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阪神・佐藤、DeNA3連戦でも出番ナシ? 岡田監督は代役の活躍に満足か

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 岡田采配が的中した。しかし、同時に心配な点もある。4月14日からのDeNA3連戦でも、佐藤輝明選手はスタメンを外されるのだろうか。

 4月13日の巨人戦で岡田彰布監督が動いた。打撃不振の佐藤に代えて渡邉諒内野手(前日本ハム)を「3番・三塁」でスタメン起用した。その渡邉が決勝アーチを放ち、打順を「5番」に変更したノイジーも先制の一発を見せた。右翼でスタメン出場した板山祐太郎外野手も守備で貢献。指揮官のタクトが冴えわたった。

 「昨日から決めとったんや。悩んでないよ。渡邉を呼んだ時からな、おーん。今日、(先発で)行くつもりやって呼んだわけやから。3番の方がちょっと楽に打てるやろ? 初めてのスタメンやったからな」

 ライバル巨人に勝ち越し、岡田監督は早口にそうまくし立てた。

 >>阪神・佐藤が巨人戦で悪送球、二軍送りの可能性も? 岡田監督は“大ナタ”示唆、代役候補は糸原・渡邉か<<

 渡邉がチームに合流したのは、4月12日。発熱等で一時離れていたのだが、当初、渡邉の合流は「14日からのDeNA3連戦から」と伝えられていた。

 「佐藤の不振が酷すぎるからですよ。11日の巨人戦後、ファームに連絡しました。12日に練習に合流させ、岡田監督は渡邉の状態を確かめ、佐藤と代えても大丈夫だと判断しました」(球界関係者)

 問題は、佐藤の今後。岡田監督は7回に佐藤を代打起用している。結果は「三振」だったが、その起用法を見て、こんな指摘も聞かれた。

 「スタメン落ちした悔しさをぶつける機会を佐藤に与えたのでしょう。同日の巨人先発は左腕の横川凱投手。左投手が先発したので、右バッターの渡邉をスタメン起用しやすい状況にありました。佐藤が代打起用された時は、右の直江大輔投手に代わっていました」(プロ野球解説者)

 佐藤は左打ち、渡邉は右バッターだ。岡田監督は佐藤をスタメンから外す時は「渡邉を使う」と決めていたが、14日からの合流が予定されていたのは、DeNAには左の先発投手も多いからだ。

 その14日、DeNAの予告先発は右腕・ガゼルマン投手と発表されている。

 「今日(13日)の渡邉の打撃を見ていたら、対戦投手の右、左に関係なく、やって行けそう。DeNA3連戦も渡邉をスタメン起用すると思います」(前出・球界関係者)

 前出のプロ野球解説者がこう続ける。

 「いや、14日も佐藤を外したら、精神的ショックで打撃不振が長引きそう。復調の兆しは見えませんが、スタメンで使うべきでしょう」

 渡邉は突出して「左投手に強い」というわけではない。

 しかし、日本ハム時代を知る関係者によれば、ストレートの打ち損じが少なく、スピードボールに強いそうだ。ガゼルマンはスピードボールがウリの投手である。15日以降、DeNAが左投手を先発させてくるとすれば、この3連戦では「佐藤の出番はナシ」ということになりそうだ。

 岡田監督は14日以降の渡邉の起用法について明言していない。チームは好調だが、佐藤だけが取り残されてしまった。(スポーツライター・飯山満)

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