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鳥取県が起業家を生み出す全国トップに 都道府県別「起業家輩出力ランキング」

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ワールドビジネスサテライトの公式ホームページより

日本の競争力低下が課題となる中、政府や自治体は新たな事業を創出しようと起業家支援強化を図っている。自治体の支援を受けて起業する人は年間約5万人に上る。起業家支援の取り組みが成功している都道府県はどこか。21日放送のテレビ東京系「ワールドビジネスサテライト」で「起業家輩出力ランキング」を発表した。

都道府県別の「起業家輩出力ランキング」は、自治体の支援で起業した人の数を人口10万人あたりで比較したもの。数字は中小企業庁の2024年発表を基にしている。

それによるとベスト10は、10位富山(66人)、9位宮城(68人)、8位青森(72人)、7位山梨(73人)、6位岡山(73人)、5位広島(75人)、4位大分(97人)と続く。

トップ3は、3位島根(100人)、2位熊本(112人)、1位鳥取(113人)となっていて、都道府県で人口が最も少ない鳥取県が、起業家を最も輩出する自治体となっている。番組で取材したのは、観光名所・鳥取砂丘の近くにあるプリン店。砂丘の砂をイメージした粉末状のカラメルをまぶしたプリンが人気商品となっている。

店主は5年前に名古屋から移住して自治体の支援を受けた。鳥取で起業した理由を聞くと「人口が少ない県だからこそ起業家支援や移住・定住の支援もすごく手厚い」と話した。

鳥取県は2014年度に全国で初めて、県内全市町村が国の定めた企業支援の体制を整えた。セミナーや窓口の設置などを早くから取り組んできた県だ。プリン店の店主は「県民が(起業家を)受け入れてくれる土壌があり、チャレンジしやすい場所ではないか」と語る。

県を挙げて取り組む鳥取の平井伸治知事は「創業は過疎地ほど必要。ビジネスを生まなければ先がない」と日本経済新聞の取材に答えている。

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