スポーツ
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スポーツ 2018年06月18日 17時30分
【DeNA】主力に故障者続出…若手起用も沈黙のベイスターズ打線
☆相次ぐ故障者 交流戦の最終カード、大阪に乗り込んでのオリックス戦の初戦、キャプテンである主砲・筒香嘉智の名前がスタメン表から消えた。上半身の張りが原因だという。その前から、ハムストリングス故障のホセ・ロペス、腰痛の梶谷隆幸、発熱のネフタリ・ソトは抹消されており、まさに、「飛車角金銀落ち」の事態となった。 この3連戦のクリーンアップは、4番宮崎敏郎は固定ながら、初戦は3番ルーキー楠本泰史、5番二年目佐野恵太。2戦目は3番佐野恵太、5番楽天から戦力外で今年入団の中川大志。3戦目は3番桑原将志、5番中川大志と毎日変わった。その他の打順も、1番の神里和穀以外は全て猫の目だった。もちろん相手投手との兼ね合いもあっての起用だが、固定できない苦心のオーダーであると感じざるを得ない。☆深刻な得点力不足 この3連戦で奪った得点は計5点。ヒットも初戦こそ11安打を放ったが、2戦目は3安打、3戦目は4安打と押さえ込まれ、三振は合計で36をも数えた。バントなどの小技も見られず淡々と試合は進み、オリックスの先発、西、ディクソン、田嶋の調子も良かったこともあるが、"飲み込まれて"しまっているかの感覚を覚えた。そんな中、投手陣が点を与えず、神里のタイムリーで、ひとつでも勝ち星をあげられた事をポジティブに考えるべきなのか、とも考えてしまう。実際オリックスファンは「三タテしたかった」と口にするファンが多く見られた。☆ピンチをチャンスに 初戦にホームランをかっ飛ばし、長打力をアピールした中川は「ケガ人が多くチームは苦しいが、いるメンバー全員で勝とうとしてる」と語り、2戦目で殊勲の決勝スリーベースを放ったルーキー神里も「今いるメンバーひとりひとりが、自分の役割を果たせば勝ちは付いて来る」と二人ともチーム一丸を強調しながらも、アピールに成功した。初戦の最終回には関根大気や飛雄馬、柴田竜拓らがヒットやフォアボールを絡め、諦めない姿勢を示した。例え主力が帰ってきても、ここでアピールできれば、今年のラミレス采配の傾向からもスタメン起用される可能性は高い。若手プレーヤーには絶好のチャンスの今、ひとりでもブレイクしてくれることを祈る。取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2018年06月18日 17時20分
“オリの神童”山本由伸も特大ナンをガブリ!?オリックス初のインドデーは大盛況!
「きょうの試合はナンとしても勝ちます!」 オリックス初のプロ野球と旅行のコラボ企画『Bs TRABEL ナマステ!インドデー』を17日のプロ野球セ・パ交流戦、横浜DeNAベイスターズ戦(京セラドーム大阪)で開催。28,282人の観衆を集めた。 試合前に『ナン贈呈式』に出席した、17日現在ホールドポイントリーグ単独1位の高卒2年目、“オリの神童”山本由伸は、エア・インディア西日本地区支配人のシブ・クマール・シャルマ氏から特大のホームベースの形をしたナンを贈呈され、「今日はナンとしても勝ってください」とエールを送られると、照れ笑いを浮かべながら冒頭の言葉で勝利宣言。報道陣から微妙な笑いが起こる中、ナンとか大役を果たし、記念撮影に収まった。その後、ナンとカレーが報道陣にも振舞われたのだが、これが「美味しい」と大好評。実際に名古屋在住のシェフが朝4時に出発し、京セラドームの野外特設売店でカレーとナンを作りに来ており、来場者への販売分も試合開始早々に完売するなど、事前からファンの期待度は高かったようだ。 関係者の話によると、今回のイベントはプロジェクトチームが提案したいくつかのアイデアの中から、「球場に来ながら海外旅行の気分を味わえたら面白いのではないか?」という、プロ野球と旅行をコラボさせた新ブランド『Bs TRABEL』を採用し、第1弾として「行ってみたい国」としてメディアに度々取り上げられているインドが選ばれたという。