーンを変えて真面目な回答を始めるところは笑いのツボも心得ており、実際スタンドからは大きな笑い声が響き渡る。 そんなファンにとっても最高な機会が、地元横浜での5戦目・4月9日に早くも訪れた。ここまで3連勝中と波に乗るベイスターズは、初回の攻撃からエンジン全開でドラゴンズ先発・福谷浩司に襲いかかり、トップバッターの佐野恵太の内野安打から送りバントを挟み、絶好調の宮崎敏郎がタイムリーで先取点ゲット。その後も打線の勢いは止まらず桑原将志、ネフタリ・ソトのタイムリーで3点を追加し、続く戸柱が「フルカウントでしたが自分のスイングで仕留めることができました」と自画自賛した打球はトドメとばかりに青く染まったライトスタンドに突き刺さった。 6点の大量援護を受けた石田健大はスイスイと6回無失点ピッチングで今シーズン初勝利を挙げ、公私共に仲のいい戸柱とお立ち台に上がった。その際に石田は「横の戸柱さんにしっかりと良いリードしていただきました」と感謝。ホームランについて振られた戸柱は「僕のことは正直どうでもいいんです」と謙虚に答えた後「チームが勝ったのと、本当に健大に勝ちがついたので良かったなぁと思ってます、はい」と“勝てるキャッチャー”をめざす戸柱らしいコメントを残した。三浦大輔監督も「カーブも低めに集めてました」と緩急をつけたピッチングを評価し、バッテリーで引き寄せた勝ち星に満足げな表情を見せていた。 昨年一番マスクを被った嶺井博希はチームを去り、ベイスターズでの在籍年数が一番長くなった戸柱。ここまで打率.400、OPS1.371、得点圏打率10割と絶好調のバッティングとインサイドワークに加え、ゲームに出ないときでも献身的にチームに貢献する“ハマの金剛力士”。この男の存在感は、とてつもなく大きい。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2023年04月07日 20時40分
巨人・横川、球審の判定に一瞬固まり苦笑? DeNA戦中盤、決勝点直前のジャッジに「どこがボールだ」怒りの声も
6日に行われ、巨人が「0-4」で敗れたDeNA戦。試合中盤に飛び出た球審の判定が物議を醸している。 問題となっているのは、両チーム無得点で迎えた5回裏1死二塁でのこと。巨人先発・横川凱は打席のDeNA・山本祐大に対し、カウント「1-2」からの5球目にストレートを投じる。高さは山本のベルト付近、コースはベースの右端付近だったこの球を球審はボールと判定した。 ただ、横川はストライクと思っていたようで、投球直後は右方向を見ながら一瞬固まり、捕手・大城卓三から返球を受ける際にもわずかに苦笑いを浮かべる、また、気持ちを落ち着けるためなのか、左手でユニフォームの胸付近をつかんでパタパタさせてもいた。 >>巨人・坂本の深刻不振、4年前の“覚醒”が原因か 二軍送りに現実味? 球界OBが指摘した致命的問題は<< 球審のボール判定に、ネット上では「え!?今の球入ってないの!?」、「どこがボールなんだ、高さもコースもゾーン内だったろ」、「映像見る限りではかなり誤審臭いが…」、「横川もボール判定にちょっとビックリしてるじゃないか」、「今の球がストライクじゃないならピッチャー投げる球ないわ」といった批判が相次いだ。 「物議を醸している横川へのボール判定ですが、大城は直球を捕球する際、ミットをわずかに右斜め上方向に動かしていました。そのため、審判はこれを“フレーミング”(際どい球を審判にストライクと判定させるための捕球技術)と判断し、ボール球をごまかそうとしているという印象を抱いた可能性も決してゼロではないのでは」(野球ライター) 物議を醸すボール判定の後、横川は6球目のカットボールを山本に打たれ1死一、三塁とピンチを広げると、後続の東克樹にスクイズを決められ失点。この1点が決勝点となり横川は敗戦投手となったが、一部からは「本来なら山本は三振、2死二塁で東だったはずなのに」とボール判定が試合展開を狂わせたという指摘も散見された。 ただ、横川本人は試合後の報道では「山本さんに、2ストライクに追い込んでから、レフト前に打たれているので、詰めが甘い。あそこで抑えていればあのケースにはならなかった」と、判定には一切言及せずに自分の力不足と反省を口にしたことが伝えられている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年04月06日 17時50分
DeNA・伊藤の頭脳が引き出す変幻自在のリード術 トミー・ジョン手術から復活の平良も感謝!
