DeNA
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スポーツ 2021年10月25日 17時30分
DeNA・益子、初モノづくしのデビューで一軍捕手戦線に名乗り! 三浦監督も急成長に驚き「ちょっとどころではない」
ベイスターズの3年目キャッチャー・益子京右が23日のドラゴンズ戦で鮮烈な1軍デビューを果たした。 8番でスタメン出場した益子は、ファームでもバッテリーを組んでいた、トミー・ジョン手術から復帰3戦目の東克樹を好リードし、8回無失点の快投をアシスト。この日が引退試合の武藤祐太のボールも受けるなど、5−0の快勝劇を演出した。攻撃でも4回の第2打席で、ドラゴンズ先発・清水達也の投じたインコース高めの143キロストレートをレフト線間際にポトリと落とす初ヒットをマーク。5回には2アウト一、二塁のチャンスで打席に入ると、センターに抜けそうな鋭い打球を放ち、セカンドに好捕され初打点は阻止されたが、バットでもアピールに成功した。 もちろん初となったヒーローインタビューでは「初出場、初安打、初お立ち台で、僕なんかが上がっていいのかと思いますけど」と第一声。「復帰されてから勝利がなかったので『僕が東さんを勝たせる!』という気持ちでいったんですけど、東さんに引っ張られっぱなしで」と控え目に話すも、東からは「益子のいいリードのおかげで無失点に抑えることができました」と評価され笑顔。初ヒットには「振ったところにボールが来て、ちょうどいいところに落ちてくれて、ラッキーでした!」と茶目っ気たっぷりにコメントし、場内のファンに笑いを届けた。最後は「心の中から燃え上がる気持ちと、ずっとここでプレーしていたい気持ちがあります!」と群雄割拠の捕手争いに、堂々宣戦布告を果たした。 三浦大輔監督も「もっとバタバタするかと心配していたが、そんな必要はないくらい落ち着いていた。東とのコンビでもカーブを要所要所で挟んだりして、初出場という感じではなかった」と絶賛。昨年は二軍監督として益子を見ていたが「ちょっとどころではない」とこの日の成長に目を細めていた。 2018年に強肩をウリに栃木・青藍泰斗高からドラフト5位で入団した益子京右。昨年ファームでは北斗の拳の曲で打席に入るなど、明るいキャラクターも武器に持つ20歳の若者は、未来の正捕手に向けてアピールを続けていく。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年10月21日 17時30分
DeNA・中井「第二の人生も3人で一緒に」 戦力外から横浜で輝いた苦労人の家族愛とは
2018年オフ、ジャイアンツを戦力外となった後、トライアウトを経てベイスターズに加入した中井大介が20日、くしくも古巣のジャイアンツ戦でユニフォームを脱いだ。 2−3と1点ビハインドの7回、代打で打席に入った中井は、高めのボールを逆らわずライトに運ぶクリーンヒットを放ちチャンスメイク。見事なラストを飾り、横浜スタジアムに集まったファンからは敵味方問わず万雷の拍手が送られた。 試合後の引退スピーチでは「1軍で初めて出場したのがここ横浜スタジアムでした。その後戦力外を受けて、横浜スタジアムを本拠地とする横浜DeNAベイスターズに移籍して3年間でしたがファンの皆さんの前でプレーし、今日選手として最後にプレーする姿を見せられたことをうれしく思っています」とこの場所への縁とファンに感謝。 「14年間の現役生活では、誇れるような成績も残すことはできなかった」と自嘲気味に振り返るも、優勝を経験したジャイアンツと、その経験を元に3年間過ごしたベイスターズに「歴史と伝統あるジャイアンツ、これから歴史を築いていくベイスターズ、この2つの素晴らしい球団でプレーできた」とし「監督、コーチの方々、先輩たち、同級生、後輩たち、チームスタッフ、そして大勢のファンの皆さま。全ての出会い、経験のおかげで僕は野球人として、人として成長させていただいたことが最大の誇りであり、一番の財産です」と続けた。最後のヒットには「少しでもファンの皆様に恩返しできたなら、僕の現役生活も大きな意味があったのかなと思います」と胸を張った。 印象的だったのは、息子と場内を一周したシーン。