当日、選手やスタッフ、マスコミは1日限定の非売品Tシャツを着用(写真で山本が着用しているもの)し、球場内にはインド音楽が流れ、公式ダンス&ヴォーカルグループBsGirlsは、インドの民族衣装サリーのBsGirls特注バージョンを着用しながら、パフォーマンスを披露。マスコットのバファローブルとバファローベルも1日限定のインド衣装に身を包み、ナマステポーズを取ったファンと写真撮影をするサービスを場内で行ったりしている。 試合には約150人のインド人も観戦に訪れて、オリックス勢がヒットを放つと集団で踊るなど、プロ野球観戦を純粋に楽しむ場面も何度か見られた。試合はルーキー田嶋大樹の好投と、高卒6年目の武田健吾が3打点の活躍でオリックスが勝利を収め、試合後にはインド人の観客がグラウンドに降りて、2人のヒーローインタビューに対して大きな声援を送るなど、チーム勝利の喜びを分かち合っていた。田嶋は「自分のことのように喜んでくれて自分もうれしい気持ちになった」と語れば、武田も「楽しそうに踊っているスタンドを見ていたら、打席でリラックスできた」とインドデー効果を口にしていた。 来年も開催することになれば他国が選ばれることになりそうだが、今回のイベントはチームが勝ったことで、許される要素が高いイベントだっただけに、イベント試合に弱いイメージがあるオリックスは、これを機にイベント試合は絶対に勝つ気持ちで、優勝ないしAクラスの座を奪還してもらいたい。取材・文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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スポーツ 2018年06月18日 15時00分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「永田裕志」毀誉褒貶にさらされ続けた“ミスターIWGP”
IWGP王座の10連続防衛と時期を同じくして、総合格闘技戦で2度の惨敗。一時はプロレス凋落の元凶とされながら、それでもどこか憎めず、ファンから愛され続けてきた永田裕志。そんな永田も今年で50歳を迎えることになった。 芸能人の不仲バトルなどに対し「どうせプロレスだよ」などといわれることがあるが、その真意は“裏で話がついているのに争うふりをしている”ということ。そんな物言いを不愉快に思うファンは多いだろう。 アンチは「プロレスは演劇の類いであり、だから大したことはない」と侮蔑するが、エンターテインメントショーであることを公言する米国のWWEは、現実にあらゆるスポーツコンテンツを上回るほどの人気を世界中で集めている。 そのWWEにしても、一つのミスが命に関わりかねない危険な側面は確実にあるわけで、それを茶番のようにいわれたのでは、レスラー当人にしたらたまったものではない。 さらに演劇との比較でいえば、役者は衣装を脱げば一個人に戻れるが、プロレスラーはリングを降りても王者は王者で、前座は前座扱いのまま。大舞台で敗れれば、即座に負け犬の汚名を着せられることになる。 かくも不条理なプロレスラーという職業にあって、毀誉褒貶にさらされ続けたのが永田であった。 1992年にレスリング・グレコローマン全日本王者の肩書を引っ提げて、新日本プロレスに勇躍入門。 '95年、UWFインターナショナルとの対抗戦メンバーに抜擢されると、アマレス技術に裏打ちされた骨太ファイトで桜庭和志らと互角に渡り合い、次代を担う有望選手としてファンから認知されることになる。 その後も順調にキャリアを重ね、'01年の夏には『G1クライマックス』を初制覇。同年秋にはノアの秋山準とのタッグで武藤敬司&馳浩に勝利し、トップ戦線に名乗りを上げた。 だが、そこで大きくつまずいてしまう。大みそかの『INOKI BOM-BA-YE 2001』で初の総合格闘技戦に挑んだ永田は、ミルコ・クロコップに左ハイキック一撃で秒殺KO負け(レフェリーストップ)を喫してしまったのだ。 「今になっては 無謀な闘いという関係者がほとんどですが、当時の下馬評は違っていた。ミルコと対戦経験のある藤田和之も、『永田さんなら楽勝ですよ』と言っていたようです」(プロレスライター) 永田戦の前には、すでに峠を越した感のあった高田延彦と引き分けに終わっているミルコ。