花田というと、”跡取り“の道を選択せず中学卒業後の15歳で米・ボストンへ留学。高校卒業後には伊・フィレンツェの専門学校で靴職人の修業を経て帰国し、都内に自身の工房を設け、完全受注で製作をしているとうたっていた。2016年から元貴乃花親方の息子としてメディアへの露出が増加すると、タレントへ転身を遂げ、2020年9月には配信楽曲「純青」(GREEN-PEACE Records)で歌手デビューも果たした。
私生活では2017年10月、陣幕親方の長女との結婚を報告。だが2018年8月、写真誌「FRIDAY」(講談社)に“不倫疑惑”を報じられ批判を集めたのだ。記事によれば、花田は某アイドル似の美女と2人で東京・六本木ヒルズでのデートを楽しんだ後、車で都内のある一軒家に向かったといい、その一部始終が激写された。
「2018年2月放送の『おしゃれイズム』(日本テレビ系)に出演した花田は、靴セミナーを聴講していた妻に『コイツ嫁かなと思った』と直感したと語っていましたが、妻を『コイツ』呼ばわりしたことでバッシングを浴びました。そして、その月には別居報道が流れるなど、離婚は秒読みといわれていました。そもそも、結婚当初から『政略結婚』のうわさがあり、花田には別に“女”がいたという話も漏れ聞こえてきました。花田は妻と暮らす家にはほとんど帰らず、別宅の存在をテレビで知った妻は相当なショックを受けたといいます」(芸能ライター)
同年10月、芸能マスコミによる囲み会見を受けた花田は自身が靴職人であるゆえタレントではないということを強調。マスコミからのプライバシーを保ち、不倫報道を疑惑に留まらせた。そして同年12月、わずか2年足らずで離婚を発表。また、同月に『ミヤネ屋』(同)に生出演した花田は改めて疑惑を否定し、相手女性を「すごく仲いい」友達と強調。はたまた、批判の的となった。
「2018年10月以降は、自身のYouTubeチャンネル『花田優一オフィシャル』を開設してYouTuberとして活動を開始したのですが、わずか2年弱で断念。さらに2019年2月、2018年9月に開いた自身の誕生パーティーでの暴行事件が警察沙汰にならないよう隠蔽(いんぺい)工作を行っていたことが報道され、またしても世間を騒がせたのです。その一方で、歌手デビューの次にはジャッキー・ウー監督の短編映画『残照のかなたに』(2021年公開)で俳優業にも挑戦し、これまで著書も2冊上梓するなどありとあらゆる方面に手を出しまくりました」(芸能関係者)
その結果2022年6月、自身のブログで靴製作の新規受注を2022年いっぱいで一度休止すると発表。休止は一時的なものであり、靴職人を辞めることは否定しつつも、さまざまなチャレンジをする期間に充て、以降の肩書きは未定であるとした。
「工房を開いた当時から納期を守れず、数十万円もの大金を前払いした客からの催促電話やメールを無視し、最終的には当時所属していた事務所が返金に応じたこともあったといいます。しまいには、『靴をつくらない靴職人』とやゆされ、親方にも勘当される始末。芸能事務所も解雇されましたが、悠々自適な生活ぶりは相変わらずですね」(芸能記者)
自称・靴職人の花田。再び職人魂に火が付いたようだが、失った信用はそう簡単には戻らないだろう。