スピーチでも「出会った時から今日まで、一番近くで一緒に戦ってくれて、どんなときも一番の味方でいてくれた妻。自慢のパパでいたくて、日々エネルギーをくれた息子。2人の存在が心強くて厳しいプロ野球の世界で頑張ることができました。本当にありがとうございます。第二の人生も3人で一緒に歩んでいきましょう」と感謝。17日の引退会見でも、戦力外通告を受けるであろう時「潔くユニフォームを脱ごうと思っていると妻に伝えたら、妻から手紙を頂いて『やってほしい気持ちもあるけど、意思を尊重したい。これから先も家族一緒にいるし、ずっと応援し続ける』と。胸にしみるものがありました」と家族愛を表現していた。今シーズンの入場曲、緑黄色社会の「Mela!」の「こんな僕も君のヒーローになりたいのさ」の歌詞はきっと、大好きな家族へ向けていたのだろう。 今後については「今までずっと野球をやってきたので、野球に恩返しをしたいと思います。そのために勉強しないといけないことがたくさんある」と目を輝かせていた。誰にでも気さくで、笑顔がまぶしい中井大介の第二の野球道も、きっと輝き続ける。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年10月18日 18時30分
DeNA・武藤「感謝してもしきれない」 引退会見でファンへの思いを吐露、思い出に強く残る試合も語る
2017年のオフに、ドラゴンズから戦力外通告を受け、ベイスターズにやってきた武藤祐太。一度は非情通告を受けながらも、横浜の地で再び輝きを取り戻した右腕が、今シーズン限りでの現役引退を決意した。 17日に行われた引退会見では「11年間ありがとうございました。1度目の戦力外でそこからベイスターズに拾ってもらったときに、次にこういうことが来たら諦める」と決心していたとコメント。今シーズン、一軍での登板機会は一度も用意されなかったが「しっかり覚悟を持って毎年腕を振ってきたので、言われたときにはすぐ決断していました」と自分の中では踏ん切りをつけた。しかし「妻に伝えたときは『まだやってほしい』と言われたのですが、自分で決めたことを認めてもらいたい。悔いのないように一年一年腕を振ってきたので」と、揺るぎない決心だったと明かした。 武藤の初登板はドラゴンズ時代の2011年6月29日の横浜ベイスターズ戦、7回裏に3番手で登板し1回1失点。「初登板も(横浜)スタジアム、最後もスタジアム」と予定されている23日、古巣のドラゴンズ戦後のセレモニーを見据え、縁を感じていた様子。 また2012年5月27日、ナゴヤドームで行われた福岡ソフトバンクホークス戦で、5回表に2番手で登板し、2回無失点の内容で初勝利を挙げた試合と、「ベイスターズに入って最初に投げた試合。まだプロ野球選手でいられるんだなという思いをかみ締めながら投げた」の2018年5月18日の東京ドームでのジャイアンツ戦、リリーフで1回2失点だった試合は、未だに脳裏に刻まれているゲームと語った。 ベイスターズには「すぐに打ち解けてくれて、みんな家族のように接してくれた。一軍コーチもフラットな状態で僕を見てくれた。すごく居心地のいい4年間だった」と感謝していたが、ブルペン陣からも「強い時代を知っている武藤さんのアドバイスは頼もしい」との証言もあり、互いにいい関係を構築していたことは間違いない。 三嶋一輝、国吉佑樹らがモップアッパーから役割を上げていったことで、それらの空いた役割からスタートしながら、徐々にしびれる場面へと、様々なシーンでも投げ続けた。コロナ禍には減量にチャレンジするなど、たゆまぬ努力も周囲に示していた右腕。ファンに「感謝してもしきれないです」とメッセージを送っていたが、その言葉はファンも同じ。ベイスターズに移籍してからも、ドラゴンズファンにボールを投げ入れ「人としてですよ」と笑う心優しき“ムーさん”の勇姿は、決して色あせない。取材・文 ・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年10月14日 17時35分
DeNA・戸柱が突然の打撃開眼? チームが長年待望する“打てるキャッチャー”がとうとう誕生か