この頃の総合格闘技ではレスリング出身選手の活躍が目覚ましかったこともあり、上り調子の永田ならばまさか無様な試合はしないはず、というのが大方の見方であった。 そんな永田のあっけない敗戦を新日フロントは単なる不運と捉えたのか、永田の“スター路線”はその後も続く。'02年4月に安田忠夫を破ってIWGP王者となると、橋本真也の連続防衛記録V9を上回るV10を成し遂げた。 「闘魂三銃士以降では、永田が最も質の高い試合をしていたのは事実です。ただ、ファンからすると、やはり“ミルコに負けた”という過去が引っかかる。永田が王者の新日が総合格闘技以下と見られたことは、永田にとっても新日にとってもマイナスとなりました」(同) '03年5月の東京ドーム大会で高山善廣に敗れ、王座陥落となった永田だが、そこからさらなる悲劇に見舞われる。 同年大みそかの『INOKI BOM-BA-YE 2003』において、エメリヤーエンコ・ヒョードルと対戦した永田は、一方的に攻め立てられると、ミルコ戦に続いて秒殺TKOを食らってしまったのだ。 総帥のアントニオ猪木に頭を下げられて出場を断るわけにもいかず、直前まで対戦相手の決まらない準備不足のまま臨んだのでは、そもそも勝てるわけがない。 しかし、それはあくまでも楽屋話であり、IWGP歴代最多防衛の永田が総合格闘技戦で2連敗したという事実は、長らく“プロレス冬の時代”が続く大きな原因の一つとなってしまった。 '05年に新日復帰した長州力は、そんな永田を「天下を取り損ねた男」と評したが、そこから永田は驚異の復活を遂げる。 '06年の東京ドーム大会、村上一成戦で腕固めを仕掛けた際、永田としては渾身の…しかしてその白目をむいた表情がビジョンに大映しになると、観客から大爆笑が巻き起こったのだ。 だが、予期せぬ笑いに心折れないのが、永田の強さでありクレバーさ。以降は元からの技術の高さにコミカル要素を加えて、独自の存在感を発揮し続けることになる。 先の『G1』に加え、全日本プロレスの『チャンピオン・カーニバル』とプロレスリング・ノアの『グローバル・リーグ』という、メジャー3団体のシングルリーグ戦を制覇したのは永田だけである。 IWGP王者時代には華がないといわれ、総合格闘技でどん底を味わいながら、見事に興行の要として返り咲いた。そんな永田の軌跡こそが、プロレスというジャンルの奥深さではなかろうか。永田裕志1968年4月24日、千葉県出身。身長183㎝、体重108㎏。得意技/バックドロップ・ホールド、ナガタロック、白目式腕固め。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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スポーツ 2018年06月18日 12時40分
張本氏「オリックスとヤクルトはペナントレース最下位」全員間違いを指摘せず、ファンが激怒
17日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏がまたもオリックス・バファローズを蔑視するような発言を行い、ファンの怒りを買うシーンがあった。 「週刊ご意見番」コーナーでは、元サッカー日本代表の金田喜稔氏を迎え、16日に行われたプロ野球セ・パ交流戦6試合を一気に放送する。この様子を見た張本氏は、 「交流戦ではヤクルトがトップですよ。ペナントレースでは最下位だからね。オリックスも最下位だから。それがこれ、あと2試合しかないんですよ。18ゲームですから。交流戦が」 と、セ・リーグ5位とヤクルトとパ・リーグ4位のオリックスのことを「最下位」と言い切ってしまった。 発言後、関口宏がおもむろに両リーグの順位表が書かれたフリップを取り出し球団別に星取りを確認。そこにはしっかりと5位ヤクルト、4位オリックスの記載があったのだが、張本氏以下、金田氏、関口、唐橋ユミ全員が間違いを指摘せず。そのまま次の話題へと移った。 この様子に、ヤクルトファンとオリックスファンが激怒。特にオリックスは先週も「巨人は今のオリックスなんかに負けたらいかんわね」と発言されているだけに、「何か恨みがあるのか」「知らないならコメントするな」「許せない」など、怒りの声が殺到することになった。