スポーツ
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スポーツ 2018年07月10日 17時40分
新旧背番号「1」の共演に ヤクルト・山田哲人がサイクルヒットを達成
9日に行われたヤクルト対巨人の一戦(静岡・静岡草薙球場)。ヤクルトの主力としてこの日も試合に出場していた山田哲人が、ヒット・ツーベースヒット・スリーベースヒット・ホームランからなるサイクルヒットの偉業を達成した。 3‐8とヤクルト5点ビハインドで迎えた9回裏、1アウトランナー1塁の場面で打席に立った山田。この試合ではここまでの4打席でヒット・フォアボール・2ランホームラン・ツーベースヒットをそれぞれ記録しており、サイクルヒット達成に向けて、残るはスリーベースヒットのみという状況であった。 相手投手谷岡竜平が投じた3球目を、ライト方向に打ち返した山田。するとその打球は、スライディングキャッチを試みた長野久義の脇を抜けフェンス方向へ。ボールが返って来る間に山田が悠々と三塁に到達したことで、この当たりはタイムリースリーベースとなり、見事に偉業達成ということとなった。 今年4月21日のソフトバンク・柳田悠岐に続く、史上66人目(71度目)の快記録を打ち立てた山田。今回の一件を受け、ネット上には「すごい!おめでとうございます!」、「まさか1シーズンに2回もサイクルが見れるとは」、「また1つ立派な勲章が増えたね」といった称賛の声が数多く挙がっており、ツイッターのトレンドランキングにも関連ワードの「サイクルヒット」がランクインを果たしている。 試合には負けてしまったものの、ファンの溜飲を大いに下げたであろう山田のサイクルヒット。ちなみに、「歴史は繰り返す」とはよく言ったもので、実は1976年7月9日のヤクルト対中日戦(東京・明治神宮野球場)においても、当時ヤクルトの背番号「1」を背負っていた若松勉がサイクルヒットを達成している、今回の山田の偉業は、42年の時を超えたヤクルトの新旧背番号「1」の共演でもあったのだ。 2015年のトリプルスリーをはじめとして、様々な記録で球史に名を刻み続けている山田。次はどのような記録を達成し、我々を驚かせてくれるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年07月10日 17時30分
「今年はノーバンで!」オリックス、川栄李奈が2年連続始球式!
元AKB48で女優の川栄李奈が、『Bsオリ姫&オリ達デー』として開催される7月16日の北海道日本ハムファイターズ戦(京セラドーム大阪)の始球式に登板することが明らかになった。川栄がオリックス主催試合で始球式を務めるのは昨年に続いて2度目。川栄は「昨年に引き続き、今年もマウンドに立たせていただくことになり、本当に嬉しく思っています! 前回は全然ボールが届かず、悔しい思いをしたのですが、 今年こそはノーバウンドで投げられるように全力で頑張ります!」と早くも昨年のリベンジを誓っている。川栄は、昨年7月中旬から放送を開始した「Do you know ORIX?」をキーワードとするオリックスグループの企業CMシリーズに出演中。これまで放送してきた「水族館」篇、「再生可能エネルギー」篇、「野菜」篇では、オリックス社員を演じる川栄がオリックスグループのさまざまな事業を紹介しており、イチローとともにオリックスグループをCMやポスターなどで盛り上げている。最近では、彼氏の一言で社員モードに豹変した川栄が、突然オリックスグループの事業について畳み掛けるように説明し始めるコミカルな演出が話題になっており、当日、場内の大型ビジョンでも放映される予定とのこと。昨年は始球式登板後の囲み会見で、「手汗がすごかったです。緊張しました。安達(了一)選手とキャッチボールをさせていただいたのですが、めちゃ遠かったです。イメージトレではノーバウンドでしたが、現実は違いましたね」と、少し悔しさをにじませながら登板を振り返ると、「野球はお父さんが見ていたので、子供の頃テレビで見ていたんですけど、球場はお客さんが見てるから緊張しました。オリックスの選手は知らないのでこれから勉強します」と話しているところに、ブルペンへ準備に向かう前の若手投手が顔を出すなど、選手の間でも川栄の登板が話題になっていた。今年は選手の名前を少しは覚えてくれただろうか?ちなみに昨年、川栄が登板した8月1日の福岡ソフトバンクホークス戦は、中継ぎ陣の粘りもあって、サヨナラ勝ちを収めており、川栄は勝利の女神になっている。本人も話しているが、昨年の始球式はツーバウンドの上、ボールのコントロールが効かず、大失敗の投球だっただけに、今年はせめてストライクゾーンに投げたいところ。特製のオリ姫ユニを着用した川栄李奈がリベンジのマウンドへ向かう。取材・文 / どら増田写真 / (C)オリックス・バファローズ
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スポーツ 2018年07月10日 08時30分
プライドぶつかる準決勝 大手ブックメーカーの予想は?