ベイスターズのキャッチャー・戸柱恭孝の打撃が絶好調。6年目のシーズン終盤で打撃開眼したかと、ファンの間で話題となっている。 13日のカープ戦では3回にチーム初安打を放つと、5回には1アウトからヒットで出塁しチャンスメイク。知野直人のタイムリーでホームを踏むと、その後もチームの猛攻は止まらず、2アウト満塁で迎えたこの回2回目の打席で「何とかランナーをかえそうと思い打席に向かいました。自分もみんなに続くことができよかったです」と振り返るレフトへの2点タイムリーツーベース。7得点のビッグイニングの立役者となり、勝利に貢献した。 9月3日にファームから上がってきてからは.328と高打率をマーク。9月の打率は.286、10月に入ると.367とさらに調子を上げてきている。また左バッターながら、左ピッチャーを打率.310と得意としている点も大きなポイントだ。 昨年はキャッチャーとしてチーム最多の96試合に出場し、スタメンマスクも71試合と正捕手として活躍したが、今シーズンは5月17日にファーム落ち。6月23日に登録されるも、30日には再調整で抹消の憂き目に遭い、しばらくファームで腕を磨く日々が続いたが、そこで100打席以上与えられたことも打撃好調の原因のひとつと言えそうだ。 そもそもフレーミング技術はNPBでもトップクラスで、ディフェンス面で評価の高いキャッチャー。特に駒澤大学の後輩でエースの今永昇太とは、9月から6試合連続でバッテリーを組み2勝負けなし、防御率1.64と好投を引き出している。今永も直近の10月10日、7回1失点のピッチングを披露した際に「戸柱さんの相手の裏をかくリードのおかげで最少失点で抑えることができました」と感謝を口にするなど、信頼は絶大。キャリアハイだったルーキーイヤーでも打率は.226で、翌年は前半戦打点を稼ぎまくるなど、一時打撃面の向上も感じさせたが、復活を遂げた昨年でも打率は.212と低かった。課題の打撃が開眼すれば、長年固定できなかった捕手問題も解決するかもしれない。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年10月11日 17時30分
DeNA・三嶋、3連戦3連投で勝ち越しに貢献! 三浦監督もクローザーの復権を評価「大きな収穫だったと思います」
昨シーズン途中からクローザーを務め、今シーズンは初めてクローザーとして開幕を迎えた三嶋一輝。しかし開幕戦でサヨナラホームランを被弾し、5月11、12日にはともに2点差を守れず、9月に入ると9、15日のジャイアンツ戦でともに3失点し、遂に守護神の座を山崎康晃に譲った形となっていたが、その山崎も不調で現在はファームで調整中。9回のマウンドは流動的となっている中、8日からの対ドラゴンズ3連戦では改めて三嶋の存在感が際立つ結果となった。 初戦は9−3の6点リードの場面の9回に登場し、ダヤン・ビシエドを力でライトフライに抑え込むと、続く渡辺勝、高橋周平を連続して空振り三振に切って取る圧巻のピッチングを披露。9日は2−1でリードの9回、終盤戦ということもありマウンドに伊勢大夢が送られるが、同点にされワンアウトも取れずに降板し、砂田毅樹に継投したが2点を許し、なお1アウト一、二塁で三嶋が登場。前の打席でホームランを放っているアリエル・マルティネスをファーストファールフライ、伊藤康祐をピッチャーゴロに打ち取り、勢いのついたドラゴンズ打線相手をしっかりと抑えた。 10日には1−1の同点の9回に登板。先頭の高橋にヒットを打たれ、桂依央利の送りバント後、福留孝介をサードゴロに打ち取りツーアウトまでこぎ着ける。しかし堂上直倫にレフト前ヒットを浴び2アウト一、三塁の大ピンチを迎えたが、京田陽太には全球魂のストレートを投げ込み、力のないサードフライに打ち取った。その裏柴田竜拓のサヨナラ犠牲フライで勝ったため、三嶋は3勝目を手にした。 三浦監督も試合後「先頭を出しながらも集中してましたし、あそこでホームを踏ませなかったのは大きな収穫だと思います」と納得の表情。プロ入り2年目の開幕投手から長期の不調。敗戦処理からクローザーまで上り詰めたが、またもや壁にぶつかっている感がある三嶋。しかし厳しいプロの世界で、酸いも甘いも経験している剛腕は、ポジションに関係なく、常に全力で腕を振る姿勢と負けん気を武器に、来年以降もチームに貴重な働きをしてくれるはずだ。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年10月07日 17時30分