恨みを持っているというわけではないのだろうが…。 張本氏が野球界のレジェンドであり、日本プロ野球界で最もヒットを放った打者であることは間違いないが、最近の野球界については疎いと言わざるを得ない。特にパ・リーグについては知識不足が顕著で、5月27日の放送でも、日本ハムに迫られている状態の西武ライオンズについて、「西武1強」と断言し、解説の黒木知宏氏にやんわりと全否定されたことがあった。 歯に衣着せぬ発言が人気の張本氏だが、それも野球界での実績と「知識」があってこそ。いくらレジェンドとはいえ、現状を何も知らないのでは、発言に説得力も生まれない。せめて順位くらいはチェックして番組に臨んでほしいものである。
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スポーツ 2018年06月18日 11時42分
国を揺らした高速カウンター!メキシコが前回王者ドイツを撃破
18日に行われたロシアW杯グループFのドイツ対メキシコ戦。連覇を狙う前回王者ドイツに多くの注目が集まる中、歓喜の瞬間を迎えたのはメキシコの方だった。 共に4‐2‐3‐1の布陣を選択した両チーム。各ポジションに世界トップクラスの選手を擁するドイツが、立ち上がりから積極的な攻めを見せるが、メキシコも、これに負けじと鋭いカウンターで応戦。どちらのチームにも、得点の気配が十分に漂っていた。 このような流れの中、先に試合を動かしたのはメキシコ。前半35分、自陣内でボールを奪ったCBモレノがFWエルナンデスにパスを送る。MFグアルダートとのワンツーから、ペナルティエリア手前までドリブルで持ち上がったエルナンデスは、左サイドを駆け上がるFWロサノにラストパス。これを受けたロサノが迫り来るドイツMFエジルをかわしてシュートを決め、メキシコが先制点を挙げた。 1点を追う立場となったドイツは、後半15分にMFロイス、34分にFWゴメスを投入するなど攻勢を強め、アディショナルタイムにはGKノイアーも攻撃に参加するなど執念を見せる。しかし、最後の最後までメキシコゴールをこじ開けることは出来ず、試合は1‐0でホイッスルが吹かれることとなった。 戦前の予想を覆し、“ジャイアントキリング”を成し遂げたメキシコ。その戦いぶりは全世界に衝撃を与えたようで、ツイッターの世界トレンドランキングの1位には「México」というワードが浮上している。ちなみに、日本のトレンドランキング1位も「メキシコ」だ。 前回王者ドイツを破り、勢いに乗ったメキシコ。次戦の韓国戦(23日)にも、大きな注目が集まることは間違いない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年06月17日 06時30分
「メイド・イン・ジャパンじゃなきゃいけない」外国人天国の新日本に蝶野正洋が警鐘!
新日本プロレス6.9大阪城ホール大会は、11,832人(札止め)と、当日若干数販売された立ち見の券もすぐに完売するほどの盛況ぶりだった。試合内容も第1試合から素晴らしく、熱のこもったファイトの連続。会場は終始“できあがった”状態で、現在の新日本の勢いをさらに加速させるような大会だったと言えるだろう。 タイトルマッチは新日本が管轄しているタイトルのうち、IWGPジュニアタッグ王座(IWGP USヘビー級選手権とNEVER無差別級6人タッグ選手権は今回、開催されず)を除く全タイトルが移動する波乱の展開。しかもIWGPジュニアヘビー級王者を高橋ヒロムが奪還した以外は、いずれのタイトルも外国人選手がベルトを獲った。これで、IWGPジュニアヘビー級、IWGPジュニアタッグ王座以外のベルトは全て外国人選手の手に渡ったことになる。 これに警鐘を鳴らしたのが、当日ゲスト解説を務めていた新日本OBの蝶野正洋だ。蝶野は中継のエンディングトークで「きょうは外国人の社長が紹介(元タカラトミー社長のハロルド・ジョージ・メイ氏が新日本の新社長に就任)されたり、外国人選手がタイトルを取ったりして」と外国人の活躍に触れた。「インターナショナルな方向に行くのは悪くないけど」と前置きしつつ、「新日本はあくまでもメイド・イン・ジャパンじゃなきゃダメだよ」と苦言を呈した。