日本時間の6日、7日に行われたロシアW杯準々決勝。ベスト4への切符をかけ、フランスとウルグアイ、ブラジルとベルギー、ロシアとクロアチア、スウェーデンとイングランドがそれぞれ激突。その結果、見事ベスト4に勝ち残ったのはフランス、ベルギー、クロアチア、イングランドであった。 10日、11日の試合ではそれぞれフランス対ベルギー、クロアチア対イングランドという対戦カードが組まれることとなった今大会の準決勝。大会史上初めてアルゼンチン、ドイツ、ブラジルの3か国全てが準決勝に残らなかったということもあり、その注目は否応なしに高まっていることは想像に難くない。 では、全世界のファンの間で議論が巻き起こっているであろう準決勝の行方について、大手ブックメーカーはどのような見方をしているのだろうか。7月6日付の配信記事でも取り上げた「bwin」のオッズを元に、それを見ていきたいと思う。準々決勝は、オッズ上優位だったフランス、クロアチア、イングランドが“的中”、ブラジルが“外れ”という結果だった。 フランス対ベルギーの一戦はフランス勝利が「2.50」、ベルギー勝利が「2.95」と僅差でフランスが優勢。一部では“事実上の決勝戦”とも目されている対戦カードだけに、このような拮抗した予想となっているのも、ある意味では当然の結果といえるのかもしれない。ちなみに、両国間の対戦成績はベルギーが「30勝24敗19分」で勝ち越しているが、W杯に限れば「2勝0敗」でフランスが優位に立っている。 クロアチア対イングランドの一戦はクロアチア勝利が「3.40」、イングランド勝利が「2.30」でイングランドが優勢。1回戦で同国史上初めてW杯でのPK戦に勝利し、準々決勝も2‐0できっちり相手を下したイングランドの勢いは、ここまでの2試合をどちらもPK戦の末なんとか勝ち上がってきたクロアチアにとって、組し難いものであると捉えられているようだ。 以上が、現時点における「bwin」の準決勝各試合の予想である。意地とプライドをかけた一戦を制し、決勝の舞台に駒を進めるのは果たしてどのチームなのだろうか。
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スポーツ 2018年07月10日 06時30分
監督不在の楽天が石井氏にGM要請した本当の理由は…
東北楽天ゴールデンイーグルスがヤクルト、西武、そしてメジャーリーグでも活躍した石井一久氏にゼネラルマネージャーの就任を要請した。立花陽三球団社長の「前向きに進んでいると理解している」等の発言(7月6日)から察するに、正式発表は時間の問題だろう。 石井氏はチームOBではない。ただ、ヤクルトをID野球で鍛え上げた野村克也氏が監督を務めた経緯から、今の楽天には当時を知る“教え子たち”がコーチとして残っている。その流れで、石井氏の名前が浮上していたと予想されていた。「今年2月、三木谷浩史オーナーが練習試合を視察した際、取材で現地入りしていた石井氏がその隣に座りました。三木谷オーナーは石井氏の野球偏差値の高さを認めていました」(ベテラン記者) 楽天は編成部門の責任者だった星野仙一副会長が今年1月に死去したため、その後任を探していた。また、石井氏は吉本興業に所属している。吉本はスポーツマネジメント業務にも精通していて、エンゼルス大谷の代理人を務めるネズ・バレロ氏ら米国とも関係が深い。こうしたネットワークにも着目したのではないだろうか。 しかし、本当のチーム再建策が動き始めるのは、これからだ。「いちばんの問題は、来季監督人事ですよ。平石洋介代行を昇格させるのは時期尚早という見方がされているので、新監督を招聘するはず。前DeNA監督の中畑清氏、ID野球の申し子・古田敦也氏、楽天で引退した斎藤隆氏などの名前が囁かれています」(前出・同) スンナリとはまとまらないだろう。平石代行の昇格を推す声も残っている。そして、今オフ、「監督人事で揺れる」と思われる球団がほかにもあるからだ。