DeNA、“虎キラー”三浦監督でも勝てない阪神戦…8年連続負け越しも来季のリベンジに期待
5日に横浜スタジアムで行われたタイガース戦で完全に力負けしたベイスターズ。この日の敗戦で対タイガース8年連続負け越しが決定、現役時代に虎狩りを得意としていた三浦大輔監督に交代しても、虎アレルギーを払拭することはできなかった。 今シーズン最初の対戦は4月9日、開幕投手の濱口遥大を先発に立てたが2−9で惨敗し、このカードは3連敗発進。同月23日からの甲子園では初戦、坂本裕哉の快投で初白星を挙げるがその後は連敗し、5月の横浜でも1勝2敗と負け越した。この時点で2勝7敗と完全にカモにされていたが、交流戦で勢いをつけて形勢逆転。6月25日からの3連戦をスイープすると、7月12日から2勝1敗。敵地甲子園で4つの勝ち越しを決めた。 8月からはベイスターズが東京ドームを、タイガースが京セラドームをホームにして6試合戦ったが2勝4敗で負け越し、9月12日は久々の横浜スタジアムで勝利。3戦を残して10勝12敗となり、まだ勝ち越しのチャンスを残していたが、5日の敗戦で負け越しが決定した。 ベイスターズがタイガースに最後に勝ち越したのは2013年の14勝10敗が最後。この年は藤井秀悟(現BP兼広報)の4勝を筆頭に、三嶋一輝、藤江均氏、大田阿斗里氏がそれぞれ2勝し、8人のピッチャーに勝ち星がついた。横浜スタジアムで勝ち越したのも2015年が最後で、ギジェルモ・モスコーソ氏や長田秀一郎氏など計7投手が1勝ずつ挙げ7勝6敗と勝ち越しに成功した年だった。いずれもいにしえの名前が並ぶことからしても、一昔前と認識できる。 その後は打者ではベテランの福留孝介や糸井嘉男、また大山悠輔や近本光司らに加え、今年はルーキー・佐藤輝明に苦しめられた。投手でもランディ・メッセンジャー、藤浪晋太郎らのパワースターターに、最近ではジョー・ガンケル、青柳晃洋、これまたルーキーの伊藤将司と、特定の選手にやられている印象が強い。ラミレス元監督は毎年のように「阪神に勝ち越さなければいけない」と口にしていたが、指揮した5年間負け続けてしまった。 今シーズンは後半失速してしまったが、3勝を挙げた坂本や、3割以上の打率を誇る桑原将志&タイラー・オースティンのコンビが虎狩りに貢献しただけに、来年の三浦ベイスターズに苦手払拭への足がかりも見えた。6日のゲームでは先発の大貫晋一の好投むなしく、打線が沈黙し零敗を喫してしまったが、来シーズンをいい形で迎えるためにも、今日の最終戦は是が非でも白星で飾りたい。 取材・文 ・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年10月04日 19時55分
阪神・矢野監督に球界OBが“佐藤スタメン”主張も反発相次ぐ 裏目なら今季終戦? 得意球団相手の起用が望まれないワケは
野球解説者の高木豊氏が4日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。阪神のドラ1・22歳の佐藤輝明の起用継続を主張しネット上で物議を醸している。 >>阪神・佐藤、無安打ワースト記録は指導力不足のせい? 他球団が見抜いた致命的弱点は優勝争いにも悪影響か<< 今回の動画で高木氏は、5日から始まる各球団の次カードの展望について複数選手の名を挙げながらトーク。首位ヤクルトとの3連戦に臨む巨人の苦しさや、6位DeNAとビジター3連戦を戦う2位阪神が勝ち越すためのポイントなどを語った。 その中で、高木氏は3日終了時点で野手ではプロ野球史上ワーストの59打席連続ノーヒットが続く佐藤について言及。佐藤は前カード・中日戦では初戦に代打出場、2戦目は出場なし、3戦目はスタメン出場と首脳陣の起用法が二転三転しているが、高木氏は「佐藤を使うか、使わないかのポイントもあるよね」と佐藤の使い方も次カードの結果を左右するのではと推測した。 その上で、高木氏は「使い続けたらどこかで(ヒットは)出てくるよ。出た時にはせきを切ったように打ってくると思うんだよね」、「だからもう佐藤を我慢する、使うんだったら使う。こすっても(横浜)スタジアムだったら入る可能性もある」とコメント。