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DeNA・今永、今オフ退団? 球宴中の同僚発言の現実味は メジャー願望たびたび過去に公言

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今永昇太

 中日の球団公式YouTubeチャンネルが20日に投稿した動画に、DeNAのプロ8年目・29歳の今永昇太が登場。動画内で同僚・山崎康晃から言われた一言がDeNAファンの間で話題となった。

 動画では19日に行われた球宴第1戦試合前のセ・リーグ選手・首脳陣の様子に密着。動画終盤に登場した今永、山崎は中日・小笠原慎之介から挨拶を受けた後、山崎が今永、小笠原の2ショットを撮影した。

 撮影終了後、山崎は小笠原に対して「ようこそ!」と、まるで小笠原のDeNA移籍が決まったような体で握手を求め小笠原の笑いを誘う。さらに、その直後には今永を指差しながら「いなくなるから」と口にし、これを聞いた小笠原は「一緒にやりたかったなあ~」と残念がっていた。

 和気あいあいとした雰囲気で交流を楽しんでいた3名の姿を見て、ネット上には好意的な声が寄せられた。一方、「え?今永DeNAからいなくなるの?」、「山崎が言ってること本当ならヤバいぞ」、「FA取得したばかりだし不安しかない」など、本気で去就を心配しているDeNAファンも少なくないようだ。

 >>ヤクルト・田口、ベンチでの“山崎熱烈応援”が話題「頭の振り凄い」 球宴の裏側、球団SNSが公開<<

 今永はプロ1年目の2016年から昨季までに「143登板・57勝46敗4ホールド・防御率3.24」といった数字をマークし、今季も25日試合前時点で「12登板・6勝(リーグ6位タイ)1敗・防御率2.07(同3位)」と安定した投球を続けている左のエース。今季5月中旬には国内FAの取得条件も満たしている。

 「FA権取得を伝える報道では、今永が権利行使の可否について『特に今、それについて何かを考えることはない』とシーズン中に決めることはないと伝えられています。それもあり、現時点では獲得調査報道などは出ていないですが、実績を考えると仮に権利行使なら複数球団による争奪戦は確実。今永の地元・福岡の球団で先発陣が不安定なソフトバンクを筆頭に、マネーゲームが展開されてもおかしくはないのでは」(野球ライター)

 今永は昨オフの契約更改で4000万円増の年俸1億4000万円(推定)、単年契約で更改しているが、先発ローテの格となる主戦投手としてはそう高くはない部類といえる。今オフFA宣言を行った場合は、移籍・残留にかかわらず単年3億円規模の大型契約を手にできる可能性も十分だろう。

 一方、今永については国内移籍ではなく、メジャーに挑戦する可能性の方が高いという見方もある。今永は2021年オフの契約更改後会見で、交渉の席で球団首脳からメジャーに興味があるか聞かれ「あります」と答えたことを明かしている。また、2022年オフの契約更改後会見では「僕の気持ちも球団の方も前向きに理解していただいて、素晴らしい話し合いができた。引き続き協議していくのかなと思います」と、メジャー挑戦へ向けた協議を球団側と行っている旨も説明している。こうした経緯を踏まえると、今オフポスティングを利用してメジャー移籍してもおかしくはないといえる。

 「球界では昨オフにソフトバンク・千賀滉大(海外FA)、阪神・藤浪晋太郎(ポスティング)の2投手がメジャー移籍を果たしていますが、千賀は年俸6億円から約20億円、藤浪も4900万円から約4.2億円と大幅昇給を果たしています。メジャー球団が日本人投手を高く評価していることは明らかで、今永についても今季6月23日・阪神戦に7球団が視察に訪れたことが伝えられています。どれだけの球団がポスティングに参加するかはふたを開けてみないと分かりませんが、どこに移籍するにしても年俸10億円は下らない条件を手にできるのでは」(同)

 国内FA、ポスティングのどちらを選択するにしても、複数球団による争奪戦は濃厚そうな今永。山崎の発言通りに「いなくなる」のか、それとも来季以降もDeNAでプレーを続けるのか。今オフの去就は要注目だ。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
中日ドラゴンズの公式YouTubeチャンネルより
https://www.youtube.com/@CHUNICHI_DRAGONS

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