今回の動画で乙坂は、神奈川・横浜高校時代に師事した渡辺元智監督との思い出や、2011年ドラフトでDeNA(当時横浜)から5位指名を受けるまでの経緯などを話した。その中で乙坂は、DeNAの5位指名は当初青柳の予定だったという裏話を明かした。
>>阪神・青柳、ファンからの“外見揶揄”に激怒「人としてのモラルない」 インスタライブでの誹謗中傷に同僚高山も苦言<<
同年ドラフトの前までは大学に進学するつもりで、日米の複数大学のセレクションを受けていたという乙坂。その最中にDeNAが自身の育成指名を検討していることを聞いたというが、乙坂は「これ言っていいのか分かんないんですけど」と前置きした上で、「阪神の青柳っているじゃないですか。ベイスターズは5位で獲る予定だったらしいんですよ」と、DeNAが青柳の支配下指名を予定していることも耳にしたという。
当時の青柳は神奈川・川崎工科高校のエースとして、チームを2011年夏の県大会16強入りに導くなどの実績を残していた。これもありDeNAはドラフト候補にリストアップしていたようだが、乙坂は「そこになんか僕が入ったらしくて」と、理由には触れなかったがドラ5指名が自身に変更されたと語った。
乙坂と入れ替わった形の青柳は同年ドラフトで指名漏れとなったが、帝京大学進学後の2015年ドラフトで阪神から5位指名を受け4年越しでプロ入りを果たしている。ただ、乙坂は「青柳選手は僕をすごい恨んでるっていうのを聞いたことあります」と、詳細は語らなかったものの青柳が自身のことを恨んでいると暴露した。
乙坂の発言を受け、ネット上には「青柳がDeNAに入る予定だったのは初耳」、「生々しすぎる話だな、何が乙坂と青柳の明暗を分けたのか」、「自分だけじゃなく他の選手の指名動向も知れるものなのか」、「青柳がDeNAに強いのもこの時の恨みのせいだったりして」といった驚きの声が寄せられた。
阪神入り後の青柳はここまで通算51勝、昨季は投手三冠(最多勝、最優秀防御率、最高勝率)に輝くなどエースとして大成しているが、対乙坂は通算で「2打数無安打」、対DeNAも「24登板・14勝5敗・防御率2.83」と得意にしている。12年前の指名漏れも好相性の一要因になっているのだろうか。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
愛甲猛氏の公式YouTubeチャンネルより
https://www.youtube.com/@norainuC