本塁から両翼(94メートル)、中堅(118メートル)の距離が全12球団の本拠地で最も狭い横浜スタジアムなら打ち上げた打球がスタンドに入りやすい面もあるとして、佐藤を3連戦全てでスタメン起用し復調を促すべきだと主張した。 高木氏の発言を受け、ネット上には「確かに佐藤の出来が今カードを左右しそうな気はする」、「ハマスタは得意にしてる球場だからどこかしらで1本出るでしょ」と同調の声が寄せられたが、それを上回る勢いで「山場の6連戦前に勢いつけなきゃなのに佐藤に固執するのはリスクが高すぎる」、「史上最悪レベルの不振がたかが3戦で好転するとは思えないし、DeNA相手に打ったとしても次のヤクルト、巨人戦でまた沈黙するのがオチだろ」、「するかどうかも分からない復調にかけるより二軍に落とすべきだ、変にこだわって負け越しでもしたら優勝は絶望的になるぞ」といった否定的なコメントが挙がった。 「今季の佐藤は対DeNA打率が『.312』、DeNAの本拠地・横浜スタジアムでの打率が『.304』とどちらも3割を超えています。高木氏はこうした相性も踏まえて、次カードのDeNA戦で佐藤を固定起用すれば復調の目は出てくるのではみているようです。ただ、阪神はDeNA3連戦後は1ゲーム差で追う首位ヤクルト(8~10日)、3.5ゲーム差で追われる3位巨人(12~14日)との6連戦が控えており、DeNA戦はできれば3連勝で勢いをつけたいところ。その大事なカードで佐藤にこだわるようなら、優勝争いに響くほどのダメージを負うことになるとして出場なし、二軍降格を求めるファンも少なくないようです。また、佐藤の対ヤクルト打率が『.158』、対巨人打率が『.232』とどちらも振るっていないことから、仮にDeNA戦で結果を出してもその後の6連戦でまた不振に陥るだけではないかという主張も見られます」(野球ライター) チームを率いる矢野燿大監督は3日の試合後、佐藤について「練習ではちょっと良くなってきたかなという感じもあるんですけど、そういう中でテル自身ももがいている」と不振をかばうようなコメントを口にしたと伝えられている。佐藤の復調を信じてスタメン起用するのか、見切りをつけてベンチ、二軍に置くのかは大きな注目となりそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ
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スポーツ 2021年10月04日 17時30分
DeNA、新守護神・伊勢がチームの命運を握る? 紆余曲折が続く最終回問題の行方は
10月3日の東京ドームでのジャイアンツ戦。3−2と1点のリードで迎えた最終回のマウンドに立ったのは、2年目右腕・伊勢大夢だった。いきなり先頭のジャイアンツ不動の4番・岡本和真と対峙した伊勢は、一球もストライクが入らずフォアボールで歩かせてしまうと、ジャイアンツはすかさず代走に増田大輝を送り揺さぶりをかける。ウィーラーに代わりベイスターズキラーの亀井善行を代打に送ると、増田は3球目に盗塁でノーアウト2塁の展開に。しかし伊勢も自慢のストレートで亀井を空振り三振、丸佳浩をライトフライでランナーを進ませずに2アウトまでこぎ着ける。ジャイアンツも代打に大城卓三を起用し、伊勢もチェンジアップ主体で追い込むが、真ん中に甘く入ったチェンジアップをライトフェンスまで運ばれ同点にされ、さらに申告敬遠とデッドボールで満塁の大ピンチに。しかし松原聖弥には追い込んでから渾身の150キロストレートをインコースに投げ切り、空振り三振でゲームセット。なんとか勝ち越しを許さず踏ん張ったピッチングだった。 昨シーズン途中から、長年ストッパーの座に君臨していた“小さな大魔神”山崎康晃の不調により、セットアッパーだった三嶋一輝が配置転換。それが見事にハマり、抜群の安定感で18セーブと結果を残したことで、今シーズンもクローザーとして起用されていた。しかしスワローズ、ドラゴンズには計18試合登板で自責点0と圧倒したものの、ジャイアンツ相手となると防御率11.17と急激に悪化。不調も相まって山崎と再配置転換となったが、その山崎も9月26日から3試合連続で抑えに失敗し登録抹消となってしまう。紆余曲折の末この日に白羽の矢が立ったのは伊勢だった。 