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「離れていても心はひとつ」 DeNA、開幕延期・無観客でもファンと繋がるアプローチとは

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齋藤俊介

 コロナウイルスが猛威を振るう中、遂にタイガースの3選手にも陽性反応が出てしまうなど、4月24日に定めた開幕もどうなるか分からない状況となっているプロ野球界。そんな暗い雰囲気を少しでも和らげようと、ベイスターズは様々な取り組みでファンを楽しませている。

 3月23日から5日間連続で、「おはよう!ベイスターズ」と称するシリーズを公式Twitterで動画配信。務めたのは練習前のアップや、声出しでチームメイトの爆笑をかっさらう、笑いのセンス抜群の3年目の齋藤俊介。“チームメイトの櫻井周斗をパートナーにしての音芸”など、「これぞ一発芸!」と言える体当たりのネタを中心に披露した。普段はチームの雰囲気を上げるためにネタ帳を作って研究に余念のない齋藤が、今回は大切なファンに向けて一役買った形となり、ベイスターズファン以外からも喜びのコメントが溢れていた。

 その他にも、本来なら開幕しているはずの試合が練習試合となり、さらに無観客試合となった本拠地・横浜スタジアムでのゲームでは、外野フェンス上部にあるリボンビジョンに、ファンからのメッセージを投影。「離れていても心はひとつ」「魂はハマスタにいます」「ベイスターズはファミリー」など、ツイッターから応募されたチームや個人選手に向けられたファンの“声援”に、ある選手も「勇気もらえますよね」と笑顔を見せるなど、心和む演出となっていた。

 また、本来であれば3月7日のオープン戦などで来場客に配布される予定であった「横浜スタジアムペーパークラフト」のデーターをダウンロードできるサービスを、今月末まで期間限定で実施している。2017年から段階的に改装、増設が行われていた横浜スタジアムのリニューアル工事が今年終わり、新しくなった姿を再現できるペーパークラフトは、現在一斉休校になっている子供たちを中心に大人気となっており、保護者からも感謝のコメントが寄せられている。

 オリンピックも延期が決まり、さらに外出自粛で閉塞感のある世の中だが、IT企業らしいアプローチで、今後もファンにエンターテインメントを届け続けてくれることであろう。

写真・取材・文 /萩原孝弘

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