2023年、昨年2位からのテッペンを狙うべくスタートした三浦ベイスターズ。しかし敵地京セラドーム大阪でのタイガース戦でまさかの3タテを喫し、本拠地・横浜スタジアムに戻りド派手なイベントと満員の観客の前でのジャイアンツ戦の初戦も、0−9の惨敗。声出しが解禁となったスタンドからは、期待されていた応援よりも、叱咤の声が目立つ皮肉な結果となってしまっていた。 しかし2戦目にはこの嫌な雰囲気を平良拳太郎が一気に変えてみせた。オープン戦で9イニング無失点の勢いそのままにシーズン初登板に挑んだ右腕は、6回まで投げきりわずか85球、被安打4、与四球1、奪三振7とほぼ完璧な内容でチームに今シーズン初勝利をもたらした。トミー・ジョン手術からのリハビリを経て888日ぶり、しかも古巣・ジャイアンツからの勝ち星と、ストーリー性も完璧なシチュエーションは、横浜スタジアムを熱狂させるに十分だった。 見事なピッチングの裏には「ヒカル(伊藤)さんにリードで引っ張ってもらったことに感謝したい」と平良も振り返る、女房役・伊藤光の存在があった。この日も2回に唯一ともいえるピンチを迎えたが、切り抜けた後に「お前が思っているよりいいボールが来ているから!」と激励され、その後は相手に2安打しか許さない無双状態で、スイスイと勝ち星を手にした経緯もある。 三浦大輔監督も「光も低めだけではなく高めも、ストライクゾーンの四隅を目いっぱい突きながら投球したと思います」とベテランの頭脳を高評価。バトンを継いだ入江大生が迎えたピンチでは、強気にストレートで連続三振に仕留め切り抜けると、伊勢大夢もほぼストレートで三者凡退に。最終回は開幕2戦目に黒星を喫したストッパー・山崎康晃に、決め球のツーシームを見せ球として選択し、最終的にはストレートで抑え込ませた。 経験がモノをいう扇の要のポジション。臨機応変で変幻自在のリードを武器に、プロ16年目のシーズンも粉骨砕身、チームの勝利に貢献する。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2023年04月04日 20時30分
危険球退場のDeNA・池谷に「中傷されかねない」心配相次ぐ 二軍戦終盤にアクシデント、倒れた巨人打者は途中交代に
4日に行われ、DeNAが「3-9」で敗れた二軍・巨人戦。3番手としてマウンドに上がったDeNAのプロ3年目・23歳の池谷蒼大が危険球を投じ退場となり、物議を醸している。 アクシデントが起こったのは、「2-8」とDeNA6点ビハインドの7回表2死一塁。打席の巨人・岡田悠希に対し、池谷はカウント「1-2」からストレートを投じる。だが、制球を誤ったのかボールは岡田の頭部へ向かっていき、身をかがめて避けようとした岡田の右側頭部に直撃した。 速球を頭にモロに受けた岡田はその場に倒れ込むと、両手で頭を押さえたまま動けなくなってしまう。巨人ベンチからはすぐにトレーナーが岡田の元に駆け寄り状態を確認し、後を追うように近寄ってきた両チームの複数選手も心配そうに見守った。 岡田は死球直撃から約40秒後に自力で立ち上がると、トレーナーに付き添われながら自分の足でベンチに下がったが、出場は続行できず負傷交代に。また、当てた側の池谷も球審から危険球退場を告げられ降板となった。 試合が一時中断したこのアクシデントを受け、ネット上には岡田の負傷状態を心配する声が多数寄せられた。一方、中には「池谷も不当に叩かれるのではって心配になる」、「場合によっては誹謗中傷されかねないぞ」、「エスコバーみたいな悲しい出来事に発展しなきゃいいが…」といった、池谷の身を案じるコメントも見られた。 昨今の球界では勝敗、あるいは相手選手の体に大きく響くようなプレーを行った選手に対する心無い誹謗中傷が増えているとして問題視されている。今季もDeNA・エスコバーが前日3日に自身のTwitterに投稿し、2失点を喫した2日・阪神戦後に「あなたの家族全員が自動車事故で死ぬだろう」、「恥知らずの黒い動物」といった誹謗中傷をインスタグラムのDMを通じて受けたことを明かしたばかりだ。 4日18時現在、池谷のTwitter、インスタグラムの投稿に特に心無いメッセージは送られていない。ただ、エスコバーの件が前日波紋を広げていること、それ以前から誹謗中傷が増加傾向にあることなどから池谷も今後を心配されているようだ。 試合後の報道では退場後の岡田の状況は特には伝えられていないが、戦線離脱につながらないことを祈るばかりだ。 文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年04月03日 20時30分
DeNA・エスコバーへの誹謗中傷に元同僚激怒「許さない!」、球団も法的措置検討? NPBの注意喚起も響かずか