伊勢は明治大学から3位指名で入団し、「リリーフで毎日肩を作る方が合っている」との意向もあり、開幕から一軍で中継ぎとして活躍。7月16日に登録抹消されたが、8月21日に再登録されるとシーズン最後まで28試合登板とフル回転。ルーキーながら33試合に登板し、3勝1敗で防御率は1.80と堂々の成績を残した。サイド気味のフォームから150キロ超の剛球とチェンジアップを武器に、大学の先輩でもある木塚敦志ピッチングコーチのような気迫あふれるピッチングスタイル。山崎はFA権を今シーズンに取得し、夢でもあるメジャー挑戦の目もある。鉄腕左腕・エドウィン・エスコバーも今年で2年契約を終える。剛球で鳴らした国吉佑樹はマリーンズに移籍し、ストッパーを含めたブルペン問題は山積。奪三振率が昨シーズン10.03、今シーズンも9.90と高く、ストッパーの要素を兼ね備えている伊勢が、残り少ない2021年シーズンで経験を積んでくれることを期待したい。取材・文・写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2021年09月30日 17時30分
DeNA、首位撃破で連敗ストップ! 100号弾も放った宮崎にファン「いつまでもハマのプーさんで」
”ハマのプーさん”のニックネームで親しまれている宮崎敏郎が、29日のスワローズ戦でメモリアル100&101号弾の連発と大爆発。絶好調で首位をひた走り、この日まで4勝しか挙げていない苦手のスワローズ相手に勝利するとともに、7連敗と泥沼にはまっていたチームを救う活躍を見せた。 2回には先週抑えられていたスワローズ先発・小川泰弘の5球目、143キロのフォーシームが真ん中に入ったところをセンターバックスクリーン右寄りにたたき込む14号ソロホームラン。本人も「ストレートをしっかり捉えることができました。イニングの先頭だったので塁に出ようと思い打席に向かいました。いい結果になり良かったです」と振り返る一打は通算100号のメモリアル弾となった。 さらには3回、ワンアウト二、三塁のチャンスの場面で、追い込まれながらもインコース低めの難しいシュートを体の軸回転で巧みにさばき、レフトスタンドに突き刺す3ランホームラン。「シュートを完璧に捉えることができました。後ろにつなぐ気持ちで打席に向かいました。追い込まれても自分のスイングができいい結果になりうれしいです」と、納得のホームラン。宮崎ならではの高度なバッティングスキルを見せつけた101号となった。 ゲームは後半、スワローズの驚異の追い上げがあっただけに、前半の宮崎の4打点は本当に効果的だった。 ヒーローインタビューでは2本とも完璧な当たりながら「風のおかげです」と最近の定番コメントでスタンドを笑わせ、100号には「僕だけの力で達成できるものではない。裏方さんや監督、コーチに助けてもらった」と謙虚な宮崎らしく周囲に感謝した。 天才的なバットコントロールでフィールド全体にヒットを放つ稀代の安打製造機は、2017年の首位打者。以降3割を切ったのは1年だけで、今シーズンも打率.299、ホームラン15本、OPS.814とチームにとっては計算のできる、代えのきかない不動のサードとして君臨。昨年FAで梶谷隆幸がジャイアンツに移籍したことで、32歳ながら生え抜きではチーム最年長となっている。 FA権を獲得し、オフには去就が注目されるが、若いチームにとってベテランの存在は貴重。毎年ソフトバンクの松田宣浩と自主トレを行い、自らも九州・佐賀出身であることからも、ファンの間では宣言すれば地元に行ってしまうのではと心配する声が多数聞かれている。もちろん宣言すれば強打の右打ちのサードは稀有な存在だけに、他球団も放ってはいないだろう。しかしDeNA黎明期から徐々に強くなっていったベイスターズの象徴的な選手で、かつファンフェスではプーさんの着ぐるみでファンを楽しませる人気者であり特別な存在。FAは選手の権利だけに、移籍は自由に考えるべきではあるが、ファンはいつまでも「ハマのプーさん」でいてほしいとの願いを持っている。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2021年09月27日 18時30分
DeNA、代打問題が遂に解決? 4年目の天才バットマン・楠本に覚醒の予感