私がこのコメントを聞いたのは『新日本プロレスワールド』で試合を見直したときだったが、昔から新日本を見ている一人としては「よくぞ言ってくれた!」という気持ちになった。 新日本は米国時間7月7日にアリーナクラスの歴史ある殿堂・カウパレス(サンフランシスコ)でビッグマッチを控えていることもあり、大阪城ホール大会でタイトルに挑戦する外国人選手は目の色が違った。カウパレスに凱旋するのに、IWGPのタイトルがあるとないとでは、世界に対するアピール度も違ってくる。あのクリス・ジェリコが「ベルト用にファーストクラスをもう一席買う」と発言したほど。日本人が思うよりIWGPブランドの世界的な知名度は高いのだ。 しかし、蝶野にはWWEと渡り合っていたWCWに新日本の選手として乗り込み、当時世界的な人気ユニットだったnWoを新日本のマットに逆輸入させ、日本列島でnWoブームを巻き起こした過去がある。しかも日本では蝶野がnWoジャパンのリーダーとして、外国人選手に主導権を握らせなかった。武藤敬司(もしくはグレート・ムタ)という相方や、天山広吉、ヒロ斎藤といった日本人の名選手が脇を固めていたのが大きかったのも事実だが、蝶野は「あくまでも新日本」という軸を崩すことなく、TEAM2000に発展しても団体を引っ張っていた。 大阪城大会のエンディングは感動的だったが、そこに「メイド・イン・ニュージャパン」の選手がいなかったのは寂しさもあった。オカダ・カズチカを倒し、初のIWGPヘビー級王者となったケニー・オメガも二夜明け会見で、「日本人選手は楽な試合をしている」と突き放すと「ナイトー・テツヤという男は、ワールドワイドのスーパースターではない。まさに、世界規模のスーパースターとしての思考がない」と会場一番人気の内藤哲也もバッサリと斬った。 エンディングでは厳しいコメントを出した蝶野だが、内藤対ジェリコの試合中「ジェリコは勝ち負け関係なく試合してるよ。自分の試合が世界に配信されればいいんだよ」とたたえた。試合後には「今、ジェリコと絡めば世界に名を売るチャンスだよ」と、最後に内藤を救出したEVILを評価するなど、今でも節々に新日本愛を感じさせる言葉を口にしたのは微笑ましかった。新日本の日本人選手の中からワールドワイドな選手は出てこないのか?いや、中邑真輔を超える選手はまだまだいるはずだ。【どら増田のプロレス・格闘技aID vol.12】写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年06月16日 18時00分
阪神 鳥谷が連続試合出場ストップで「ポスト金本」兼任監督案
連続試合出場の記録が止まった鳥谷敬(36)に課せられた使命は、チーム再建になりそうだ。5月29日の対ソフトバンクとの交流戦で、「連続試合出場中」の鳥谷は出場せず、記録がストップ。歴代2位、1939試合で終わったが、鳥谷が単なるベテランでないことをチーム内外に証明したのは翌30日。代打で途中出場した2打席目にクリーンヒットを放ち、チャンスを広げてみせた。同日、甲子園球場がもっとも盛り上がった瞬間でもあった――。 「記録が途絶えたことに対し、鳥谷は淡々としていました。今季は極度の打撃不振で覚悟していたという見方と、連続試合出場はルーキーイヤーから築き上げたもの。自身のプロ生活を意義あるものにしてきた記録でもあり、本当はショックだったとの声も聞かれました。どちらも正解だと思います」(在阪記者) 鳥谷の今後を巡っても、やはり意見が分かれていた。打率1割7分5厘(6月4日時点)、極度の打撃不振を解消するため、いったん一軍登録を外れ、二軍で再調整させるというもの。もう一点は、まさに正反対だ。 「二軍降格論への反論です。一軍ベンチからいなくなれば、それこそチームは崩壊します。球場に一番乗りしているのが鳥谷。その真摯な姿勢は新人当時からで、記録の途切れた今も変わっていません」(球界関係者) 鳥谷が「チームに多大な影響力を持つ」と言われるのは、そのためだ。 「経営陣は、記録が止まったことで鳥谷のモチベーションまでが薄れてしまうのではないかと懸念していました。その心配はなさそうですが、『もう一つ』の方は…」(前出・在阪記者) 6月中旬、株主総会が開催される。