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阪神、DeNA戦が優勝争い左右? 球団OBも問題視、昨季から苦しむ“鬼門”ハマスタ攻略のカギは

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画像はイメージです

 野球解説者・中西清起氏(元阪神)が26日、自身の公式YouTubeチャンネルに動画を投稿。同日終了時点でセ・リーグ首位(49勝36敗3分)に立つ阪神にまつわる発言が話題となっている。

 今回の動画で中西氏は2005年以来のリーグ優勝をめざす阪神のここまでの戦いぶりや、自身が思う後半戦のキーマン、警戒すべきチームなどを話した。

 注目が集まったのは、警戒すべきチームについて話している中の発言。セ・リーグは現在首位・阪神、2位・広島(首位と0ゲーム差)、3位・DeNA(5ゲーム差)、4位・巨人(7.5ゲーム差)、5位・ヤクルト(13ゲーム差)、6位・中日(14.5ゲーム差)といった並びになっているが、中西氏は「広島、DeNA、巨人まではチャンスあるのかなという感じがする」と優勝争いは1~4位の4球団が絡んでくるのではと予想。

 その上で、「ポイントとしてはハマスタ(横浜スタジアム)でのDeNAというところ。ここを何とかしないと本当に。現状12連敗ってところなので」と、2位・DeNAとのビジター戦が阪神の後半戦、優勝争いを左右すると指摘した。

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 阪神は2021年ごろまではビジターDeNA戦は得意な部類だったが、昨季6月28日からは今季6月25日まで13連敗を喫している。一方、ホーム甲子園では今季7勝1敗と大きく勝ち越している。

 「本来苦手意識のあるところではなかったのでね。横浜ではずっと勝ち越してたので」と、突然ビジター戦の相性が悪くなっている現状に首を傾げた中西氏。「変に意識してもダメだろうし、普通に投手が先取点とるまで抑えて、得点したら追加点、そしてダメ押し、リリーフ陣で継投していく。そういう野球をやっていかなきゃダメなんじゃないですか」と、投打共に自然体でプレーすることが大事ではないかと語った。

 中西氏の発言を受け、ネット上には「ライバル蹴落とす意味でもハマスタ戦の逆襲は必要不可欠」、「せめて勝率5割で乗り切ってくれるだけでもだいぶ違うと思う」、「今年は投手がやられてるからそこを改善できるかどうか」といった同調の声が寄せられた。

 「昨季から13連敗が続いている阪神ですが、この間は3失点以下に抑えた試合が5試合と、投手陣が打ち込まれて星を落とす試合が多くなっています。DeNAは2021年まで対阪神は8年連続で負け越すほど苦手としていたのですが、1998年以来の優勝をめざす上では“虎アレルギー”の払拭は必要不可欠と考え、事前分析・対策にかなりの時間を割いていることが結果につながっているのでは」(野球ライター)

 今季の阪神はセ・ビジター球場では東京ドーム(.163)、ハマスタ(.198)の2球場でチーム打率が1割にとどまっているが、東京ドームではチーム防御率「1.87」と投手陣が安定していることもあり3勝2敗と勝ち越している。一方、ハマスタは防御率「4.50」とサッパリなこともあり、0勝5敗と未勝利が続いている状況だ。中西氏やファンが問題視するハマスタ戦の現状を打破するためには、どれだけ投手陣が踏ん張ってロースコアのゲームに持っていけるかどうかにかかってきそうだ。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
中西清起氏の公式YouTubeチャンネルより
https://www.youtube.com/@user-jw5qu6su8z

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