しかし今年は1月14日にすでに来日済みで、キャンプ初日からチームに合流できることに「すごくうれしいことだと思います」とし「もともと練習は好きですし、実戦を多く積めるのでバッティングだけではない、野球の中での全般的なタイミングをつかんでいきたい」と沖縄での目標を掲げた。
シーズン終了後は盟友のタイラー・オースティンの紹介で、ベイスターズ期待の大砲、細川成也とともにカリフォルニアでトレーニング。「自分にとっても初めてロサンゼルスに行って1週間トレーニングしました」と明かし「メジャーリーグで活躍している選手たちのメカニズムに、ボールにコンタクトするときの瞬間に共通するところがある」と新しい発見があったとのこと。「そこでコーチの方々がいろいろ教えてくださったので自分のバッティングに役立ちました」と手応えも感じているようだ。
来日初年度の2018年は41本、翌年の19年は43本と連続してホームランキングを獲得したが、ここ2年間は期待の大きさもあり、彼としては物足りない成績に終わったネフタリ・ソト。最下位に終わった今シーズンを踏まえて決定した2022年のチームスローガン“横浜反撃”の成就に向けては、嵐のカリビアンのパワフルスイング完全復活もキーのひとつとなる。
文・取材・写真 / 萩原孝弘