過去2年、つまり金本知憲監督(50)が着任してから、「采配批判」は出ていなかった。しかし、低迷した真弓明信、和田豊時代は監督交代論まで出て、「今年は批判意見も出そう」と、経営陣も半ば覚悟しているという。 「若手を育てて3年後に優勝という夢をファンは見ていました。でも、金本監督は若手を育てては壊すため、2年続けて活躍する選手がいない。さらに、藤浪晋太郎と鳥谷を壊したという批判もある。これまではメディアを含め、金本批判はタブーだったんですが…」(同) 昨季、金本監督は2年契約を終え、契約を延長させたと報じられた。揚塩健治球団社長らは「長期契約」「金本体制をサポート」と繰り返すが、期待論の源でもあった若手が育っていないとなれば、話は違ってくる。「ポスト金本」という手札も用意しておかなければならない。 「阪神の監督について話をすると、必ず出るのが岡田彰布氏(60)です。目下、優勝を経験した最後の監督ですからね」(同) だが、岡田氏の再登板は時流に合わない。 「巨人の高橋由伸、広島の緒方孝市、千葉ロッテの井口資仁、DeNAのラミレスなど、若い指揮官が続々と誕生しています。侍ジャパンの稲葉篤紀監督にしてもそう」(ベテラン記者) そこで急浮上してきたのが、鳥谷だ。高橋監督、井口監督は現役を引退した翌年から指揮官を務めている。それでも心配なら、早大の先輩でもある岡田氏に支えてもらえばいい。 「鳥谷が急激に衰えたのは、金本監督のせいではないか。昨季、オープン戦途中でいきなり三塁にコンバートされ、それでもゴールデングラブ賞を獲得しました。なのに、今年はキャンプ終盤から二塁にコンバートされています。若手の大山悠輔が昨秋キャンプでセカンドを猛練習させられ、鳥谷の代わりに三塁にまわされました。こうしたチグハグな金本采配の影響でしょう」(同) チーム低迷の一因に金本監督の威圧感がある。試合中、カリカリして、選手はグラウンドではなく監督の方を見ている。これに対し、鳥谷は人望も厚い。鳥谷の寡黙な立ち居振る舞いは、選手に適度な解放感も与えるはずだ。 「鳥谷が海外FA権を行使し、交渉に失敗して『生涯阪神』を決めた時、引退後の話もされたようです。年俸4億円で5年契約、厚遇で残留させたのは将来の監督候補だからです」(球団関係者) スタメンを外されても、ベンチの最前列に立って声を出していた。試合状況を見て、代打準備を始めるタイミングは誰に教わったものでもない。「ゲーム展開を読む力」はすでに養われていると言っていい。 「球団のグッズ売り上げのトップは鳥谷。一時期だけ高山俊に明け渡しましたが、ファンに愛されているので混乱は起きません。現役に未練があるのなら、兼任監督として5年契約の最終年である来季を全うさせ、その後で現役続行を含めた話し合いをすればいい」(同) 「ゲームを読む力」は大きな決め手になる。というのも、鳥谷の記録が止まった29日、何人かの阪神OBも甲子園入りしていた。「使う気があれば鳥谷の記録は止まらなかった」との声も出ていたのだ。金本監督の「ゲームを読む力」に疑問符が付き始めている。 金本監督は選手を威圧してきたが、これからは鳥谷に寝首をかかれる恐怖に怯えることになりそうだ。
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スポーツ 2018年06月16日 12時00分
角界のニコラス・ケイジ「栃ノ心」に心配される夜の“がっぷり四つ”
角界のニコラス・ケイジこと新大関栃ノ心誕生に春日野部屋が沸き立った。栃錦、栃光以来、56年ぶりの新大関誕生となる春日野部屋はお祝いムード一色。 「まさかオレの代で大関が出るとは思わなかった」 師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)はそう言って目を潤ませたが、注目の口上で栃ノ心が師匠の反対を押し切って、「親方の教えを守り、力士の手本となるように」という異例の言葉を織り込むと、「100点満点です」と会心の笑みを浮かべた。 夏場所は惜しくも優勝は横綱鶴竜に譲ったが、13勝2敗という見事な成績をあげ、直近3場所の勝ち星も37勝。「通算33勝で大関合格」と言われる中で、4勝も上回ったのだから、まさに文句のつけようのない昇進だった。 