巨人、阪神、中日、オリックスも分からない。「DeNAのラミレス監督は昨季終了時に契約を延長していますが、複数年ではないようです。阪神の金本監督は就任当初は3年契約と目されていましたが、本当は2年で、昨季にやはり契約延長となりました。当時の阪神首脳陣の話だと、長期政権と聞いていましたが、今の成績ではどうなるか分かりません」(球界関係者) 在野の監督候補となれば、「超」の付く大物が残っている。オレ流・落合博満氏だ。指揮を執った8年間は全てAクラス入り、4度のリーグ優勝と日本一(07年)も経験している。氏は東北秋田県の出身だ。その実績からすると、それ相応の年俸も用意しなければならないだろう。「中日の監督時代、常に報じられていたのが不人気。何故、勝利監督が不人気なのかを考えた場合、全ては地元名古屋のお土地柄なんです。中日の生え抜き選手ではないこと、FA権を行使してライバルの巨人に移籍した経緯があるからです。監督としての采配、チームビジョンにおける考え方も優秀な人なので、優勝に飢えたチームなら、『白紙小切手を出してでも』の心境では」(前出・ベテラン記者) ただ、監督・落合には名伯楽・森繁和コーチがいた。落合氏が一人で新しい球団に行くとは考えにくく、そうなると、中日のオフの人事を確かめてからのオファーになりそうだ。人事で時間をかけたくないとすれば、楽天を始め、他球団は落合氏以外の候補者から声を掛けていくと思われる。「このまま行くと、石井のGM就任はシーズン途中ということになります。GMは一時的なポストで、来季監督の含みもあるのではないか…」(前出・関係者) 財界関係者によれば、もっとも人気の高いプロ野球OBは古田氏だという。三木谷オーナーやソフトバンクの孫正義オーナー、オリックスの宮内義彦オーナーも一目置いているそうだ。石井氏がGMとしてどんな補強をするのか、監督に相応しいOBを選ぶとしても、自身よりも年上の先輩が多い。そう考えると、GM要請を「監督含みのオファー」と読む声も決して間違いではないだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年07月10日 06時20分
【DeNA】やはり頼れる"ハマの宇宙人"井納翔一が鮮烈復帰!
☆スターターでの再起用 敵地・甲子園での苦手タイガース戦。ここまで2勝8敗と6つも負け越しを許している。金曜、土曜と雨で流したが、先発予定されていた石田健大、東克樹らをスライドさせることなく、ラミレス監督は今季初先発の井納翔一にマウンドを託した。すると、初回から井納の特徴でもあるテンポのいいピッチングを披露。ファームで徹底的に見直してきたストレートはMAX150キロを計測し、得意のフォークもキレていた。ときおり混ぜるカーブも効果的で、嶺井博希との相性も良かった。QSはならなかったものの、5回⅔を100球ジャストで投げ切り被安打3、奪三振5、与四球5での無失点ピッチング。5月22日以来遠ざかっていた一軍のマウンドで、堂々指揮官の期待に応えてみせた。ラミレス監督も「以前より高い集中力で、グッドパフォーマンスを見せてくれた」とご満悦だった。☆苦しんだリリーバー 今季は「7回井納」を勝利の方程式に組み入れる構想だった。セットアッパーとして迎えた開幕。序盤はそこそこの結果を出していたが、徐々に打たれはじめる。先発陣に故障者が多い台所事情もあり、ファームでスターターとしての配置転換のための再調整を命じられる。すると、7月1日のファイターズ戦で、ビックリのノーヒットノーランを達成。先頭打者へのフォアボールのみの準完全試合だった。「8回で降りたかったが、川村コーチに(ノーノーを)見せてくれと言われたので行った」とのコメントが、なんとも宇宙人らしい。☆再び先発陣の柱へ 数々の奇行と言動で「ハマの宇宙人」と呼ばれ、ネット上ではエピソードまとめが乱立する愛されキャラ。シーズンオフには、ネット上で奥さんをディスられ、その相手を特定して訴え話題となった。