米テレビ局WNYWによると、ニューヨークでは50軒を超えるスターバックス店舗が予告なく閉店。すでに閉店ラッシュが米国内で相次いでいるのだ。閉鎖、リストラの理由に財務状況の悪化を挙げる同社だが、消費者側の声はどうだろう。
スターバックスへの支持度を測る世論調査では、600件以上の回答が集まり、消費者が離れる理由が示された。それによると「スターバックスのコーヒーを飲まない」と答えたのは53%と過半数に達し、回答者の多くが「価格」を大きな理由として挙げた。
米国のコンサルティング会社が2024年に実施した調査では、競合他社と比較してスターバックスは「最も価格の高いコーヒーチェーン」と見なされており、価格が大きなネックとなっていることは間違いないだろう。
米国での大量閉店のニュースにネット掲示板ではさまざまな意見が飛び交った。
「ちょっと休憩しようにも満席ばっかで使えないんだよな」「高いしゆっくりできないしで、スタバにこだわる理由がない」「ドトールとかコメダの方が気楽で使いやすいし」など利便性とコストパフォーマンスを指摘する意見が目立った。中には「日本国内では意識高い系が支えてくれるから問題なし」と影響はないとする意見もあった。
かつてはノートパソコンを開いて、くつろぎながら仕事をする流行の場所として人気だったスターバックス。新しい流行を生み出す時期なのかもしれない。