周囲では、もう1回、それも近いうちに、さらにビッグな昇進祝いが行われると見ている。このところの栃ノ心の成長は著しい。右四つ、左で上手を取った時の強さは天下無敵。あの白鵬でさえ、夏場所は相手にならなかった。 「大関に上がったばかり。先のことは考えられない」 栃ノ心は謙虚だが、大けがなど、よほどのアクシデントに見舞われない限り、横綱昇進も時間の問題というのだ。そんな栃ノ心の唯一の心配が、夫人との関係だ。 「栃ノ心は3年前の6月に、幼馴染で高校も一緒だったニノ夫人を入籍し、翌年、披露宴も開いています。ところが、そのニノ夫人がなかなか日本の生活に慣れず、去年、出産を理由に故郷のジョージアに帰国したまま。11月に長女、アナスタシアちゃんが生まれましたが、いまだに再来日しようとせず、この夏場所も栃ノ心は部屋の近くの2LDKのマンションで1人暮らしでした。いまでは2人の仲もこじれているようで、もしかすると近いうちに離婚ということになるかもしれません」(担当記者) そう言えば、この不仲説を裏付けるように今年3月には写真週刊誌に栃ノ心が水卜麻実アナ似の美女といるところを激写されている。 栃ノ心は6月4日母国ジョージアに凱旋帰国し、妻のニノ・ロスティアシビリさんや長女のアナスタシヤちゃん、母親のヌヌ・マルカラシビリさんと対面している。映像では仲睦まじい夫婦に見えるのだが…。 「大関になったばかりですから。水を差すような取材はご遠慮ください」 相撲協会広報部も警戒を強めている。 果たして、この気になる噂を角界のニコラス・ケイジは一掃できるのか。
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スポーツ 2018年06月15日 21時45分
“ふくらはぎ系最強女子”小林愛三がGirls S-cup2018トーナメント参戦で8選手揃う!
シュートボクシングは、女子格闘技の真夏の祭典『Girls S-cup 2018』を7月6日、東京・TDCホールで開催する。10年目となる今大会で開かれる48.0キロ級の8人制世界トーナメントに、初代MuayThaiOpen女子フライ級王者・小林愛三(まなぞう)の参戦が決定したと発表した。 小林は女子キックボクシングの新星として注目を集め、戦績は13戦9勝(3KO)4分と無敗を誇る。2016年12月にプロ6戦目でMuayThaiOpenフライ級タイトルを獲得。現在は肘ありのキックボクシングイベントKNOCK OUTが主戦場。“ふくらはぎ系女子”として人気を集める。昨年7月の『ROAD TO KNOCK OUT』では、MIOのライバルとして知られるSB女子ミニマム級2位のUnion朱里と激闘を繰り広げ、引き分けに終わった。 蹴りを主体とするファイトスタイル。同トーナメントに出場するシュートボクシングのMIOは「今までに戦ったことがないタイプ。あの蹴りはやっかい」と警戒している。小林は無類のスイカ好きで、毎年祖母のスイカ農園から送られてくるスイカを食べるとパワーアップすると、夏には自信を持つ。「無敗のままRENA選手(との対戦)を実現させる」ことを現在の目標にしているだけに、参加選手にとって小林の参戦は脅威となるだろう。 そして残る1枠は、オランダの女子キックボクシング界のスーパーホープ、イシス・バービックが決定した。 バービックはイワン・ヒポリットの愛弟子で、オランダの名門ボスジムで必殺コンビネーションを叩き込まれた。19歳ながら45戦40勝4敗1分という驚異の戦績を引っさげて2014年のGirls S-cupで初来日を果たし、RENAと対戦した。現在は世界最大級のキックボクシング団体『GLORY』を主戦場に、グローリースーパーバンタム級(55.5キロ)トーナメントに出場するなど、世界のトップ選手としのぎを削っているだけに、4年前より強くなっているのは間違いない。 これで、トーナメント出場全8選手が決定した。▼『Girls S-cup 2018』世界トーナメント出場決定選手MIO(シーザージム/SB女子ミニマム級王者)MISAKI(GSB/J-GIRLSミニフライ級王者)小林愛三(NEXT LEVEL渋谷)イム・ソヒ(韓国)イリアーナ・ヴァレンティーノ(イタリア)マギー・タッカー(カナダ)ロウ・ミン(中国)イシス・バービック(オランダ) 同大会のワンマッチではRENAがMMAルールで復帰戦(対戦相手は未定)を予定している。