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DeNA・伊藤「悔しかった」シーズンを糧に 2021年は「戦力として貢献」

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伊藤光

 昨シーズンは84試合に出場し、バッティングでも自己最多の8本塁打と攻守でチームに貢献していた伊藤光。すっかりベイスターズの扇の要に収まったかと思われたが、今シーズンはまさかの30試合出場に留まり、スタメンマスクは僅か20試合。開幕直後から調子は上向かず、7月18日には試合序盤の2回で交代させられると、「伊藤光の時は防御率が悪い」ことを理由に19日には登録抹消された。その日は千葉・鎌ケ谷で行われていたファームでのファイターズ戦にいた高城俊人がバタバタと緊急的に一軍に合流したことからも、ファンの間では「懲罰か」とザワつくような“事件”も勃発した。

 負の連鎖にはまり込んでしまった伊藤は、ファーム調整中に足の肉離れも発症。「一言で言うと悔しかったっすね。出来れば2度と同じ事はしたくない悔しいシーズン」と苦しんだ1年となってしまった。

 元凶は「開幕ダッシュが上手くいかなかった。試合に勝つことが一番大事なんですが、なかなか勝てずにいい流れに乗れなかった」と分析。オフには「身体作りをしっかりして、結果でしか見られない世界の中でしっかり結果を出す準備を」とリベンジを誓う。

 来シーズンは、三浦監督が指揮を取ることとなり、「去年は一軍ピッチングコーチだったので、ピッチャーの状態などよくコミュニケーションを取っていた」とやりやすさを強調。「その頃からよく“攻めろ”という言葉を使っていました。二軍監督の今年も、ピッチャーも野手も同じように気持ちで攻めろと、ひたすら声を掛けていました」と番長野球のめざすところは既にインプット済み。「監督が考えていることを、試合で表現することがキャッチャーの仕事」と捕手としての矜恃を語り、「三浦さんになって初めてのシーズン。戦力としてチームの勝利に貢献できるように、1年間戦えるようにしたい」と気を引き締めた。

 苦渋をなめた2020年シーズンはもう終わった。オリックス時代の不遇も体験した伊藤光は、三浦新監督の元で再び輝きを取り戻す。

取材・文 /萩原孝弘

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