野球以外で何かと話題になる男だが、昨年は今永、浜口、ウィーランドが二桁勝利をあげスポットを浴びる中、カード頭での先発で、何度もジャイアンツ菅野と投げ合い、CSでも日本シリーズでも初戦を任されていた"影のエース"。現在長いイニングを投げられるスターターが少なく、QS率は12球団ワースト。井納の復帰は、疲弊気味のリリーフ陣にとっても朗報だ。去年の9/16以来の先発での勝ち星は、ただの1勝以上の意味を持った。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年07月09日 21時15分
ケニーがCodyに快勝し和解も、今度はタマ・トンガ家族が造反!内紛問題は新展開へ
新日本プロレス『G1 SPECIAL IN SAN FRANCISCO』▽8日(日本時間) アメリカ・サンフランシスコ・カウパレス 観衆 6,333人 新日本プロレスがアメリカ進出への大勝負を打った。サンフランシスコの“聖地”カウパレスでビッグマッチを開催したのだ。チケットは完売しなかったものの、6,333人の動員に成功。会場内からは熱気が充満していたこともあり、“満員感”を感じる大会となった。 メインイベントではケニー・オメガがCodyを迎え、IWGPヘビー級王座の初防衛戦を行った。バレットクラブのリーダーとしてケニーを否定し続けてきたCodyの意地が爆発し、予想以上の好勝負に。アメリカではCodyの方が格上であることから、ケニーも相当緊張していたよう。しかし1月にクリス・ジェリコを相手に勝利を収めたのがかなり自信になっているのだろう。最後は意地の張り合いから、ケニーがダブルアーム式パイルドライバーを決め、Vトリガーから片翼の天使の必勝パターンで、粘るCodyを振り切った。 Codyは敗れたものの、実父ダスティ・ローデス、実兄ゴールダスト(ダスティン・ローデス)と比べて、Codyのプロレスセンスはズバ抜けている。G1クライマックスにはエントリーされなかったが、スポットではなくレギュラー参戦に期待したい。 試合後、ケニーがCodyと握手を交わし、退場するCodyに対してケニーが感謝の気持ちを表すと、この日出場していたバレットクラブのメンバーがリングに上がった。ウルフパックで結束を確かめ合ったのも束の間、タマ・トンガがケニーを襲撃。これに弟のタンガ・ロア、父親のキング・ハクも加担した。 これにはヤングバックス、高橋裕二郎、チェーズ・オーエンズ、ハングマン・ペイジ、マーティ・スカルが仲裁に入るが、タマ・トンガらは彼らも蹴散らし大暴れ。騒動に気づいたCodyは再びリングに現れた。タマからパイプ椅子を渡されケニーを攻撃するように促されるが、Codyはタマ兄弟を攻撃。タマファミリーは「これがバレットクラブだ!」と叫んでリングを後に…。ケニーとCodyは再びガッチリ握手を交わし、他のメンバーもこれに加わった。 バレットクラブは現WWEのフィン・ベイラー(プリンス・デヴィット)が、バッドラック・ファレを用心棒に従えて立ち上げたユニット。ここに現WWEのカール・アンダーソンとタマ・トンガが加わり、ユニットとしての形を作り、勢力を拡大させていった。ファレやタマらサモア勢は、ケニーとCodyの間で起こっていた内紛問題に対して静観していたが、内心は「俺たちこそバレットクラブのオリジナルメンバー」という気持ちを持ち続けていたはず。ファレが加わるのはまず間違いないだけに、これはやっかいだ。 新日本はこの後、G1クライマックスに突入する。7.14大田区総合体育館大会では、ファレ対ペイジが、7.21後楽園ホール大会で、ケニー対タマの公式戦がある。試合の行方や試合後の行動、発言に注目が集まるところ。Codyとの問題を解決させたケニーにとっては頭の痛い話である。文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年07月09日 18時15分
オリックス伊藤光、DeNAへ電撃トレード!誤審問題を超える衝撃に激震走る!