他にも、RIZINから女子MMAファイターのKINGレイナの参戦が正式決定した。KINGレイナの参戦は、9日に開催された『DEEP JEWELS 20』新宿FACE大会に向けた調整や、同大会の結果次第で決まるとしていた。 KINGレイナは9日の試合で、韓国のチェ・ウンジを1R、チョークスリーパーで秒殺。無傷でインタビュールームに現れたレイナは「まだ打撃でKOしたことがないので今年はKOしたいと思います。ちょうどシュートボクシングの試合があるので、そこでKOを見せたい。バチバチに殴り合いたいですね。もちろん投げもやりますよ」と笑顔。初のシュートボクシングルールでの試合に強い意欲を示していた。対戦相手は近日中に発表される。 今は亡きREMIX、スマックガールを除けば、『DEEP JEWELS』や『Girls S-cup』は日本のジョシカク(女子格闘技)のパイオニア的なイベントと言ってもいいだろう。RIZINやKNOCK OUTも含め、横の連携もいまくいっているだけに、男子よりも早く最強決定戦を決めやすい環境にある。まずは世界トーナメントに強豪メンバーが集まった『Girls S-cup 2018』に注目したい。取材・文 / どら増田写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2018年06月15日 21時15分
RIZIN五味隆典 熱い戦いでの勝利を
火の玉ボーイの今年最初の試合が決まった。 7月29日にさいたまスーパーアリーナで行われる『RIZIN.11』で、五味隆典とアンディ・サワーが対戦することが発表された。多くのファンが見守る日本のリング上で、今度こそ五味は遠ざかっている白星をたぐり寄せることができるか。■かつての姿を追い求めるファンも 日本復帰戦となった昨年の大晦日、対矢地祐介戦では1R2分36秒、三角締めで敗れた。大会前の記者会見からどこか歯切れの悪さを感じさせ、握手を拒否するなど不機嫌そうだった五味。試合でも開始直後に相手の蹴りが顔面に入るなど、矢地のペースが続いた。途中、グラウンドで上になりパウンドを繰り出したシーンでは感情むき出しの「五味らしさ」が発揮されるも、的確に対応する矢地に五味は頭部と右腕を捕らえられ、タップアウトに追い込まれた。 五味は相手の顔面を目がけて一直線に上から殴りにかかりながら、三角締めにも対応。何度も回避していただけに、もう少し冷静さがあれば結果は違ったものになっていたかもしれない。 ただし、五味に冷静さは無用か。 表情を崩さずとも燃えたぎる内面が丸見えの、五味のようなキャラクターは唯一無二であることは間違いない。そして「獲物」に襲いかかり、荒々しく仕留める獣のような獰猛さにわれわれは狂喜した。日本人の「強さの象徴」と捉えていたファンも多かったかもしれない。■高い技術を持つベテラン同士、見どころは 対戦相手のサワーはシュートボクシングで圧倒的な強さを誇り、MMA転向後も高いパフォーマンスを見せている。五味自身、グラウンドでの展開について「寝技は(両者の能力は)五分かな」と警戒心を強めている。ともに経験値は豊富なだけにどのような攻防になるのかなど、さまざまな楽しみを秘めた試合とも言えるだろう。 五味はここまで、UFCでの戦いから数えて6連敗を喫している。最後の白星は3年前、KO勝ちとなると実に2012年UFCでの光岡英二戦にまでさかのぼらなければならない。五味自身も、さらには格闘技ファンも、やはり火の玉らしい「スカ勝ち」に飢えている。そして、一瞬で見ているものを熱狂に導く、あの戦いぶりにも。 若きスターに彩られ、華やかさを増してきた日本格闘技界。だが、見ている側に熱さや激しさが伝わっているだろうか。まだまだ多くの要素を求めてしまう。近い未来での引退を示唆しているものの、五味隆典のギラギラした眼差しはもう少しの間、リング上に必要な気がしてならない。(佐藤文孝)
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