巨人アカデミーでコーチを務めている井納翔一氏(元巨人他)が3日、自身の公式Twitterに投稿し話題となっている。 井納氏は同日午後1時、自身のTwitterに「昨日、エスキーに誹謗中傷した人のことは、許ない!どんな理由であってっもしてはいけないこと!(原文ママ)」、「今回のことは、チームからでも対処してもらいたい!」と投稿。現役・DeNA時代の2017~2020年にかけ共に戦った助っ人・エスコバーに対する誹謗中傷に強く怒りをにじませた。 エスコバーは前日2日の阪神戦に登板し「1回2失点・被安打2」と振るわなかったが、翌3日の午前11時40分ごろに自身のTwitterに投稿。「昨日の試合後、この人が私を侮辱した」という英文と共に、「あなたの家族全員が自動車事故で死ぬだろう」、「恥知らずの黒い動物」などと誹謗中傷の英文が書かれた自身のインスタグラムDM画面のスクリーンショットを投稿している。 >>ソフトB・藤本監督「選手叩かないで」YouTubeでファンに訴え 敗戦の責任は自分にあると主張、同情の声も<< 井納氏の投稿を受けネット上には「井納さんに全面的に同意、本当に許せない」、「人種差別に加えて家族まで侮辱するのは卑劣過ぎる」、「たかだか2失点したぐらいでこんな仕打ち受ける筋合いは誰にもない」、「NPBが注意喚起したばかりなのに…中傷した奴は恥を知れ!」といった同調の声が相次いだ。 NPBは開幕を間近に控えた3月29日、公式サイト上で「プロ野球ファンのみなさまへ~ SNS等への投稿についてのお願い~」というタイトルの声明文を公開。昨季はSNS上で選手・首脳陣や審判員ら球界関係者への誹謗中傷が相次いだとした上で、「誹謗中傷等を拡散しないこと、SNS等での投稿にあたってマナーを守っていただくことを改めてお願いするとともに、何より選手の力になる前向きなご声援をたくさん送っていただけること」をファンに呼びかけていた。その矢先に起こったという点も、エスコバーが受けた誹謗中傷への怒り、失望が強まっている一要因となっているようだ。 井納氏の投稿から約2時間後、DeNA球団公式Twitterは「皆さまが気持ちよくSNSをご利用いただけるよう、誹謗中傷等の心ない行為はお控えください。なお、侮辱や脅迫等の違法な投稿に対しては、法的措置をとる場合がございます」と投稿。誹謗中傷には毅然とした対応をとる構えを見せている。文 / 柴田雅人記事内の引用について井納翔一氏の公式Twitterよりhttps://twitter.com/shoichi_0501エスコバーの公式Twitterよりhttps://twitter.com/ved47escobarNPBの公式サイトよりhttps://npb.jp/横浜DeNAベイスターズの公式Twitterよりhttps://twitter.com/ydb_yokohama
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スポーツ 2023年04月03日 18時30分
DeNA、まさかの3連敗スタートも新星登場に光! 4年目左腕・石川が飛躍へ向けて好発進
“頂”をめざす“戦”に臨むとした2023年シーズンの幕が開けたベイスターズ。敵地・京セラドーム大阪に乗り込み、昨年クライマックスシリーズで苦汁をなめたタイガース相手に挑んでいったが、結果は3連戦3連敗と最悪のスタートとなってしまった。 長年ネックとなっている投球回数を増やせない先発陣の問題はこのカードでも露呈し、初戦の石田健大は4回、2戦目のロバート・ガゼルマンは3回、3戦目の笠原祥太郎も3回で降板。それでもゲームが大崩れしなかった原因は、チームのストロングポイントでもあるブルペン陣の踏ん張りに他ならない。 ただ長年フル回転しているエドウィン・エスコバー、昨年71試合登板の伊勢大夢らの負担を減らす意味と、ビハインドの場面で回またぎも辞さない安定したピッチャーの台頭が待たれる。 そこで昨年、ファームながら22試合登板、32回2/3を投げ奪三振41、奪三振率11.30、自責点もわずか4で防御率は1.10と無双のピッチングを披露し、イースタン・リーグ優秀選手にも輝いた石川達也が、2日のゲームで好投を披露。連勝の上4回までに4点と打線に火がついているタイガース打線に対し、最速147キロのストレートで押しまくるパワーピッチを見せた。オープン戦ではコントロールがままならず甘くなったボールを痛打されていたが、この日はチームの方針であるゾーン内での勝負も徹底され、結果2イニングを34球、被安打1、奪三振4の結果を残し、三浦大輔監督も合格点を与えるナイスピッチングだった。 昨年オフは飛躍に向けて、法政大学の先輩でもある三嶋一輝、石田らと一緒に神奈川・厚木で自主トレに参加。プロ入り前からけがに泣かされていたが、キャンプ、オープン戦も一軍を外れることなく完走し、念願の開幕一軍の座をゲットした「勝負の年」と位置づける今シーズン。 「個人的には一軍で一年間戦っていければいいなと思います。チームのリーグ優勝、日本一に、なにか一つでも貢献できればと思っています」とチームの悲願のピースとなることを掲げた生粋のハマっ子左腕は、まず与えられたポジションで結果を残し、徐々にチームに欠かせぬ存在をめざす。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2023年03月30日 17時40分