オリックス・バファローズと横浜DeNAベイスターズの両球団は9日、オリックスの伊藤光捕手、赤間謙投手と、DeNAの髙城俊人捕手、白崎浩之内野手との間で2対2のトレードが成立したと発表した。 オリックス、DeNA両球団のファンに激震が走った。 特に寮時代から苦楽をともにした西勇輝や、エース金子千尋と名バッテリーを組んできた伊藤。人気が高かっただけに、トレードの報を聞いたファンのショックは大きく、SNSは荒れに荒れている。2012年には西とのバッテリーでノーヒットノーランを達成。シーズン終盤まで優勝争いを演じた2014年は、オリックスの正捕手としてベストナインに選出された。金子と最優秀バッテリーも受賞し、オフに開催された日米野球では侍ジャパンのメンバーに名を連ねるなど、球界を代表するキャッチャーへの道を歩んでいくものと思われた。 しかし、2015年シーズンにチームの調子が悪くなると、伊藤はスタメンから外れる機会が増えるようになった。2016年シーズンは後輩の若月健矢と競争を強いられ、昨シーズンは若月に開幕マスクと正捕手の座を奪われてしまう。昨年は打撃を生かすべく、三塁手、一塁手、指名打者として起用された。 それでも伊藤は「チームの役に立てるのなら」と全力プレーに徹していたが、昨オフの契約更改で「来年はキャッチャーに集中したい」とフロントに直訴。自主トレでは肉体強化に挑むなど、キャンプから攻守でアピールし、正捕手奪還に燃えていた。オープン戦では.391の高打率をマークし、2年ぶりに開幕マスクをかぶったが、シーズンが始まると7試合で13打席連続無安打。守備で精彩を欠いたのが決定打となり、4月18日に登録抹消。ファンからは再昇格を望む声が多かったが、新天地へ移籍することになった。 伊藤は 「突然のことで驚いています。ケガをして、歩くこともできなかった自分を救ってくれたオリックス球団、切磋琢磨してきたチームメイト、ここまで育ててくれた監督、コーチ、そして、どんな時も支えてくれたファン のみなさんには感謝のことばしかありません」とコメント。「“優勝”という恩返しができなかったことは心残りですが、新天地でも自分らしくがんばっていきたいと思います」と前向きだ。本来の力を発揮できれば貴重な“打てるキャッチャー”だ。「ボクはキャッチャーですから!」と言って臨んだ今シーズン、後半戦からでもDeNAの大きな戦力になってくれることを願いたい。 昨年のDeNAドラフト1位左腕、濱口遥大の“専属キャッチャー”を務めていた高城は、自主トレなどを通じてオリックスの若い選手と交流がある。今シーズンはベテランの山崎勝己にかかる負担が大きい。若月や伏見寅威にとっても、高城の加入は刺激になるはずだ。また、白崎はDeNAファンに愛され続けた未完の大器。オリックスファンにとっても「放っておけない」存在になる可能性は高く、園部聡と競わせたら面白いと思う。赤間はロングリリーフで試合を立て直してくれるタイプのピッチャー。DeNAの補強ポイントとしてはベストな人選と言えるだろう。 今回のトレードは、近年の起用を見ていると予想できなかったわけではないが、オリックス側から見れば後藤光尊氏が楽天にトレードされて以来の衝撃だった。誤審問題をはるかに超える爆弾が、前半戦の最後に爆発するとは誰も想像できなかったに違いない。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年07月09日 17時40分
「悔しい!」佐野ひなこ、2度目の始球式もノーバン投球ならず!