試合途中、横浜スタジアムに「君の悔し涙が〜」とベリーグッドマンの曲がかかると、青いユニフォームを身に包んだベイスターズファンは、いつの日からか大きな期待を込めて拍手を送るようになった。それほどまでに“代打・楠本泰史”のネームバリューは今シーズン上昇した。 26日のカープ戦、6回2アウト満塁のチャンスで打席に送られた楠本は、オリンピックでも侍ジャパンの金メダル獲得に多大な貢献をした森下暢仁と対峙。初球のカーブを見逃し、2球目のチェンジアップをファールし簡単に追い込まれるも、3球目のアウトコースギリギリのストレートをカット。4球目若干シュート回転してアウトコースに入った154キロストレートを見極め、次のカーブもなんとかファールで逃れる。続けたカーブは低めワンバウンドで誘われたがこらえ、7球目の高めストレートも見極めると、8球目の目線近くの真ん中高め153キロストレートもハーフスイングで我慢し、一時同点となる貴重な押し出しフォアボールを選んだ。気合の入ったガッツポーズを見せ、ファーストでも手をたたくなど、一打席にかける男の生き様を感じさせる瞬間だった。 一昨年はリーグ2位。2020年、5年目のラミレス政権の集大成として、今年こそはと悲願のリーグ優勝をターゲットに絞っていたベイスターズ。最大の懸念材料だった筒香嘉智の穴は、ラミレス監督がぽっかりと空いたキャプテンと4番レフトの座を、昨年までレギュラーを経験したこともない佐野恵太に任せた。首位打者、ベストナインと一気にブレイクスルー。終盤を除き、ほぼ1シーズン“筒香の穴”をひとりで見事に埋めて見せた。 しかし一昨年、代打で打率.323、13打点と活躍した佐野の穴が埋まらなかった。その状況は今年も変わらず、代打問題は解決の兆しが見えなかったところで、後半戦一気に楠本が台頭してきた。 今シーズン途中の5月28日に初めて一軍登録された楠本はその日にヒット、6月5日にはホームランを放ち、交流戦ではスタメンの機会も与えられたが、前半戦終了時には打率.222とイマイチの内容。しかしオールスター&オリンピックブレイク間に行われたエキシビジョンマッチで、印象的なサヨナラ打を含む20打数9安打とキッカケをつかみ、後半戦に入るとすべて代打として起用され21打数9安打、打率.429と結果を出し、すっかり代打の切り札の座をつかんだ。 2017年ドラフト8位指名ながら、2019年にはオープン戦首位打者を獲得したバットコントロール抜群の巧打者・楠本。代打からチャンスをつかみ、不動のレギュラーをゲットした宮崎敏郎や佐野のように、ドラフト下位指名から首位打者に輝いた2人に続く存在になっていく予感がする。 取材・文・写真/ 萩原孝弘
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DeNAラミレス監督、巨人・阪神より中日を警戒? 「Aクラスに入れる」昨シーズン5位から飛躍を断言するワケは
2020年02月18日 17時00分
特集
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少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
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ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
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Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
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一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
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株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分