DeNA、復活の平良が開幕ローテゲット! 2年ぶりの一軍マウンド、古巣相手に存在感見せるか
トミー・ジョン(TJ)手術からの完全復活を狙う平良拳太郎が、29日に平塚で行われたファイターズとのファームゲームで先発として調整登板。味方のエラーも絡み2失点を許したものの、5回を78球でまとめた。 4日に「21年のオープン戦以来」と本人が振り返るほど久々の、横浜スタジアムでの救援登板では、昨年から硬くなったマウンドの土も経験。15日には113球と球数を費やしながらも5回を投げ切った。三浦大輔監督も「113球まで投げられたというところは、本人もいい経験になったと思います」と評価。また1週間前の22日にも横須賀でのスワローズ戦で5回を79球、奪三振7、被安打3、失点0と2週連続で好投していることからも、開幕カード2回り目の先発登板をより確実なものとした。 これでベイスターズの開幕ローテーションは開幕投手が確定している石田健大、安定感のあるグラウンドボーラー、ロバート・ガゼルマン、現役ドラフトで獲得した笠原祥太郎が京セラドーム大阪でのタイガース戦でほぼ確定。ホーム開幕となる4月4日からのジャイアンツ戦は昨年コントロールが安定した濱口遥大、次戦に平良を投入する見込み。加えて、平良と同じくTJ手術からの完全復活を狙う元新人王・東克樹の布陣で臨むことになりそうだ。 ここにWBCで世界一に貢献した絶対エース・今永昇太、右肩肉離れから実戦登板を果たしている大貫晋一の昨年11勝を挙げたコンビが控える。また肩の違和感が報じられたが、MLBから加入の超大物、トレバー・バウアーもローテーションに入ってくることとなる。 しかしこの陣容を見ると左腕が5人、右のオーバースローが2人となっており、右腕でサイドから投げ込む平良の存在は相手の目先を変える意味でも貴重。2021年の4月8日のドラゴンズ戦から一軍のマウンドから離れている平良。約2年ぶり、相手は古巣ジャイアンツとストーリーも出来上がっている来週の復帰勝利を、ファンは心待ちにしている。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2023年03月27日 18時45分
DeNA、プロ4年目・坂本が滑り込みで一軍キップ! 貴重な中継ぎ左腕としての期待
昨年は開幕ローテーションをゲットしたものの、結果的にはプロ入り初の未勝利と悔しいシーズンを送った坂本裕哉。今シーズンは春季キャンプから一軍入りし、逆襲の年にすべく奮闘していたが、2月23日からファーム合流。そのまま約1カ月は下で調整を続けると、3月21日に横須賀で先発し、1回をしっかりと抑えることに成功した。するとオープン戦最後のライオンズ戦の前に、一軍でのゲーム参加のチャンスを得ると、25日は先発のロバート・ガゼルマンの残したワンアウト一、二塁のピンチで登板。平沼翔太にヒットを浴びるもレフト・関根大気の好返球もあり、結果的には無失点で切り抜けた。 この3連戦とも試合序盤からブルペンに入り、早めに一度は肩を作るなど中継ぎとして待機。登板機会は一度だけとなったが、26日には正式に一軍入りがアナウンスされた。このタイミングでの昇格は、一軍での戦力として開幕を迎えることを意味した。 昨年は一昨年よりも大きく足を上げ下げする2段モーションでためを作るフォームで挑んだが、今年はスムーズな、流れるようなフォームに変更。オフには外苑のトレーニング施設で研鑽を積んだことで、1月後半には早くも140キロ後半を出すなど順調に調整し、25日は最速148キロのストレートで押していた。先発では3巡目あたりに捕まるケースが課題だったが、短いイニングで出力を上げる中継ぎのポジションではその心配はなく、ハマっていく可能性もある。 現在ベイスターズのブルペン左腕は、鉄腕エドウィン・エスコバーは勝利の方程式の一角として存在するが、昨年前半を中心に機能していた田中健二朗は肉離れのためファーム調整中。長年腕を振り続けた砂田毅樹は京田陽太とのトレードでドラゴンズに移籍したこともあり、オープン戦では昨年支配下を勝ち取った石川達也がひとり奮闘している状況だった。ロングリリーフも期待できる坂本裕哉は、盤石のブルペン陣に新たな風を吹かせる存在となりそうだ。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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