モデルや女優、タレントなど様々なジャンルに挑戦する佐野ひなこが、FWD富士生命のチャレンジャーブランドとしてのスピリットを背負って、人生2度目の始球式を8日、京セラドーム大阪(オリックス・バファローズ対福岡ソフトバンクホークス)で行った。 この日の試合はオリックスの女性向けイベントとして、毎年恒例となっている『Bsオリ姫デー』として開催されたこともあって、佐野もバファローズのロゴがピンクに縁取られた“オリ姫ユニフォーム”を着用して、マウンドに上がった。 一度大きく振りかぶったものの、緊張からか、もう一度振りかぶり直したため、3万人を超える超満員のスタンドからは「ボーク!」というツッコミも飛んだが、ソフトバンクの先頭打者、上林誠知に向かって投げたボールはワンバウンドながらストライクゾーンで、オリックスのキャッチャー若月健矢のミットに収まり、笑顔でマウンドを降りた佐野に対して、大きな拍手が送られた。 登板後、会見に応じた佐野は「あっという間に終わったイメージ」と第一声を語ると、「ボールを持とうとか、投げるまでのイメージを持てない間に始まって。やっちゃったというスタートだったのが、少し悔しい」と悔しさをにじませるも、「前回はゴロゴロだったので、真っすぐ投げられたのは良かった」と、目標にしていたノーバン投球はできなかったが、最後は再び持ち前の笑顔で前を向いていた。 なお、背番号13は誕生日の日にちから選んだとのこと。取材・文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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スポーツ 2018年07月09日 17時20分
大関初陣を白星で飾った栃ノ心 優勝に向けた今後のポイントは?
8日に初日を迎えた大相撲7月場所。先場所後に昇進を果たした新大関・栃ノ心は、昇進後初の取組で前頭2枚目の勢と顔を合わせた。 立ち合い後すぐに左上手を引くことに成功した栃ノ心は、十分な体勢で勢の動きを封じるとそのまま難なく土俵外へ。この日NHK大相撲中継の解説を務めた北の富士勝昭氏も「絶好のスタートじゃないですかね。これ以上贅沢は言えませんね」と口にするほどの、力強い相撲で大関初陣を白星で飾った。 勝利後のインタビューでは「また明日から気合いを入れて、一日一番力強い相撲を取りたいと思います」と今後に向けた抱負も語った栃ノ心。初日の勢いのまま、目指すは2002年1月場所の栃東、2006年3月場所の白鵬に続く、史上3人目の“新大関での優勝”といったところだろう。 では、この偉業を成し遂げるための今後のポイントとは何か。もちろん、人によって色々な意見があるだろうが、個人的には「格下相手に取りこぼしをしない」ことが重要だと考える。 13勝2敗の成績を残した先場所において、当時関脇の栃ノ心は番付上の格下である小結・平幕と12番対戦。13日目の前頭4枚目の正代戦で黒星を喫した以外は、全て勝利を収めている。一見するとそこまで目くじらを立てるような成績には思われないかもしれないが、この正代戦での黒星が響き、結果的に栃ノ心は星の差1つで鶴竜(14勝1敗)に賜杯をさらわれてしまっている。 また、今場所は豪栄道・高安の2大関が怪我から復帰しており、優勝争いが熾烈なものになる可能性も少なくない。たった一度の取りこぼしで泣きを見た先場所と同じ轍を踏まないためにも、できれば格下相手には全勝して上位陣との対決に臨んでいきたいところだろう。 今年に入ってからの快進撃で注目が高まり、かけられる懸賞金も多くなっている栃ノ心。“一攫千金”を目論む気合の入った力士たちを退けていくのは、そう簡単な事では無いだろう。ただ、今の栃ノ心には彼らを跳ね返し、2度目の優勝を成し遂げる力は十分にあるはずだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年07月09日 16時00分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「ハルク・ホーガン」米国のプロレス観を一変させた“超人”
