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前阪神・藤浪、マウンド上で監督批判?「誰が責任とんねん」物議醸した“さらし投げ”の裏話、先輩が暴露

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藤浪晋太郎(写真は阪神時代)

 野球解説者・江本孟紀氏(元阪神他)が9日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画に、独立・北九州下関フェニックスで選手兼任監督を務める38歳の西岡剛(元阪神他)が登場。阪神時代の後輩であるプロ11年目・28歳の藤浪晋太郎(現オークランド・アスレチックス)にまつわる発言が話題となっている。

 今回の動画で西岡は金本知憲監督時代(2016-2018)の阪神を振り返った印象や、選手兼任監督業の傍らで取り組んでいることなどを話した。その中で西岡は、2016年に金本監督から“さらし投げ”をさせられた際の胸中を藤浪から聞いたことを明かした。

 >>阪神・藤浪の不振に「イップスがあるもんね」元横浜・高木氏の発言に反論相次ぐ 過去に本人が強く否定<<

 2016年7月8日の阪神対広島戦。この日先発の藤浪は「7回131球・5失点・被安打4・四死球4」と制球に苦しみ球数もかさんでいたが、金本監督は7回裏に打順が回った藤浪に代打を出さず8回表も続投させる。8回のマウンドに上がった藤浪はさらに3失点を喫し、最終的に「8回161球・8失点・被安打7・四死球6」で降板。シーズン5敗目(4勝)を喫した。

 金本監督は試合後に応じた取材の中で、四球絡みでいきなり3失点した初回の投球を問題視したとした上で、「責任を持って、何球投げようが何点取られようが。10点取られても本当に投げさせるつもりだった」と懲罰の意味合いで藤浪を8回まで引っ張ったとコメント。また、「今頃、10勝くらいしていても、おかしくないピッチャー。それくらいの責任は感じてほしいし、感じないといけない」と、それまで勝ち星が伸び悩んでいた藤浪に喝を入れる意図もあったと明かしたが、当時のネット上では「無意味なさらし投げだ」、「藤浪を壊すつもりか」と批判も上がった。

 西岡は昨オフ藤浪と食事した際、当時の胸中や感想について聞いたという。すると、藤浪は「あの経験は僕にとってはすごく大きかったんですよね」としつつも、「(自分の肩)壊れろ、壊れてしまえ」、「壊れたら誰が責任取んねん」と語ったとのこと。現在は貴重な経験だったと捉えているものの、試合当時は投げやりな気持ちや監督批判が心の中で渦巻いていたと振り返ったという。

 西岡が明かした藤浪の発言を受け、ネット上には「藤浪が内心そんなにブチ切れてたのは知らなかった」、「自分の故障願いながら投げてたってメンタル追い込まれすぎだろ」、「結果本当に壊れたみたいになったからシャレにならんわ」といった驚きの声が寄せられた。

 「藤浪はプロ入りした2013年から2015年までは『77登板・35勝21敗・防御率2.86』といった成績を残していますが、2016年から2022年にかけては『112登板・22勝33敗11ホールド・防御率3.97』と数字が大幅に下落。2016年を境に深刻な不振に陥った理由として、ファンの間には同年に金本監督がさらし投げをしいたことが一因ではないかという見方もあります」(野球ライター)

 紆余曲折の阪神時代を経て今季からメジャーでプレーする藤浪。不振からの脱却を印象付けるような数字を残すことはできるのだろうか。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
江本孟紀氏の公式YouTubeチャンネルより
https://www.youtube.com/@emoyan_tsumamigui

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