レジェンドの一員として4日の東京ドーム大会に参戦し、白星スタートを切った蝶野。試合後は緊急参戦したドラディションの藤波辰爾らと今後の活動継続を表明したが、この日はあらためて「去年レジェンドが試運転する形でスタートしたけど、今年は藤波さんともやれたことで本格的に動く態勢が整った」と本格始動を予告した。
蝶野が本格始動するのはリングだけに留まらない。昨年から自主興行を手がけるなどプロモーター業にも精を出しているが、この日は今年の第一弾興行として3・21千葉ポートアリーナ大会を発表。蝶野は「去年プロモーターとして興行をやって実績をつくった。今年はバンバン興行を打っていく」と意気込む。
どうしてプロモーター業に本腰を入れるのか。「いまは多くを言えないが、オレ自身いまの会社にズレを感じてる部分がある」。どこかキナ臭い雰囲気を漂わせる蝶野は微笑を浮かべながら続ける。「今年は2つのスタイルの興行を打つ。3月のような新日本メーンのプロモート興行と、他団体とコラボする形の蝶野王国だ」
プロモーターとして今年の指針を打ち出した蝶野。その2大戦略からはどこか“黒い思惑”も見え隠れするが、果たしてレジェンドきっての策士は何を考えているのか。今年も黒いカリスマの動向から目が離せそうにない。