ハルク・ホーガンは、世界のプロレス史を書き換えたといっても過言ではない。1983年の『第1回IWGPリーグ戦』で、アントニオ猪木を失神KOに追い込んだシリアスな試合ぶりから一転、WWF(現・WWE)でのホーガンは、入場テーマ曲『リアル・アメリカン』に合わせたポージングで会場を沸かせるパフォーマーと化していった。 '83年、ニューヨークの有力プロモーションにすぎなかったWWFが、全米侵攻を開始すると、以後、アメリカのプロレス事情は一変する。 それまで西海岸なら西海岸、南部なら南部と各地のプロモーターがそれぞれのテリトリーを守り、ご当地の興行ビジネスとして行われていたものが、テレビ放送を軸としたメディア産業へと様変わりしたのだ。 全米制覇に向けて各地の人気レスラーが次々と引き抜かれる中で、そのトップに据えられたのがホーガンであった。 '79年〜'80年にかけてはWWFで連戦連勝を飾って、“マディソン・スクエア・ガーデンの奇跡”と評されたが、これを離脱してAWAに移籍。'82年には出演した映画『ロッキー3』が公開され、絶大な人気を獲得することになる。 しかし、AWAでは主宰のバーン・ガニアがレスリング技術に乏しい選手を軽視したため、パワーファイターのホーガンは王者になれず、そこに再び声を掛けたのがWWFだった。 WWF離脱の要因は、ビンス・マクマホン・シニアが映画出演に難色を示したことであったが、同団体を継いだジュニアの意向は違った。映画スターとして知名度を高めたホーガンこそ“全米進出の主役にふさわしい”と考えたのだ。 この見立ては、ズバリ的中する。'84年1月にアイアン・シークを破ってWWF王座を獲得すると、全米各地で防衛戦を行って、いずれも大盛況を収めた。だが、WWF&ホーガンの攻勢はこれにとどまらず、さらに加速していく。 そのきっかけとなったのが、当時、人気急上昇中だった歌手、シンディ・ローパーとのコラボだった。 まずはシンディが、女子レスラーのセコンドとしてWWFの興行に参加すると、続いてホーガンがシンディの土俵であるMTVに出演。音楽プロモーションビデオの全盛時で注目度抜群だった同チャンネルにおいて、ホーガンは流行に敏感な若者たちに“発見”されることになったのだ。 「それまでのアメリカのプロレス人気は、主に労働者層のストレス発散の場として、あるいはマッチョ好きの人々の趣味や性向に支えられていました。日本人のファンがアメリカでプロレス雑誌を買おうとしたら、友人から『おまえはゲイなのか?』と言われたという話もあって、いわゆる家族そろって楽しむような健全娯楽ではない、どこか特殊なジャンルだったのです」(プロレスライター) しかし、ホーガンがシンディと並んでMTVに出演したことにより、その陽気でマッチョなキャラクターが広く一般にまで浸透すると、これが一種のブームになっていった。プロレスの王者としてではなく、新たなテレビタレントとして人気を得た格好である。 そこでホーガンに求められたのは“分かりやすいプロレス”であった。試合そのもの以上に、入場時や勝利後のパフォーマンスが重視されたのだ。 MTVの視聴者層が新規ファンとして集まり始めたことにより、プロレス会場はリング上の“スター”と観客が一体になって盛り上がる、まるでロックコンサートさながらの様相を呈していった。 「ホーガンがスター街道を駆け上がっていった頃、日本のファンの間では『グリーンボーイだったホーガンが新日本に参戦し、プロレスを覚えて一流になった』などといわれましたが、実情は異なります。あくまでもキャラクターとしての人気だったわけです」(同) 日本で学んだ成果がないわけではない。グラウンドレスリングや間合いの取り方が、来日を重ねるたびに格段に進歩したのは事実である。しかし、それらはアメリカでの成功の主因ではなかった。 「インターネットもなくリアルタイムで試合を見られなかった当時、ホーガンがWWFで決め技として使っていたのは、猪木をKOした必殺のアックスボンバーではなく、日本では単なるつなぎ技にすぎないレッグ・ドロップ(ギロチン・ドロップ)でした」 これに違和感を持った日本のファンも多かったはずだが、観客を盛り上げながらフィニッシュの場面をたっぷり見せるためには、レッグ・ドロップの方がふさわしい。WWFでの試合は強さを競うというよりも、ホーガンによるヒーローショーの意味合いが大きかったのだ。 だが、そんなホーガンも日本での試合においては、日本流のグラウンドテクニックを披露することが常だった。ホーガン流の日本ファンへのサービスである。 時と場合によってスタイルを変えるその柔軟性は、プロレスと格闘技を闘い分けた猪木に通じるものであり、それこそが日本でホーガンが学んだ成功の秘訣だったのかもしれない。ハルク・ホーガン1953年8月11日、アメリカ合衆国ジョージア州生まれ。身長201㎝、体重137㎏。得意技/アックスボンバー、レッグ・ドロップ。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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特集
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分